このブログは、先人が能代市風の松原内を調査した、 『植生と植物相に基づく能代市風の松原海岸林の環境保全 近田文弘・梅田市美 自然環境科学研究 2001年発行別冊』 の植物目録に基づいて、能代市 「風の松原」 内の植物を、追跡調査できた範囲内での記録を、アイウエオ順で掲載しているものです。但し、先人が調査したものの中で探しきれないものもあります。絶滅した種もあるようですが、現在調査中ですので、見つけ次第記録し投稿いたします。又その逆で新しい記録もあり、これらを含めて投稿しております。
ワラビ緒言: 夏緑性。
根茎は長く這う。
葉柄はわら色で下部では暗褐色となり、淡褐色の毛が生える。葉身は三角状卵形の2~3回羽状複葉、光沢のない黄緑色の硬い紙質で、基部1対目の羽片は大きく、2対目以上の部分と同じ大きさのため3叉に分かれたようにも見える。裏面に毛が生え、小羽片の先は尾状になる。
胞子嚢群は葉縁に沿ってつく。山菜として人気があり、若い芽は食用にされる。
01.11年05月25日 ワラビ まだ出始めの頃です。
02.11年05月25日 ワラビ 新芽。
03.11年05月25日 ワラビ 葉を展開し始めた。
04.12年09月09日 ワラビ フェンスよりも上に伸びているワラビ。
05.12年09月09日 ワラビ ワラビを採取した全草です。この個体は大きく1.5mもありました。鱗片葉は見られませんでした。
06.12年09月09日 ワラビ 根は太く真っ直ぐに伸びて毛があります。
07.12年09月09日 ワラビ ワラビの根に毛があります。
08.12年09月09日 ワラビ 根に近い部分の茎を斜めに切断してみましたが、この白いのが全部維管束でしょうか?。
09.12年09月09日 ワラビ 茎の半分が薄茶色の色がついており毛があります。鱗片葉はありませんが、これが鱗片葉の名残でしょうか。
10.12年09月09日 ワラビ 茎の半分は緑色で無毛です。
11.12年09月09日 ワラビ 茎の断面ですが丸四角に見えます。この断面では維管束が解りません。
12.12年09月09日 ワラビ ワラビの羽片。
13.12年09月09日 ワラビ 羽片は互生です。
14.12年09月09日 ワラビ 小羽片の形。
15.12年09月09日 ワラビ 二次小羽片の形。左から下側から右側に上部の羽片になります。
16.12年09月09日 ワラビ 小羽片の先端部に切れ込みはありません。
17.12年09月09日 ワラビ 小葉の形。左から下側から右側に上部の小葉になります。
18.12年09月09日 ワラビ 羽軸の主脈には毛があります。
19.12年09月09日 ワラビ 小葉の葉柄は短く基部付近に毛が散生しています。
20.12年09月09日 ワラビ 小葉の表側ですが、鋸歯があり、無毛です。
21.12年09月09日 ワラビ 小葉の裏側ですが、即脈に沿って鋸歯があり、葉裏に胞子嚢はついていませんでした。
(注):私は植物調査と、写真撮影の技術も、始めたばかりで、ドシロウトも、大ドシロウです。あくまでも個人の趣味で調査したものです。間違った情報が多々あると思いますが、間違いを発見された場合御一報下されれば幸いです。宜しく御願い致します。