武田じゅうめい 愛と誠と正義

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人には日の丸が足りない

中原に征旗満ちる朝。

2009年08月24日 | 人生の意味

昨日の田原のサンプロ。
非常に面白かった。日本の政界トップ6人衆が揃った。但し、粒が小さい。それだけ日本の政治は貧困になってしまった。さて本ページの主張は、自民党に歴史的惨敗を舐めさせると昨年から言い続けてきた。そしてその流れは、はっきりとした形になり、どの新聞も民主党は300議席を超える、毎日新聞に至っては320に迫る勢いだと予測した。それに反比例して自民党は140を割り、場合によっては100を切るとまで予測を立てた新聞もある。ある意味、政治謀略の線も浮上するほどの議席予測だが、それを知った民主党の選対はイケイケドンドンだと聞こえてくる。戦いは油断した方が負ける。一歩の躓きは逆襲のどんでん返しを呼ぶ。さて昨日の田原のサンプロを見て、客観的に各大将の分析をして見る。
★麻生太郎。政局より政策を優先させ、解散をここまで延ばした。結果、GDPの伸びがプラスに転じた。私の政策が正しかった。引き続き政権を任せてもらいたいと述べた。解散から投票日まで法律で許された限度40日を使い、解散予約を入れると45日を越えた政治空白。その政治空白を作ったのは誰なのか麻生に聞いてみたい。また2009年度第一四半期のGDP成長率がプラスに転じたことを強調したが、それはプラス0.9%にしか過ぎない。前年同期比で見ればマイナス6.4%にもなる。対してドイツ、フランスは緊縮予算を組んで、プラス1.0%の成長を示した。しかも日本は、過去4回連続四半期はマイナスであり、卑近の過去2回はマイナス3.5%とマイナス3.1%なのだ。年率にすると軽く10%を超えるという破局的情勢だということを我々は認識する必要がある。最新の四半期が+0.9%になったからと言って、麻生は鬼の首でもとったかのように言うが、実際の雇用は激減しており、企業の苦境と倒産は終息していない。それが数字に端的に表れている。(トヨタのプリウス効果は喜ばしいが、一部の一部だ)。赤字国債44兆円、埋蔵金12兆円を市場にばらまけば、指標はプラスになる。ならない方が不思議だ。対してドイツ、フランスは、財政出動は借金を作るだけとして、緊縮予算で乗り越えようとした。それでもGDP成長プラス1.0%に転じた。こういう独、仏の政策を10年先を見据えた国家経営という。一方、最近の日本の一部メディアを見ると、赤字国債は国内調達だから、悪いことではないとする論調がある。これは財務省とその息のかかった御用学者が言うザレ言で、88兆円の本予算を組んでも、元利払いに20兆円以上が消えていく。これを問題無しとするなら、日本は国家破綻に突き進んでいく。つまり、高利貸しの財布を儲けさせる為に、我々がせっせと働いた税金を吸い取られるようなものだ。日本は赤字国債とその他の借金を加えると860兆円の大借金を抱え、国家の負債は世界第1位という不名誉な烙印を押されている。大体が今年度の本予算と補正は、公共事業で食っている麻生企業を救済する為の、麻生の私利私欲の借金予算だと指摘しておこう。
次に、米国との核密約について麻生は、密約はないと木で鼻をくくった。本ページは、日本が核武装することに賛成しないが、事実上、日本が米軍の核の傘に守られていることを是認する。北朝鮮と中国などは虎視眈々と日本への軍事侵攻を国家戦略として不断に研究していることを我々は知っている。だから日本もやるぞという考えには与しないが、日本防衛の為に、米国との紐帯を強め、日米軍事同盟を維持しなければならない。それを踏まえ、米国が密約の存在を公式に認め、日本の外務事務次官経験者も、その存在を証言している現実がありながら、しかし麻生太郎は「密約はない」と突っぱねる。そういう態度は、国益の為ではなく、保身の為としか見えない。そういう陰気な暗さが、今の自民党が駄目な理由の一つだ。密約があったからといって、40年前の外交機密の責任を取れとは言わない。今や、30年経てば外交機密も公開されることが、先進国と文明国の条件なのだ。
★鳩山由紀夫。一言で表現すれば甘い。頭も良いし、弁もそこそこ、感じも悪くはない。過去に党首、幹事長を経験し、62歳とキャリアも充分ながら、何かが足りない。麻生と同じ、まばゆいばかりの華麗なる一族の生まれの所以なのか。床の間を背にして、二の膳付きの飯の食い方はうまいが、魚は切り身で海を泳いでいると思っている節がある。
★公明党のナントカという親玉。教科書を読んでいるかのような言い方。その分ミスはないが、何の為に政治をやっているのだろうと思わせる御仁。
★共産党。正論を吐くが、心に響かない。党のエリート幹部が、大衆を指導する金太郎飴。飴なら甘いが、共産党は何味なのか。 さて、共産党エリートの話し方は、カリスマ委員長であった不破の話し方に似ている。共産党の強みでもあり、弱点でもある。
昨日、田原は共産党に鋭い突っ込みをした。年金問題で、共済年金、厚生年金、国民年金の一元化について、四位は目を泳がせた。共済年金の金額を田原に聞かれて、金額を言わずにかわしたのを受け、田原はニヤリと話題を変えた。
つまり共産党を支持しているエリート党員は、公務員なのだ。共産党だけが政党助成金を受け取らない代わりに、資金源は国家と地方公務員であり、そのコアを形成するのは、日教組なのだ。
★社民党の世間知らずのオバサン。政治音痴は間違いないが、彼らは社会主義者なのか、それとも中国万歳政党なのか。憲法9条をイワシの頭にして、ゴケンゴケンと叫んで喜ぶのは、日本周辺の中国、北朝鮮、ロシアの「ならす者国」と「土民国」の韓国だ。 日本は憲法を改正し、日陰の身の自衛隊を合憲化する。それが日本の正しい選択だ。
(ムラマサ、鋭く斬る)

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