このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ記録でき次第投稿いたします。又その逆で新種もあり、新種については付け加えて投稿しております。
ユキノシタ緒言:常緑の多年草。
湿ったところや岩の上などに生える多年草。よく栽培もされている。
紅紫色で糸状の走出枝を出し、その先に新しい株をつくる。
茎や葉には赤褐色の粗い毛がある。葉は根生し、長い柄があり、掌状に浅く裂ける。表面は暗褐色で、脈に剃って白班があり、裏面は暗紫色を帯びる。
花茎は高さ20~50cmで、多数の花をややまばらにつける。花弁は5個ある。上の3個は小さく卵形。小さな花弁には、赤い斑点とその下に黄色の斑点が見られる。雄しべは10個あり放射状に美しく広がってい見える。雌しべは2個で、子房のまわりを黄色の花盤が半円形に基部を取り巻くように黄色い蜜腺がある。
薬草として利用される他食用にもなる。花期5~6月。
01.09年06月13日 ユキノシタ 風の松原内ではあるところにはあるという感じです。暗いじめじめしたところに生育しています。
02.10年06月02日 ユキノシタ 抜いてみると走出枝だらけである。根は短い。
03.09年06月12日 ユキノシタ 引き抜いて立ち姿を見たところです。走出枝が解ります。このようにしてみると全体像がハッキリと解ります。
04.10年06月02日 ユキノシタ 。紅紫色の走出枝だらけである。葉は根本から直接出る。
05.09年06月12日 ユキノシタ 茎は赤褐色で、茎と枝と花柄に赤褐色毛がある。
06.10年06月02日 ユキノシタ 葉は根生し、長い柄があり、掌状に浅く裂ける。
07.10年06月02日 ユキノシタ 掌状に浅く裂ける。
08.10年06月02日 ユキノシタ 脈に沿って白班がある。
09.10年06月02日 ユキノシタ 葉の縁に鋸歯があります。
10.10年06月02日 ユキノシタ 葉の基部は切形~心形。
11.10年06月02日 ユキノシタ 葉の先端部ですが円形に近い感じで鋸歯があり、葉の縁に毛があります。
12.10年06月02日 ユキノシタ 葉柄に毛があります。
13.10年06月02日 ユキノシタ 裏面は暗紫色を帯び、毛があります。
14.09年06月12日 ユキノシタ 花弁は5個ある。上の3個は小さく卵形。上の小さな花弁には,赤い斑点とその下に黄色の斑紋が見られる。雄しべは10個あり放射状に広がってい見える。
15.10年06月02日 ユキノシタ 黄色の斑紋をつけた花。
16.10年06月02日 ユキノシタ 雌しべは2個で,子房のまわりを黄色の花盤が半円形に囲んでいる。雌しべの基部を取り巻くように黄色い蜜腺がある
17.10年06月02日 ユキノシタ 萼片5個で、萼片と花柄にも毛があります。
18.12年07月07日 ユキノシタ 雌しべ2個。
19.12年07月07日 ユキノシタ 子房を縦に切断したものですが、子房に種子が入っていました。
20.12年07月27日 ユキノシタ 焦茶色に変色した子房。この中に種子が入っている。
21.12年07月27日 ユキノシタ 種子ですが楕円形で0.5mm以内の大きさで、表面に突起物があります。
(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。