ヨツバムグラ(四葉葎) (アカネ科) 撮影地 能代市風の松原

2013年10月29日 07時45分52秒 | Weblog

このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ次第記録し投稿いたします。又その逆で新しい記録もあり、これらを含めて投稿しております。

 

ヨツバムグラ緒言:多年草。

田の畦や山裾に生える20~50cmの弱々しい多年草。

茎は下部で分岐して直立し、断面は四角形で、無毛。

楕円形の葉を4枚輪生~5輪生するが2枚は托葉。縁と裏面には白く長い毛がある。葉の先がとがる。葉の幅が広いのが特徴であるが、やや狭いこともある。

花は1ミリほどで葉の葉腋に数個つく。花冠は淡黄緑色で4裂。花序の枝は短く、花が固まってつくのも特徴。

果実は2個の分果からなり、果実にカギ形の突起がある。花期5~6月。

 

01.11年08月28日 ヨツバムグラ 草姿。

 

02.12年06月13日 ヨツバムグラ 採取したものですが、丈20cm位で、茎は下部で分岐して直立する。

 

03.12年06月13日 ヨツバムグラ 根の力は相当にある。

 

04.12年06月13日 ヨツバムグラ 茎には稜があり無毛。

 

05.12年06月13日 ヨツバムグラ 茎の切断面は芯が中空で4稜がある。

 

06.12年06月13日 ヨツバムグラ 茎葉部。

 

07.12年06月13日 ヨツバムグラ 葉は、基部側が最も幅が広く、惰円形~卵形、4個が偽輪生し、先がやや尖る。

 

08.12年06月13日 ヨツバムグラ 葉の形は惰円形~卵形。

 

09.12年06月13日 ヨツバムグラ 葉の表側。葉は茎に抱いているようにつく。葉の表側交点部。葉の縁に毛が見える。

 

10.12年06月13日 ヨツバムグラ 葉の裏側交点部。脈状と縁に毛がある。

 

11.12年06月13日 ヨツバムグラ 葉の表無毛だが縁にまばらに毛がある。

 

12.12年06月13日 ヨツバムグラ 葉の縁は波形の鋸歯があるように見える。

 

13.12年06月13日 ヨツバムグラ 葉先尾突起。

 

14.12年06月13日 ヨツバムグラ 葉の裏側脈状毛があるのと、縁にも毛がある。

 

15.12年06月13日 ヨツバムグラ 花の咲き始め。

 

16.12年06月18日 ヨツバムグラ 雄しべ4個、雌しべ1個で雌しべ柱頭は子房のように2個の丸形のようです。萼片4個。矢印は花が落ちた後の子房で、種子になるものです。

 

17.12年06月18日 ヨツバムグラ 葉腋から花序が出ます。

 

18.12年06月18日 ヨツバムグラ 子房は2個の丸いものがくっついたようになっています。子房には毛がありそうです。花柄は無毛。長さ1~1.5mm。

 

19.12年06月13日 ヨツバムグラ 花冠の下に半球2個をつけた2室の子房が見える。子房の表面には白色の曲がった鱗状の突起がある。成熟すると2個の分果になる。

 

(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。

 

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