タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

ベトナムの旅から~その16

2010年01月21日 | 旅行のことなど
夜汽車に乗ってラオカイへ

 雑用にまぎれてベトナムの話が進んでいません。頑張って更新しないと、、、、、、。

 ベトナム旅行第7日目。2009年10月1日。ハノイの観光を終えて私たちはサパに行くためにハノイ駅に行きました。



 GA HA NOI。ガハNo.1ではありませんよ。GAはベトナム語で「駅」の意味なのです。「ガ・ハノイ」とは「ハノイ駅」、現地時間の20時30分頃です。列車の出発までには1時間以上ありますが、色々あって飛行機並みに(?)早い時間に駅に行きます。



 日本的な考えでは上の写真のビルの中に改札口があり、そこを出るとプラットホームがあって、案内板が色々あって自分の乗りたい列車のところに行くことが出来ますが、、、、、、

 上の駅ビルの右側にほとんど90度の角度で建っている建物が改札口でした。このようなことになるとベトナム語の読めないタカ長たちはお手上げです。すべては神の思し召し、、、、いや、いやガイドのマーさんにおんぶに抱っこです。



 改札口を出ても日本のようなプラットホームはありません。貨物列車みたいなものの横を通って、街中の操車場のようなところに行きます。そこに何本もの列車が止まっていました。そのうちのどれかが私たちの乗る列車のようです。



 タカ長はこのような雰囲気が好きなのです。ヨーロッパの映画のシーンをみるような雰囲気もあります。ここはゆっくりと写真を撮りたいのですが、マーさんから遅れたらどの列車に乗るのかわからなくなるのでそれもできません。

 このあたりの雰囲気は絵になるとは思われませんか?



 急ぎ足で行くと先を歩いていた仲間が列車に乗っていました。これが私たちの車両のようです。

 ステップに足をかけて登るような感じで列車に乗り込みます。乗った反対側が狭い通路になっている個室寝台車です。通路は狭くて気分的には小さくなって移動する必要があります。

 

 個室、と言っても三段ベットが左右にある、一部屋6名の個室です。私たち6名が一部屋で、マーさんは隣の部屋でした。ベットの間隔も狭くてゆっくり座ることも出来ません。旅行カバン6個を収納するのも大変でした。ここは若いマーさんが大活躍で、ほとんど彼に収納してもらいました。

 隣の部屋のマーさんが用事があって部屋を空けるので荷物の番を頼まれました。彼の部屋に座っていると一人の男の人が入って来ました。話しかけるとハノイの人でした。仕事関係でラオカイに行くようでした。

 彼と日本の広島から鳥を見るために来ていること、バクマ国立公園に行ったが台風が接近してきたので予定をキャンセルしてハノイへ帰ったこと、フエでは死者が23名いたことなどを話しました。
 彼によると最新情報では死者が44名になると言っていました。短い時間の話でしたが、彼の話す英語はマーさんの英語よりはるかに聞きやすくて、顔を突き合わせるような狭い部屋に向かい合っていても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

 自分たちの部屋に帰ってしばらくしていると列車は何の前触れもなく動き始めました。日本のようにくどくどしたアナウンスはありません。

 とにかく私たちはハノイを離れ、私たちの旅の一番の目的地であるサパの入り口の町、ラオカイに向けて出発しました。


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