新宿酒場 ロン 8・3
島、絵美、銀さんがいる。
「安倍さん、もつだろうか」
「いや、だめだね」
「あの涙顔で、怖い顔をして政策を語っても説得力がない、党内外の冷たい視線に耐えて総理が務まるほど甘くはない」
「信なくば立たず、と言うが、信頼なくして政治は前に進まない」
「参議院では、民主は今のところは処女のごとくだが、対決法案になれば、鬼の如しだ。問責決議案を出して安倍内閣崩壊だ」
「だから、安倍自民は総辞職して、新しい人を総理にすれば、それは国会の議決をへるわけだから、総理の正統性が保証される。そうなれば、民主も当分は大人しくなる」
「民主にとっては、安倍さんが辞めないほうがいい、さらに攻勢をかけることができる」
「組みしやすしカ」
「今になって自民は領収書を1円から出すとか出さないとか言い始めて、しかも党内は理由にならない理由で反対論が強いが、世間では領収書のないカネの支出はありえない。自民は江戸御代の感覚だから、益々、国民から見放される」
「また年金を役人の商売に使っていいと言う、年金流用法案はとんでもないことだ。また役人のグリーンピアが作られてしまう。役人商法は絶対にうまくいかない。ここは民主にがんばってもらって、我々の年金を守ってもらわなければならない」
「それに保険庁職員が保険料を着服していて、分かっただけで、1億3千万もある」
「それは氷山の一角だな」
「公金横領の泥棒だ。全員逮捕して弁償してもらう」
「先の総選挙で、自民は300議席に膨らんだが、水で薄めたワインみたいなもので、飲めたものじゃない」
「あの大勝利で自民は勘違いして、驕ってしまった」
「何か、今の自民を見ていると鈍感だなという感じがする。長く続いた平家に似ている。平家にあらずんば人にあらずの驕りだ」
今回の自民の大敗北は国民の選択が正しかったことが、少しずつ証明されていくだろう。腐敗した官僚に使われるだけの自民は己の利権政治に奔走し、それをよしとする安倍自民は坂を転げ落ちるように没落していくだろう。
平家のあとは源氏が台頭し、源氏が駄目になれば、新しい時代にふさわしい新しい政治勢力が出現してくることは、歴史が証明している。
だから我々は何も心配しない。
そして、人はカネと権力だけのために生きているのではない。
(ムラマサ、鋭く一閃)
島、絵美、銀さんがいる。
「安倍さん、もつだろうか」
「いや、だめだね」
「あの涙顔で、怖い顔をして政策を語っても説得力がない、党内外の冷たい視線に耐えて総理が務まるほど甘くはない」
「信なくば立たず、と言うが、信頼なくして政治は前に進まない」
「参議院では、民主は今のところは処女のごとくだが、対決法案になれば、鬼の如しだ。問責決議案を出して安倍内閣崩壊だ」
「だから、安倍自民は総辞職して、新しい人を総理にすれば、それは国会の議決をへるわけだから、総理の正統性が保証される。そうなれば、民主も当分は大人しくなる」
「民主にとっては、安倍さんが辞めないほうがいい、さらに攻勢をかけることができる」
「組みしやすしカ」
「今になって自民は領収書を1円から出すとか出さないとか言い始めて、しかも党内は理由にならない理由で反対論が強いが、世間では領収書のないカネの支出はありえない。自民は江戸御代の感覚だから、益々、国民から見放される」
「また年金を役人の商売に使っていいと言う、年金流用法案はとんでもないことだ。また役人のグリーンピアが作られてしまう。役人商法は絶対にうまくいかない。ここは民主にがんばってもらって、我々の年金を守ってもらわなければならない」
「それに保険庁職員が保険料を着服していて、分かっただけで、1億3千万もある」
「それは氷山の一角だな」
「公金横領の泥棒だ。全員逮捕して弁償してもらう」
「先の総選挙で、自民は300議席に膨らんだが、水で薄めたワインみたいなもので、飲めたものじゃない」
「あの大勝利で自民は勘違いして、驕ってしまった」
「何か、今の自民を見ていると鈍感だなという感じがする。長く続いた平家に似ている。平家にあらずんば人にあらずの驕りだ」
今回の自民の大敗北は国民の選択が正しかったことが、少しずつ証明されていくだろう。腐敗した官僚に使われるだけの自民は己の利権政治に奔走し、それをよしとする安倍自民は坂を転げ落ちるように没落していくだろう。
平家のあとは源氏が台頭し、源氏が駄目になれば、新しい時代にふさわしい新しい政治勢力が出現してくることは、歴史が証明している。
だから我々は何も心配しない。
そして、人はカネと権力だけのために生きているのではない。
(ムラマサ、鋭く一閃)