★長嶋茂雄と松井秀喜。
テレビも新聞も国民栄誉賞の二人をベタ褒めだが、個人的には喜びというより、哀しみを覚えた。
4番サード長嶋、栄光の背番号3、躍動感あふれるプレイでホットコーナーを守る熱い男だった。それが昨日の東京ドーム、脳梗塞の後遺症で右腕は死んで、松井の球を左腕一本で打とうとしたが、バットは虚しく空を切った。
さらに驚いたことに、記者会見で長嶋は言語障害を患っていたのだ、それを押して喋っていた長嶋さんの姿は余りにも痛々しかった。
そういう姿を見たくなかった。野球のヒーローは死なず、我々の夢の中で生き続けて欲しかった。
かつて、後楽園の大観衆が見守る中、呼び出しのウグイス嬢がアナウンスする、バッター、4番サード長嶋、後楽園球場の、あの熱狂の大歓声が今も耳に甦る青春の一ページ。
松井? ワールド・ベースボール大会の出場を二度も拒否、今まで一度も出たことがなかったヤンキース時代の松井、同じヤンキースのジーターは米国代表として出場していたが、松井は冷たく拒否、こんな奴に国民栄誉賞とは呆れる。
(じゅうめい、鋭く斬る)