★小方保晴子
殺人事件や猟奇事件でもないのに、晴子嬢事件がこれだけ世間を騒がせるのは、単に科学の捏造とか改ざんという範を超えた、秘密の部屋に隠された毒々しいミステリーと猟奇性を我々は感じ取っているからではないのか。
晴子嬢の育った家庭環境、彼女の学歴、キャリアを見ると、若いながら上辺は見事に華麗なる遍歴だが、その実、それは表面だけの虚飾であり、その上っ面を指でこすっただけで、その隠された裏面には、オドロオドロしい冷酷と悪意の澱が沈殿しているのではないのか。
一見、純真そうな赤いホッペをした村の娘風の科学者が涙をこぼしながら「スタップ細胞はありま~す」と、4月9日に大々的な記者会見を開いた訳だが、心労で入院したという割には、肌つやの良い顔であったし、目の輝きも声の通りも悪くなかった。
ただ、懸命な釈明は情緒的な説明の域を出なかったし、科学的に納得できる説明は全く無かった。
逆に、その後に明らかになったこととして、DNA電気泳動改ざんに対する注意はネイチャー誌掲載の前にサイエンス誌から既に指摘されていた訳だし、あの恥ずかしい実験ノートを公開した意味とは、理研に対する自爆テロであったのか、そうでなければ晴子嬢の脳内は、まるでケシの花畑なのかと想像してみる。
★ベトナムと中国。
かつて、ベトナムという国は、世界最強の軍隊・米軍との長年に渡る血みどろの戦争に勝った訳だし、中国といえども、ベトナム人の土性骨の強靭さには内心、恐怖を覚えているだろう。
昨日、早く銃撃戦をやらんかい、と囃したが、ヘタに火蓋を切れば、中国の独裁政権の屋台骨が揺らぐ恐れもある。
本来ならここで日本は、尖閣周辺の海上警備を強化し、中国海警の領海侵入に断固、対応すべきだが、しかし、安倍さん甘いボンボンだから、それはないな。
(じゅうめい)