ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

理解と誤解

2011-07-22 16:28:03 | 時事(国内)
あの市橋被告に判決が下った。

「無期懲役」である。

なんでも日本には殺人でも複数人殺害しないと死刑には
なりにくい「永山基準」なる最高裁判決があるのだ。

そして、これ以後の殺人事件では、この判例が殺人事件に
おける刑罰の一定の基準となっているということである。

戦後、この永山基準以下で死刑判決が出たのは、あの
山口の「光市母子殺人事件」だけだそうだ。

しかし、この事件。たぶん裁判としては、これで終わりだ
と思われる。検察は、求刑通りだから控訴できないし、市川
本人は、これは想像だが「とくかく、殺されなければいい…」
程度に思っているはずなので、おそらくこれも控訴しない可能
性が高い。

すると、刑は確定し裁判は終わりである。

そして、なにはどうあれ、犯人である市橋は生きながらえる
のだ。無期懲役で確定したとして、犯人である市橋は現在32だ。
近年、仮釈放については、うるさいそうだから、模範囚だとし
ても60くらいまでは出てこれないそうだ。

まぁ、被害者家族にとっては、それでも「早すぎる」のだろう
けど…。

裁判を傍聴したわけではないし、当の市橋自身を知るわけで
もないが、どうも、この人の反省は薄っぺらく思えてならない。
言葉や態度も、あらかじめ用意された感じがするし、結局は、
保身に徹しているようにしか見えない。

どうしてなのかわからないが…。

もしかすると、誤解されやすいタイプなのかもしれない。

他人を理解するって、難しいな。



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