「かがくいひろしの世界展」(神戸ファッション美術館)にいってみた。
かがくいは、1955年2月生まれ。障害のある姉を4歳の時に亡くし、その後、美術の世界に。東京学芸大学の美術科に進み、1980年に養護学校の教師に。障害児教育の中で、絵本の世界が広がっていく。
特別支援学校を50歳で早期退職。絵本のプロに。しかし、54歳で、すいぞう癌に倒れ、逝去。
「もし、教師をしていなかったら、絵本を描くようにはならなかったでしょう。子どもの喜びは、自分の喜びでした。それが絵本をつくる原動力になっています。どんな時代が来ようとも、子どもの笑い声をききながら、ふんばってあるいていきましょうね。」(『かがくいひろしの世界』ブロンズ新社)
生きていれば、僕と1歳違いだから、70歳になろうというところ。つくりたかった絵本、つくろうとした絵本はたくさんあった。創作ノートをみなながら、未完の絵本を想う。
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