ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

身近な独裁者

2011-07-13 19:17:53 | つぶやき
いつも帳簿や経理全般でお世話になっている○○会。

節税に関することや何かわからないことがあると時々、アドバイスを
もらいに行ったりするのだが、私が所属する地区の○○会の専務と呼ば
れる方(そこでは、一番偉い役職である)は、かなりの変わり者なので
ある。

いやいや変わりものというか、そんなものはとうに通り越して、極度の
ワンマンというか神経質というか、ひと言で形容するならば、まさに
「独裁者」そのものである。

おまけにチビでデブという容姿まで北朝鮮の「金正日」そっくりで、髪形
を七三にすればうり二つだ。

思えば、初めて○○会の事務所に1歩入ったその時から、異変を感じとっ
てはいた。事務所には3人の女性が働いているのだが、皆、極度に緊張して
いたし、掛ってくる電話は、どんな些細なことであろうと、すべてその場で
報告しなければいけない規則になっているようだった。仕事中の私語は一切
許されていないのか、事務所は静まり返っていた。もちろん、今もそうだし、
いつだってそうだ。

すごいのは、毎年、確定申告の時期である。私のような会員さんが何十人
も来るわけで、狭い事務所は大忙しである。そんな時、この独裁者の専務
の怒号があちこちで飛ぶのである。もちろんここで働く女性に対してで
ある。

ある時などは、「○○さん、あんた何やってんだ!」「ダメじゃないか
そんなことじゃ!何度言ってもわからないなら、鶏と一緒だぞ!」
これを何十人の前で、大きな声で怒鳴るのである。

最初こそ「なんて所だ!」と思ったものだが、何年も通うとすっかり慣れて
しまい、今ではこの独裁ぶりを見るのが恒例の楽しみとさえなっている。

実は昨年、この○○会にうちの奥さんの友人がアルバイトとして勤めることに
なったのである。これで、「さらなる独裁者ぶりが聞ける…」とちょっと楽し
みにしていたのだが、それが、妻の友人曰く、「あんなところにいたら、頭が
おかしくなる」と、ひと月もしないうちに辞めしまった。

しかし、それとなく、聞くと、やはり相当の独裁者ぶりだった。

毎朝、事務所の駐車場に専務の車が着くと事務所の電話が鳴るそうである。
すると、一人の女性がこの専務の小さなカバンを持つためだけにダッシュで
駐車場に下りて行くのだそうだ。

つまりカバン持ちである。

今時、そんな社長がいるだろうか?

また、先日、用があって○○会に行った時のこと。私と対面で話をしながら、
次々と従業員の女性らに指示を出しているのである。それはまるで、4人くら
いと同時に話をしているような感じなのだ。耳が相当、いいのかもしれない。
いや、頭もいいのは確かだ。そう言えば目も鋭いな。もしかするとマルサ上が
りかもしれない。いや、以前、税務署の所長だったと聞いたような気もする。

そいえば確か、聖徳太子は7人の人と同時に会話が出来たと言い伝えられている。

こいつは、その子孫か…?

まぁ、どうでもいい話である。

ちなみに、この独裁者、60に近い歳だが、未だ独身だそうだ。

当然か!

再び、どうでもいい話であった。

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