武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

安倍の孤独

2007年08月01日 | 人生の意味
「最高殊勲は赤城だ。最後までたたった。
年金問題では、国民に領収書を出せと言いながら、大臣の赤城は領収書を出さないという、そして保険庁は、年金を支給するかどうかを、人柄で判断するという、その威丈高な態度が国民の怒りを買った。それに長崎では久間の原爆発言、また強行採決の連発はインテリに嫌われた。年配の人たちは住民税の大幅アップ、健康保険と介護保険料の負担増がこたえた。そして若者はフリーター不安・格差問題、年金保険料アップに敏感だった」
「そうだよね、美しい国作りのイメージが出てこない。気がついたら、周りは増税ばかりだった」
「憲法改正はいいけれど、それだけじゃ国民にアピールしない」
「綿貫民輔が怒っていたけど、我々は憲法改正に賛成だが、議論もろくにさせずに強行採決とはけしからん」
「やはり、自民の長年に渡る驕りだな、庶民感覚と全くかけはなれている。それに、官僚腐敗が進行していることに国民は気がつき始めた、自民の裏の鏡だ」
「そして、これからの政局は?」
「正直、あの涙顔で、安倍さん、やっていけるのか疑問だ」
「谷垣を中心に反主流派が結集する場面があるかもしれない」
「平沼が健在だったらと思うが、傘張り浪人の苦労がたたって、破れ傘になってしまった」
「小泉さんは?」
「飯島さんとは飯を食べるが、彼によると読書三昧らしいな。絶壁の上から鷹の目で、永田町を俯瞰しているということか」
「いずれにせよ、安倍さんの前途は茨の道だ、挙党一致は、白昼夢になりかねない」
「乱世の小沢だから、はまった時は鬼のごとしだ」
「小沢といえば、体は大丈夫なの?」
「漏れてくる話では、笑いが止まらなかったから姿を見せなかった、というのが真相だと言うんだが」(笑)
「安倍さんは、このままでは空中分解だ、なにか新たに問題が起きたら、誰も支えないだろう。後は自噴のみだ」
「今日も、柳沢と赤城が記者会見をやっていたが、言葉は丁寧だが、心に響いて来ないね。どちらも官僚出身だが」
「確かに、アレは致命的だ。このままでは、益々、安倍内閣の支持率は下がる一方だ」
「これだけの惨敗を喫したリーダーを信頼して、皆がついて行くかどうか疑問だが、何しろ負け方が悪い。太平洋戦争の時に、フィリッピン戦線では、前線部隊は米軍に包囲され、地獄の戦いの中で殆ど全滅したが、マニラにいた司令本部の高級参謀たちは、真っ先に飛行機で台湾に逃亡した。それを思いだす」
「指揮官先頭ではなくて、死屍累々の中で、安倍さんだけが逃亡か」
「何かハプニングが起きそうな気がするが」
「まさか、変なことじゃないでしょうね」
「それは無いと思うが、そこまで感じさせるというのは、末期的だ」
権力の甘い蜜をめぐって、夏の陣は小沢軍の一方的な勝利に帰し、次は冬の陣になると歴史は教えるのだが。
(ムラマサ、怪しい光を放ち始めた)
コメント
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