光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

 ホンダのN-VANのはなし

2018-10-10 05:36:06 | その他
今回は久しぶりにクルマのはなしから
 先日、S660の定期点検でディーラーに赴いた折たまたま発表直後のNーVANを見る機会を得ました。


 NーBOXのヒット以来NーONE、NーWGNと続いているHONDAのNシリーズですが今回のNーVANはその中でも飛び抜けて面白いコンセプトのクルマと思っていました。
 実車に触れて見てその印象がどれくらい違っているかチェックして見たかったという訳です。

 ディーラー前の展示車と試乗車はいずれも全てのシートを畳んだ状態。
 NーVANは助手席側のセンターピラーを廃し、前席ドアと後部スライドドアを全開放するとものすごい開口部が作れる様になっています。
ですが、これ自体は古くは日産の初代プレーリー、現行車でも軽ではダイハツのタント、普通車でもトヨタの2代目ラウムやアイシスなどですでに実現している機能です。

 ただ先行車の場合、その何れもが「何の為にピラーを外したのか」がよくわからないものばかりでした。確かに後席足元にベビーカーを積むとかの用途でならそれなりに意味もありそうですが「通常のドアよりも少し開口部が広くなった」程度の効果しか認識できなかったのも確かです。


 ところがNーVANの場合はこれに加えて「助手席自体を床と同レベルまで畳める」という機能を追加して「運転席以外が全て荷台として使える」様になっています。
 その結果、やろうと思えば「運転席真横にバイクが縦に載る」上に「助手席側の真横から積める」という見た目に非常にわかりやすい訴求性を持っています。
 4ナンバーの商用車ですからこれは大きな特徴であると同時にHONDAらしさ(変態さ?w)をも感じさせます。


 事実カタログスペックではうちのクラブの運転会に使うモジュールの岡持ち(900×600×700)が二つ載る上に助手席側にパワーパックやら接続レールを入れた段ボール箱が二つ三つ積めると言うことになります。しかも設営時や撤収時には後ろだけでなくずば抜けた広さの開口部を生かして横からも楽に積み下ろしができますから軽自動車としてはかなり使えるのは間違いありません。
しかも助手席側を畳んだ時の床の奥行きは2500ミリ超!
 車中泊では「寝ながら伸びができる」位のスペースになります。しかもフラットシートと違って家のマットレスがそのまま敷ける!
 何なら助手席側開口部を「縁側」に使ってティーパーティまでできてしまう機動性を持ちます。
 さらにオプションのパーセルボードを併用すれば「寝台の下にさらに同じ面積の収納スペースが作れる」のが心憎い。

 いや、それどころかオプションで外部電源コネクタをリアバンパーに装備出来たりフローリング風のラゲッジマットまで用意されていますからNゲージか16番小型車両なら「お座敷運転が車内でできる」なんて変態的な使い方も可能(笑)と思われます。
 
 これよりでかいモビリオやフリードのスパイクですらここまでの使い方はできません。その意味では久し振りにHONDAらしい面白さのあるクルマと思います。


 それでいて実はクルマとしての変態度も負けていないのがこのNーVANです。
 インパネシフトでCVTのほかにマニュアルミッションまで設定されているのはスズキエブリィなんかと同じなのですが、何とそれに6速MTを設定していやがります。
 そのくせ燃費はCVTよりリッター辺り5キロ以上悪いリッター18.6キロ、何の為にMTを設定しているのか分からないところが如何にもHONDAですw
 (多分高速燃費はいいとは思いますが)


 また、クルマ自体が商用と割り切っているので「リアシートばかりか助手席がほとんど補助席レベルのクオリティ」なのもいい覚悟ですw
 インパネ周りではシフトレバーがインパネに貼りついた柱の上にちょこんと載っている異様さが目を惹きます。ステアリングホイールが無ければ路面電車のそれと勘違いしそうで妙な所で電車じみています。

 クルマの本質のひとつに「持ち歩けるプライベートな空間」というのがありますが、使い方を持った人が乗ればかなり面白い事ができるクルマではないかというのが実車を見ての感想でした。その意味ではS660の次くらいにパーソナル性がある車という印象です。
 まあ、誰にでもお勧めできるクルマという訳にはいきませんが・・・

テツドウモケイとクルマ趣味に思うこと2018 その2

2018-10-09 05:30:00 | 思いつくままに・考察
今回の話は全くの私見です。

なので少々未消化の部分もありますがその点はご勘弁をば。



 私がS660に乗っているのは「運転を楽しむため」と言う当たり前すぎるほど当たり前の理由からですが、同じ運転するのでも鉄道模型のそれとは異なり「ダイレクトに自分が操る楽しさを追求し」それとともに「持ち主からの与えた燃料をもらって、代わりにその持ち主を軽々と運んでくれる」という機械と人間との分かりやすいインターフェース性を感じさせるところに魅力を感じました。
 ですから本来なら操作系はできる限りアナログであって欲しい。S660は6速MTとミッドシップという所に最低限のアナログ感は残していますが・・・

 それゆえに「運転することそれ自体」に関してはパワーパックのつまみを回すだけのテツドウモケイよりはるかに楽しいのも事実です(尤も、最近は運転台そっくりのインタフェースのパワーパックもありますが、対象を間接的に操作するという点では同質とは言えます)
 第一鉄道模型にはステアリングも横Gもありませんし、一部ラージスケールを除いて自分が乗って運転することすらできませんw

 余談ですが、同じ軽自動車規格でありながら、現代で許され得るアナログな部分をを市販車としては限界まで切り詰めて見せたケイターハムのスーパー7なんかも運転してみたいと思わせる点で魅力的に見えてきたりするわけです。



 こうした部分は同じ手を使う事でもかなり密室感の高い鉄道模型(特に工作)、同じアウトドアでも対象物(被写体)への偏愛が前面に出てしまいがちになり、時に周囲(環境)との関係性が薄くなる事がある写真撮影と比べても根本的に異質な楽しみであると言えます。
 なによりオープンカーの場合「並走する列車が実にパノラミックに見える、感じられる」という予想外の魅力も見つけましたし。



 一方でモデルの工作で机に向かって集中し続ける行為は、車のそれとは対極にありながら魅力と言う点で決して劣らない事も知っています(うまい下手は別として・・・ですが)クルマの運転を動中静に例えるなら鉄道模型の工作は静中動であるともいえます。


 クルマ趣味で「自分なりの風景の創成」とか「ウェザリングの楽しみ」なんてのは今ひとつ理解してもらいにくいですから、両方の魅力を知っているという事はそれだけで楽しさが倍増するのは間違いありません。

 そして、それぞれが異質であるがゆえに両方を見ていて初めてわかるものがあるという事、これもS660に乗って気づかされたことです。
 オープンタイプのスポーツカーに乗るという事はある意味アウトドア的ではありますし。他の車よりも体感される感覚の情報量、質が異なる分捉えられる事も多い気がします。
 (そりゃあ、車道の真上に掛かるガーダー橋の構造なんてオープンカー以外ではまず見ないですしw)
 殊にレイアウトの製作なんかは車両や鉄道だけ知っていても作り得ない世界なのでそれ以外のジャンルの引き出しがどれだけあるかがかなり影響すると思います。クルマ趣味がその一部として有用に作用するであろう事は十分考えられると思います。

 逆もまた真なりと言う面で言うならカーマニアにない鉄道模型ファンならではの視点が役に立つことだってあると思います。ミニバンなんかの場合、車内のインテリアの配置や機能、積載性を測る上で鉄道車両のそれが参考になる事もあったりしますし、カーマニアには未知のメカニズムだったEVやハイブリッド車の回生ブレーキを生かすための力行、惰行を使い分けた運転要領とかワンペダル操作などは電車の世界から見れば割合昔から知られていた事ですし。

 それゆえに鉄道模型とスポーツカー(あるいはクルマ趣味)と言うのは趣味としては案外両立しやすい物ではないかと最近は思ったりします。
 そもそも趣味として全く同質であったなら、間違いなく「どちらかをやめている筈ですし」

TOMIXマルチ複線トラス架線柱をいじくる

2018-10-07 05:26:38 | アクセサリー
ようやく気候も涼しくなり、お彼岸も過ぎた事で今年の暑さも一段落したと思われます。
これで暑さのために中断してきたモジュールの改修作業にもようやく取り掛かれるという事で。

今年、グランシップと国分寺の二度の運転会に出品したモジュールですが、元々が余裕のないスケジュールで急遽でっち上げた感が強い上に今年の後半からはその半分を改修しなければならない事情があります。
具体的な改修については次の機会に触れる事にして、今回はアクセサリ類から。

今回のモジュールで一番欠けていたものの一つに架線柱があります。
他のモジュールですと最初の作業段階で架線柱を組み込む架台くらいは準備していたものですが、今回はそこまで気を回す余裕がなかったので「どこから見ても電車が似合う」風景でありながら架線柱がないと言うまぬけな状態だったわけです。

そこで改修の第一弾として架線柱の追加を行いました。
このモジュールの規格はユニトラックでこれまで架線柱もそれに準拠したものを使ってきたのですが、今回は変化を付けたかったのと「たまたま手元にあったから」といういい加減極まる理由で手持ちのTOMIXマルチ複線トラス架線柱を使いました。

尤もこれにはもう一つ目論見はありました。この架線柱は中間部のトラスのパーツの差し替えにより幅をある程度まで広げる事が可能なのでユニトラックの3重複線にどうにか適合できるのではないかと思ったからです。
ところがいざ実際にやってみたところ、モジュールの奥に固定されてしまっている対向式ホームがもろに干渉してしまうため、そのままでは使えないことが判明。

そこで急遽、2連複線と単線用トラスを組み合わせる事にしました。
元々のパーツが左右分割式、中間のトラスの調整可能という構造に加え、ファイントラックの複線間隔がユニトラックより4ミリ広い事、モジュールの複線と第3線の間が幾分広く開いている事から寸法的には組み込みは可能です。
この構造の場合実際の架線柱ですと一本の支柱の左右にトラスを渡す構造が普通ですが、モジュール組み立ての折に架台から架線柱を抜き差しする構造なので支持点が一つでも多い方が良いのではと思い二本の架線柱を並列に接着する構造を選びました。

このアイテムはひとつのランナーにトラスタイプとコンクリートタイプの二種類の支柱が選べるようになっています。
複線部はトラス、単線部はコンクリートを選び見た目の変化を付けます。

カッターと瞬着でモジュールの長さ分には十分な4本の3線架線柱ができました。
後はモジュールのバラストの一部を削り架台パーツを埋め込みます。

やってみるとやはり線路廻りの雰囲気が変わりますが、見るからにプラスチッキーな質感だけは気になります。
架線柱自体は取り外し可能な構造なので折を見て塗装とウェザリングをするつもりです。

テツドウモケイとクルマ趣味に思うこと2018

2018-10-06 05:23:19 | 思いつくままに・考察
 今から3年くらい前に「鉄道模型の趣味」と「カーライフ」について私なりの考察を書き流したことがあります。
 あの当時、私が乗っていたのが「国産車で一番目立たない5ナンバーのセダン」だったという事もあり、割と総花的な内容になってしまっていたのですが、あれから3年経って環境的にも思考的にも幾分変わったところもあると感じます。

一番の変化は私自身がS660に乗る様になったという点でしょうか(大汗)

 そんな折サブのブログのコメントで「鉄道のマニアさんにはバスは大好きでもスポーツカーは軽薄で大嫌いという向きが多い傾向があり~」と言う内容の表現を頂いた事に刺激される所もあって久しぶりに「テツドウモケイとクルマ」の話を追加してみようと思い立ちました。

 上の写真は先日行きつけの鉄道模型ショップの駐車場に居たクルマの並びです。
 これだけでもちょっと前なら考えられなかった組み合わせなのですが、こういう並びは最近では決して特殊な例ではなく車種をとっかえひっかえしつつ大なり小なりこれに近い並びを見る事も珍しくなくなりつつあります。
 (家族連れだとミニバン系の比率が上がりますが)

 まん中に居るS660は実は私が駐車場の隙間に割り込んだのですが、そのS660に関しても私だけでなく他にも二人ばかり「鉄道模型ファン」のオーナーを知っていますから必ずしもそう特殊なパターンではない気がします。
 また、ここ数年鉄道模型のブログを見て回っていると意外に車の話題や愛車紹介が多いのを実感する事が増えました。どうかするとテツドウモケイそっちのけで9割がたクルマの話ばかりなんてブログもあったりしてw

 それと昨年クラブの運転会のオファーが地元の新車ディーラーから掛かって運転会を催した折、そこの営業さんから「うちの整備で鉄道のファンが多くて」なんて話を聞いた事があります。
 あと、都内の某有名鉄道模型メーカーのショールームの社員駐車場で結構いじり倒したスポーツカーを見かけた事もありますし。

 「鉄道マニアから見たスポーツカーが軽薄」という常識が世代的に通用したのはせいぜい20世紀末位まででしょうか。
 この常識があった頃、日本車で「スポーツカー」を名乗れる車がどれだけあったか疑問ですし、鉄道マニアにはスポーツカーとGTカーの区別もついていない層が多かった可能性も非常に高いです。
 (この辺の定義論を言い出すと、到底このスペースで収まりきらない長文になるのでこれ以上の深入りは控えますがw)


 21世紀以降は一般レベルで「スポーツカーなんて体育会系でダサい」と言う常識の方が定着している様な気がします。
 この辺りはそれぞれを取り巻く環境の変化と言うものもあるのでしょう(尤も、スポーツカーが体育会系なんて不思議な常識が通用するのはスポーツカーとレーシングカーの区別がついていない未成熟さの証拠という気もしないではありません)
 マイカーが以前の様なステイタス性のシンボルから誰でもが使いうるギアという形に変化し、その中で道具としての機能性に優れるミニバンやハイトワゴンが普及している現状。その中で趣味で乗る車もスポーツカー一辺倒から高級セダン、SUV、ワゴンと価値観が多様化していますから
「スポーツカー=軽薄」という括りが薄れ、逆にその純粋さで煙たがられるという面もありそうです。

 ただ、世代以外の面で言うと鉄道模型もスポーツカーもファンが妙なところで求道的になりやすいという共通点がある様な気がしますが。


 事実うちのS660を除くこの手の車のオーナーは大半が中身か外装をいじっている事が多い(うちみたいに吊るしの白をいつまでも乗っている方が少数派なのではと思えるくらいにw)ですし、この辺りの拘りは車両模型のウェザリングや細密化と一脈通じるものを感じます。

 グランシップなどの県外イベントでも参加サークルの自家用車の中にどこかしらいじった「カーマニアっぽい奴」の比率は意外と高い感じがしますし(昔の様な「フルエアロ=暴走族」という括りも今では死語になりました)

 いずれにせよクルマ趣味と鉄道趣味との断絶みたいなものは以前に比べて薄れてきているように思えます。

 但しこれはあくまでも私の目から見える範囲の「鉄道ファンの中の鉄道模型ファン」それも私よりも下の年代の方々と言う世界の中での話です。他の古参・純粋マニアの方々はどうなのかは正直分かりませんが。

GMの京王6000系キットを作る

2018-10-04 05:20:03 | 車両・私鉄/民鉄
 もう彼岸の中日ですが、7月以来続いている車両工作構成が未だに続いているのが不思議です。


 今回のは積みキットの中から先ごろエバグリでジャンク品を購入したGMの京王6000系トータルキットを消化しました。
 京王6000のキットは既に新塗装の仕様も製作しているのですが、今回の奴は更にそれよりもバージョンが古い。

 製作も前回と同じ要領だと思っていたのですが、いくつかの相違点もありました。
 一番の驚きが窓ガラス。
 一般にGMの板キットでは薄手の塩ビ板が付属しており、適当にカットして車体裏から貼り付ける形式です。
 最近のキットの様に扉の数が多い上に、その扉の部分が一段出っ張った造形なんかだと塩ビ板のカットも細かくなりますし、意外とこれが億劫だったりします。

 それがこのキットでは「車体の形に合わせた箱状の透明プラパーツ」を使っています。
 最初このキットを開封した時にはこのパーツがなんだかわからなかったので、間違って他のキットのパーツが混じったのか?と思った位で。

 塩ビに比べると幾分金壺眼が強くなる印象ですが製作の工程は大幅に減りました(笑)

 動力や台車は当然旧式のもので、特に動力なんかは30年位前の奴だろうと思われるのですが試走したら何の問題もなくスムーズに走ってくれました(30年前の動力としては、と但し書きが付きますが)
 あとは車体を箱状に組み立て、屋根にクーラーを載せ、床板をくっつけるだけ。
 素組みでしたから4両編成で約3時間強くらいで一応形になりました。

 とはいえ、屋根のクーラーはてんでんばらばらの組み合わせなので実物準拠の仕様ではありません。
 先頭車に旧式クーラーを使ってしまったので本来このキットで実物準拠なら3連しか再現できないのですが、やっぱり4連がやりたくなったので完全な架空編成となっています。

 大昔の板キットの素組みですからプロポーションは最近の完成品に比べるとぼってり感があり、室内インテリアも全くなし。
 動力に至っては完全に室内を占領しているので窓を通した向こう側は勿論、車内を覗く事もできません。

 ですが平日休の午後いっぱいをかけて一応ものした編成物は、結構な達成感があります。
 仕上がりが拙くとも、自分だけの編成(爆笑)をものする楽しみは工作ならではの物と言えましょう。

 おかげでその晩のスーパードライの美味い事(笑)

帰省の運転会(笑)に思うこと

2018-10-03 05:16:44 | 旅行・探訪・イベントなど
 もう一ㇳ月以上経っているのに、8月の帰省ネタです。
 実は今回の記事は先月のうちに下書きだけは既に書いていたのに、つい昨日まで上げるのを忘れていました(恥)
 出し遅れの証文みたいなものですがその辺はご勘弁を。


 車を使った帰省のいいところは、持ち込む荷物の量が電車利用よりも制限されにくい所にあります。
 まして現住地と故郷が500キロ以上離れていると「故郷の実家に鉄道模型を持ち込んで運転する」という行為も格別の気分になれます。
  
 自宅でさえめったにやらなくなった「酒を片手にお座敷運転」なんてのは子供の頃、鉄道模型それ自体が憧れだった時の夢を追体験する様な気分もあって何か懐かしい様な気持ちになります
(とか言いつつ過去に二度も実家にモジュールを一式持ち込んでいるのに)
 子供連れの来客でもあった時にこれを見せると結構お祭りみたいに喜んでもらえる事もありますし。

 戯言はそれくらいにして

 今年も実家の畳の上にこういう時の為に実家にキープしてあるTOMIXのカント付エンドレスを組んで自宅から持ち込んだ車両や故郷で購入したモデルなんかを走らせました。

 昨年RMMODELSのキットを組んだ丸の内線300形。細密感では今どきの完成品には敵いませんが「自分が手を掛けて作った」というそれだけが唯一の取り柄と言えます。ある意味実家の運転には一番ふさわしい気もします。

 わたし的「秋葉行きの友」の京王電車たち。殊に京王ライナー5000系は今年入線のバリバリの新車だけに夏の夜の実家で走らせるのはなんだか錦を飾った様な気分になったりします(笑)

 ワールドのクモヤ22001も単行ながら存在感のある走りを見せました。こういうのがカント付のカーブをのんびり走るのは案外楽しいものです。

 一方で故郷の中古屋なんかで購入したモデルの走り初めが実家で出来るというのもNゲージならではの愉しみと言えます。
 故郷に限らず、どこに行ってもNゲージだけはコンスタントに中古モデルに当たりますし。
 また、地域的なモデルの偏在もあって違う地方の店だと現住地とは一味違ったラインナップが楽しめる事が多く、眺めているだけでも新鮮な気持ちになる事があります。

 これって「釣りのマニアが出先で釣った魚をその場で捌いて食べる」のと同じ様なものでしょうか。
 してみると「テツドウモケイ」でそうした愉しみ方もあるというのは案外盲点かもしれません。帰省とか旅先で買ったモデルは例え同じものが秋葉原や新宿で買えたとしても購入時の思い出が鮮烈になりやすい感じもします。

アオシマのアパートの2棟目を作る

2018-10-02 05:13:40 | ストラクチャー
 久しぶりのストラクチャー工作から

 だいぶ前に新発売に飛びついて一棟サンプル的に作ってそれっきりになっていたアオシマの団地キット。
 近日改修するモジュールのポイントにはぜひ必要な建物なので残りの一棟も製作しました。

 ところで、前回のサンプル製作で気になったのは「階段側にやたらとベランダが並ぶ独特の構造」でした。
 私の故郷や現住地で見かける公団住宅やアパートでは階段側の壁面にはベランダが付いていない事が多く、独特ののっぺり感のあるアパートの印象が強いのです。
 ましてや今回モチーフに使うモデルの風景のアパートもまたそうした構造ですので、今回の2棟目についてはその違和感を出来るだけ薄めようと思いました。

 と言っても単純に「階段側にはベランダを付けない」だけの話ですが。
 とはいえベランダ取付用の穴が結構目立つのでその部分にはプラ棒を重ね貼りしてごまかしました。
 尤もこれだと掃出し窓から転落事故が多発しそうですが(汗)

 建物のカラーリングはEF81の「ローズレッド」本来なら同じピンク系でももっと淡いトーンにするべきなのですがここは妥協しました。

 今回は手を加えたと言っても限りなく素組みに近い工作な筈なのですが、塗装も含めて結局丸三晩掛かってしまいました。
 これがモジュールにどう組み合わされるかは次の機会に。