ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

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『トンやんの青春―障害背負い明日を夢見て―』

2011年02月13日 21時05分35秒 | その他
土日と、大学院や特別専攻科の入試、その後、修士論文の諮問があり、大学に来ている。

障害のある人の手記や記録をいただいているので、それを読んでいる。学生さんにも読んでもらっている。青春の時期に書かれたものであり、それまでの自分をふり返りながら、自分を確かめている。青春の時期だから、その後は「分からない」という続編期待のものとなっている。その後のことも気になりながら、いろいろなことを考える。
限定版のものだから、限定的な知っている人しか知らないというもの…。
脳性マヒのあるトンやんの青春期…。

『トンやんの青春―障害背負い明日を夢見て―』

もくじ
なんとか生きてきたことを
第一章 誕生編-甦った僕
第二章 小学校編-思いやり・努力・根気を知って
第三章 長岡中学校編-みんなと一緒に
第四章 山城高校編-襲いかかる迷い
第五章 卒業編-あたらしく
第六章 新しい仲間編-仲間とともに
第七章 厳しさと壁編-当って砕けろ
未来の浩に

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2 コメント

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迷った時は原点に (復元力)
2011-02-13 22:46:13
人生はハッピーピーエンドになってほしいけれど、そうなりません。
きっともっと揺らぎ、過去を清算主義になったとき、手元の残った自分が書いた冊子が原点になると思います。
特に青年期は、それまでの自分を振り返って考え、その後を予測して記録ー特に手書きで何度も書き直して、書き直したところは消さないで残す。書き直した文章はファイルして残すよう指導します。ーを仕上げて美しく残す。
製本された本は、自分の宝。
でもそれを忘れてふと手にした時に、今の自分が解るし、ああ生きていて良かった。
そう考えられるように冊子を作り上げました。
当時は、費用がかかったので私がたてかえて生徒自身が知り合いに買ってもらって読んでもらい、買ってもらったお金をその都度私に返却するやり方をしました。
生徒も回りの人々が自分に気配りしてくれたこと。回りの人々は生徒の真の気持ちを知った。
新しい人間関係が生まれました。
私は、私で入金状況から人間関係の広がりをしりました。
昨日も、人生ボロボロになった卒業生から電話がありました。
やはり高校時代に学んだ生き別れの重度障害の姉の話し。親の離婚。それらをどう考えるか、教えられ、考えたことが、人生最悪の事態と自分の精神病から脱出出来た力になったと言ってました。
冊子は、ダルマさんです。転んでも また 立ち上がります。
何度も何度も。
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Unknown (しょり)
2011-02-14 06:46:03
前回、トンやんの青春を読み、コメントをさせていただいたしょりです。
その節はあたたかいコメントをありがとうございました。

何気なく借りて読ませていただいたトンやんの青春。
たくさん辛いことや悲しいことがあったに違いありません。しかし彼の手記では、一言二言でさらっと述べられるだけにとどまっています。もっと深く読みたかったなとの想いがなくはありませんが、そんなことを言うと、トンやんを困らせてしまうかもしれませんね。
冊子は宝。本当にそうだと思います。どんなに自分や周囲が変わろうとも、冊子だけは変わらず手元に残ります。ぜひとももう二人の手記も読んでみたいと願います。

こんな話を聞きました。
田舎から大阪に働きにやってきた若者が単車で事故を起こし、大けがをしました。特に複雑骨折した足は、外科医から切断しか方法はないと言われるほど。彼は、どんなことになってもいいから、足だけは切らないでくれと頼み込みました。結果、整形外科にて手術。ボロボロに砕けた骨を全てつなぎ合わせ、一ヶ月後には元気に歩いて帰ったそうです。
「外科はすぐに切りたがる。そんな複雑なけがを、時間をかけてなおしていくのが私たちの仕事。」と整形外科医はおっしゃったそう。もし、若者が外科医の言うままに足を切断したとして、後に切らずにもなおったのだという事実を知ったとしたなら…整形外科では切らずになおしてくれるとの事実を知ろうとしなかった若者に責任があるとなってしまうのでしょうか。
私には知らないことがたくさんあります。無知の無知が一番怖いことを知りながら、何を知らないのか、何を知るべきなのか分かりません。これはただの甘え、ただの言い訳になるのでしょうか。
ブログを読んで、ふと感じたこと。何に対してかは自分でも分かりませんが、焦りが生じます。
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