「やっぱり…」「いつかは、起こる気がしていた」
「ほら、見たことか…」
中国の高速鉄道で事故の率直な感想である。
正確には、先日開業したいわゆる中国版・新幹線とは異なる
タイプらしいが、それにしても高速鉄道の追突事故というの
は、日本や欧米では考えられないものだそうだ。
しかし、一般的に考えられないことでも、中国では充分、考
えられるのが、中国ならではとも言える。
先日は、中国で寝台バスが燃えている。
こちらは35人乗りに47人が乗っており、41人が亡くなったそうだ。
通常なら、「12人も多く乗せるなんて…」と思いがちだが、中国
や途上国ではこの程度の定員オーバーなら、日常だし普通だろう。
おかしいのは、なぜ、勢い良く車両が燃えてこれほど多数の人
が亡くなったのかということである。何か危険物でも搭載して
いた可能性が高い。
今回の鉄道事故でも、車両やシステムの不具合だけでなく、それ
を管理する人偽的なところに根本的な問題があるような気がして
いる。
今回事故を起した、時速200キロ台タイプの「和諧号」。
今年2月に広州東駅から深圳まで乗ったのと同じタイプの
ものだった。この区間でも高速鉄道用に路線を敷き、従来の
緑色車両の列車とは別に走らせていた。
車両は日本のものと遜色なかったし、時刻も正確だったが、
中国ではプラットホームで列車を待つことが出来ない。
改札が開くまで待合室で待ち、開くと皆が一斉に列車へと
なだれ込むのだ。その時も「和諧号」は全車指定席なのに、
これまでの習性なのか、皆が我先にと押し合いへし合いを繰
り広げた。特に春節だったこともあり帰省客が多く、階段
では「このまま押されたら…」と恐怖感すら感じた。
様々なところでハードな部分の近代化は進められているが、
ソフトなところでダメなところが多すぎるのが今の中国である。
タンやツバを吐くといった日常のモラルは、昔と比べると格段
に向上したようだが、他人を痛みがわかるとか、他人を思いや
るなどの道徳的観点からの意識改革にも、共産党的強制指導で
もう少し、力を入れていただきたいものである。
「ほら、見たことか…」
中国の高速鉄道で事故の率直な感想である。
正確には、先日開業したいわゆる中国版・新幹線とは異なる
タイプらしいが、それにしても高速鉄道の追突事故というの
は、日本や欧米では考えられないものだそうだ。
しかし、一般的に考えられないことでも、中国では充分、考
えられるのが、中国ならではとも言える。
先日は、中国で寝台バスが燃えている。
こちらは35人乗りに47人が乗っており、41人が亡くなったそうだ。
通常なら、「12人も多く乗せるなんて…」と思いがちだが、中国
や途上国ではこの程度の定員オーバーなら、日常だし普通だろう。
おかしいのは、なぜ、勢い良く車両が燃えてこれほど多数の人
が亡くなったのかということである。何か危険物でも搭載して
いた可能性が高い。
今回の鉄道事故でも、車両やシステムの不具合だけでなく、それ
を管理する人偽的なところに根本的な問題があるような気がして
いる。
今回事故を起した、時速200キロ台タイプの「和諧号」。
今年2月に広州東駅から深圳まで乗ったのと同じタイプの
ものだった。この区間でも高速鉄道用に路線を敷き、従来の
緑色車両の列車とは別に走らせていた。
車両は日本のものと遜色なかったし、時刻も正確だったが、
中国ではプラットホームで列車を待つことが出来ない。
改札が開くまで待合室で待ち、開くと皆が一斉に列車へと
なだれ込むのだ。その時も「和諧号」は全車指定席なのに、
これまでの習性なのか、皆が我先にと押し合いへし合いを繰
り広げた。特に春節だったこともあり帰省客が多く、階段
では「このまま押されたら…」と恐怖感すら感じた。
様々なところでハードな部分の近代化は進められているが、
ソフトなところでダメなところが多すぎるのが今の中国である。
タンやツバを吐くといった日常のモラルは、昔と比べると格段
に向上したようだが、他人を痛みがわかるとか、他人を思いや
るなどの道徳的観点からの意識改革にも、共産党的強制指導で
もう少し、力を入れていただきたいものである。