このブログで、少し前に、キャンディーズに関する記事が続いた。
キャンディーズの代表曲は『春一番』。田中好子さんのご冥福をお祈りします。(ときめき研究家)
「スーちゃん」は最後までアイドルだった。(ときめき研究家)
キャンディーズは芸能界のチーム研究生だった(ナッキー)
『キャンディーズ』じゃなきゃ(ピーナッツ)
アイドルの日(ピーナッツ)
代表曲とは?(ときめき研究家)
暑中お見舞い申し上げます(ナッキー)
全くの偶然だが、『わがままコレクション』は、キャンディーズの『年下の男の子』へのアンサーソングになっている。
『年下の男の子』の「淋しがり屋で、生意気で、わがままで、いじわるだけど可愛い、年下の彼」という歌詞の内容を、男女を入れ替えて、女の子の立場から歌ったのが『わがままコレクション』だ。「私は年下だから、無理や勝手ばかり言っても許してね。」という内容で、いわば『年下の女の子』だ。
もう少し細かく分析すれば、「わがまま」シリーズと「妹」シリーズの両方に位置づけられる。
サビ前のリフレイン部分が、1番は「わが~まま、コレクション」、2番が「お兄~ちゃん、コレクション」なのが、そのことを如実に示している。「お兄ちゃん」を連呼するのは20歳前後のファンへのサービスか。
「わがまま」シリーズは、かなりの曲があるが、堂々とわがままを言って甘えるという同タイプの歌には、榊原郁恵『わがまま金曜日』(10分以内に水玉の傘を持って迎えに来いと要求)、南野陽子『トラブルメーカー』(一人旅したいと言って彼の反応を試す)がある。
一方、『わがままコレクション』は、「リクエスト何でも聞いて」「甘えすぎても許して」「もっともっと無茶言って愛されたい」と、最初から最後まで終始無茶を言い募っているが、わがままの具体的な内容には一切触れていないのが面白い。『年下の男の子』でも「デートの時間に遅れる」など、具体的に歌っている。
次は「妹」シリーズ。
南沙織『ともだち』では「妹か恋人かともだちになりたいの」と、妹は第1志望として歌われているが、この曲へのアンサーソングである河合奈保子『17才』(タイトルも南沙織へのオマージュ)では「友達じゃない 妹じゃない 恋人への階段登り始めたら」と、妹扱いは拒否されている。
妹では満足できない、恋人にしてほしいというのが、普通の要求だろう。SKE48『狼とプライド』でも「妹なんて言わせない」と歌っている。
しかし、『わがままコレクション』では、「お兄ちゃん」と呼び、甘えさせてとねだる。「つき合っているのか微妙だけど」という自覚もあり、妹と恋人の間の微妙な関係を楽しんでいるのだろう。
なお、本当の兄を歌った歌では、アルバム曲だが、南野陽子『兄貴が彼女を連れてきた』は、自慢の兄貴より背が高い彼女の訪問に戸惑いつつも応援するという、ほのぼのとした歌だ。榊原郁恵『私の先生』では、パジャマ姿で家の中をウロウロするなと兄に叱られるが、これは兄の方が意識過剰か。あとはわらべ『めだかの兄妹』が、人間ではないが兄妹もの。
それから、「付き合ってからの期間」シリーズにも当てはまる。
「少し大人のあなたは 会ってまだまだ半年」という期間は、松田聖子『赤いスィートピー』の「知り合った日から半年過ぎても手も握らない」と同じで、王道ローテ(?)だ。
チームB『好き好き好き』の「付き合って2ヶ月が経っても何にも起きない私達」より長い。
うしろゆびさされ組『象さんのすきゃんてぃ』の「10ヶ月も前から止まっている恋」、『技ありっ!』の「「またね」で通して10ヶ月」より短い。
2か月は焦り過ぎ、10ヶ月では引っ張り過ぎ。個人差はあるが、半年くらいが二人の関係を見つめ直す頃合いなのだろう。
それから、「構ってくれないとスースーして来る」の「スースー」は、印象に残る言葉だが、心に穴が空いた喪失感を表現しているのだろう。逆に、チームA『I'm crying』の「幸せってどういう味 スースーするかな」は、どちらかと言うと快感の意味で使っているようだ。それとも、幸せになっても満たされない思いは消えず、相変わらず「スースーするかな」と歌っているのか。
若者言葉は難しい。
歌っているのは、年少メンバーを集めた、可愛らしいチーム編成だ。
前サビの後の歌い出しは、渡り廊下走り隊でも聴き慣れた渡辺の安定感ある歌唱。続く松井珠理奈には、一瞬戸惑うが、年齢からすればむしろ最年少でこの曲にふさわしい。私には、違和感なく他のメンバーと調和しているように思える。
その後の歌唱パートは正確には分からないが、多田、前田亜美、佐藤すみれ、小森も楽しそうに歌っているようだ。
この6人から「お兄~ちゃん」でなく「お父~さん」と呼びかけられたら、どんな気分だろうか。
キャンディーズの代表曲は『春一番』。田中好子さんのご冥福をお祈りします。(ときめき研究家)
「スーちゃん」は最後までアイドルだった。(ときめき研究家)
キャンディーズは芸能界のチーム研究生だった(ナッキー)
『キャンディーズ』じゃなきゃ(ピーナッツ)
アイドルの日(ピーナッツ)
代表曲とは?(ときめき研究家)
暑中お見舞い申し上げます(ナッキー)
全くの偶然だが、『わがままコレクション』は、キャンディーズの『年下の男の子』へのアンサーソングになっている。
『年下の男の子』の「淋しがり屋で、生意気で、わがままで、いじわるだけど可愛い、年下の彼」という歌詞の内容を、男女を入れ替えて、女の子の立場から歌ったのが『わがままコレクション』だ。「私は年下だから、無理や勝手ばかり言っても許してね。」という内容で、いわば『年下の女の子』だ。
もう少し細かく分析すれば、「わがまま」シリーズと「妹」シリーズの両方に位置づけられる。
サビ前のリフレイン部分が、1番は「わが~まま、コレクション」、2番が「お兄~ちゃん、コレクション」なのが、そのことを如実に示している。「お兄ちゃん」を連呼するのは20歳前後のファンへのサービスか。
「わがまま」シリーズは、かなりの曲があるが、堂々とわがままを言って甘えるという同タイプの歌には、榊原郁恵『わがまま金曜日』(10分以内に水玉の傘を持って迎えに来いと要求)、南野陽子『トラブルメーカー』(一人旅したいと言って彼の反応を試す)がある。
一方、『わがままコレクション』は、「リクエスト何でも聞いて」「甘えすぎても許して」「もっともっと無茶言って愛されたい」と、最初から最後まで終始無茶を言い募っているが、わがままの具体的な内容には一切触れていないのが面白い。『年下の男の子』でも「デートの時間に遅れる」など、具体的に歌っている。
次は「妹」シリーズ。
南沙織『ともだち』では「妹か恋人かともだちになりたいの」と、妹は第1志望として歌われているが、この曲へのアンサーソングである河合奈保子『17才』(タイトルも南沙織へのオマージュ)では「友達じゃない 妹じゃない 恋人への階段登り始めたら」と、妹扱いは拒否されている。
妹では満足できない、恋人にしてほしいというのが、普通の要求だろう。SKE48『狼とプライド』でも「妹なんて言わせない」と歌っている。
しかし、『わがままコレクション』では、「お兄ちゃん」と呼び、甘えさせてとねだる。「つき合っているのか微妙だけど」という自覚もあり、妹と恋人の間の微妙な関係を楽しんでいるのだろう。
なお、本当の兄を歌った歌では、アルバム曲だが、南野陽子『兄貴が彼女を連れてきた』は、自慢の兄貴より背が高い彼女の訪問に戸惑いつつも応援するという、ほのぼのとした歌だ。榊原郁恵『私の先生』では、パジャマ姿で家の中をウロウロするなと兄に叱られるが、これは兄の方が意識過剰か。あとはわらべ『めだかの兄妹』が、人間ではないが兄妹もの。
それから、「付き合ってからの期間」シリーズにも当てはまる。
「少し大人のあなたは 会ってまだまだ半年」という期間は、松田聖子『赤いスィートピー』の「知り合った日から半年過ぎても手も握らない」と同じで、王道ローテ(?)だ。
チームB『好き好き好き』の「付き合って2ヶ月が経っても何にも起きない私達」より長い。
うしろゆびさされ組『象さんのすきゃんてぃ』の「10ヶ月も前から止まっている恋」、『技ありっ!』の「「またね」で通して10ヶ月」より短い。
2か月は焦り過ぎ、10ヶ月では引っ張り過ぎ。個人差はあるが、半年くらいが二人の関係を見つめ直す頃合いなのだろう。
それから、「構ってくれないとスースーして来る」の「スースー」は、印象に残る言葉だが、心に穴が空いた喪失感を表現しているのだろう。逆に、チームA『I'm crying』の「幸せってどういう味 スースーするかな」は、どちらかと言うと快感の意味で使っているようだ。それとも、幸せになっても満たされない思いは消えず、相変わらず「スースーするかな」と歌っているのか。
若者言葉は難しい。
歌っているのは、年少メンバーを集めた、可愛らしいチーム編成だ。
前サビの後の歌い出しは、渡り廊下走り隊でも聴き慣れた渡辺の安定感ある歌唱。続く松井珠理奈には、一瞬戸惑うが、年齢からすればむしろ最年少でこの曲にふさわしい。私には、違和感なく他のメンバーと調和しているように思える。
その後の歌唱パートは正確には分からないが、多田、前田亜美、佐藤すみれ、小森も楽しそうに歌っているようだ。
この6人から「お兄~ちゃん」でなく「お父~さん」と呼びかけられたら、どんな気分だろうか。