今回も、 宅建110番パーフェクト テキストの第11講です。
第11講では、表見代理という重要な制度もありますから、もう一回丁寧に見ておきましょう。
無権代理といっても、まったく本人と関係がないわけではなく、むしろそのようなことをするような代理人を選んだ本人の方がわるいのではないかという状況もあるはずです。
それなら、相手方が善意かつ無過失なら、有効な代理と同じように相手方を保護しちゃおうという制度を作ることも納得できますね。
そこで、本人が悪いとおもわれる 3パターンの場合があると見て、規定しています。
立法者が3パターンに絞った点はすごい。
で、この3つを覚える。これは必須です。
そして、バランスが必要ですから、相手方が保護するに値する主観的要件を満たす必要があるということですね。
だんだん、パターンが見えてきましたか。
あと、板書の所ですが、無権代理人への責任追及の重要ポイントで、表見代理が成立しても可能だというコメントがありますが、これは実は重要なんですね。
ここで、丁寧に指摘しておきましょうね。
一般的にですが、それは、ある行為がいくつかの要件を満たす場合に、判例は、通常、どちらでも選択していいよ、といっています。
だから、それさえ知っていれば、覚える必要はないはずですね。
だけど、ひとつだけ、錯誤無効と瑕疵担保責任との選択だけは認めていないんです。
まあ、今年出るものとして、覚えておいてください。
予想問題でも出しています(ぜひ購入して解いてくださいね)。
では、本当に覚えているかどうか、質問しましょう。
ある行為が、要件を満たし債務不履行の損害賠償もできるし、また不法行為の損害賠償もできるとき、契約関係にあるから、前者しかできない、という問題がでたらどう答えますか?
そうですね、自信を持って、バツー。
その知識を知らなくても、判例は、選択ができるだろうな、特に被害者保護からすると、とかなんとか理由を自分有りにつけて、正解とできます。
こんなかんじだから、民法では、たとえ知らない知識でも正解が出せるんだね。
法律おもしろーい。
では、また。
☆ 各1講1ページ(板書+解説型)の完結型です。
学生の皆さん就活頑張れ、応援します。
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宅建110番 パーフェクト2013
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