三木裕和『人間を大切にする仕事-特別支援教育時代の教師・子ども論』(全障研出版部、2008年)に目を通す。
三木さんは、私と同年齢。子どもの権利に関する感覚と揺るぎない人間的信頼をもっている方である。学生の頃から、その活動を側聞させてもらっているが、障害児教育の仕事でも交わるところが多かった。
修学猶予・免除によって教育を受ける権利が剥奪されていた時代を乗り越えて、教育をうける権利がやっと保障されてきたのに、〈そうした子どもに与えられたのは「僕を理解してくれない先生」なのか?〉という自覚に、鋭く責められ続けられながら、そうした子どどもたちと心を通わす同僚の姿に学び、同じ道を進みたいと願って取り組みをすすめてきた、これまでが描かれている。
希望で導く科学のことも大切な問題提起であり、教師集団として、しかも固有名詞で登場する同僚の存在の意味なども重要である。
三木さんは、私と同年齢。子どもの権利に関する感覚と揺るぎない人間的信頼をもっている方である。学生の頃から、その活動を側聞させてもらっているが、障害児教育の仕事でも交わるところが多かった。
修学猶予・免除によって教育を受ける権利が剥奪されていた時代を乗り越えて、教育をうける権利がやっと保障されてきたのに、〈そうした子どもに与えられたのは「僕を理解してくれない先生」なのか?〉という自覚に、鋭く責められ続けられながら、そうした子どどもたちと心を通わす同僚の姿に学び、同じ道を進みたいと願って取り組みをすすめてきた、これまでが描かれている。
希望で導く科学のことも大切な問題提起であり、教師集団として、しかも固有名詞で登場する同僚の存在の意味なども重要である。