ちゃ~すが・タマ(冷や汗日記)

冷や汗かきかきの挨拶などを順次掲載

乙川優三郎『ロゴスの市』徳間書店、2015年

2016年03月11日 23時48分07秒 | 
東日本大震災5年目の3月11日

東京の光明特別支援学校での映像資料調査にいった。
その帰りに、乙川優三郎『ロゴスの市』(徳間書店、2015年)を読み終わった。
男と女の緊張感あふれる関係の糸、男は翻訳家、女は通訳、共通するのは英語と日本語の緊張。
知的で、そして緊張感あふれるものがたりは、久しぶりに味わった。
言語のおもしろみ。

女のかける言葉が、同時通訳になり、その後、望まぬ結婚のあとに、かわっているように感じる。
男は、沈んでいきつつ、そして闇の中に入ってしまうとき。

やはり、女は、男を愛しながら、秘密をかたらずに、そして逝ってしまう。
その気配が感じられるので、読み進められなかったのだが…、やはり。

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