AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

指原莉乃という子は、「ヘタレ」じゃなく、基本的に、「臆病」(ピーナッツ)

2011-07-23 20:00:04 | チームA・チームK・SDN48
"「ヘタレ」と聞いて思い浮かぶタレントって、誰ですか?"

おそらく、僕の住んでいる関西で、このアンケートを(老若男女、いい配分で)実施したら、次のような結果になると思う。
1位.山崎邦正(47%)
2位.出川哲朗(14%)
3位.ヘイポー/「ガキ使)総合演出(10%)
4位.指原莉乃(8%)…。

山崎邦正…「ガキ使」リングで、散々、モリマン(女芸人)に向かって、"オーーイ!" メンチを切って、明らかに不必要な音量のキレ声で吠えちぎった、その直後、彼女にバケツ20杯分ぐらいのローションを頭からブッかけられ、海パン一丁のままコケ続けてるリング中央…。
そこに、追い討ちをかけるように、彼の背中に、10本,20本,30本…、
1m50cm級のゴボウをムチ代わりにシバかれ続け、泣きながら楽屋に帰っていく、このスベリ芸人の姿を、僕は、「ヘタレ」だと認識してしまっている頭があるので、指原のことを、そう呼ぶ違和感のようなもの…いや、ずっとあった。

"でも、指原…「ヘタレ」じゃなかったら、いったい何なんだろう?"
もちろん、彼女の(AKBの中での)特異性は認めていたので、探していたんだ…その答えをね。
でも、たまたま、ある番組を観ていて、なんかわかったよ…それが、何なのか?

その番組とは、『グータン』…小嶋陽菜,柏木由紀,指原莉乃の回だ。
番組が始まってから約10分。
3人は、"これ、「ドッキリ」じゃないの?"…常に警戒している様子だった。
しかし、中盤を過ぎた頃から、こじはるちゃんとゆきりんの2人は、本当に自然な表情で、もう、そんなことも忘れて…普通の『グータン』。
しかし、指原莉乃…この子だけは、自然になっていくどころか、どんどん、不信の具合が悪化していき、結局、番組の最後まで、それは続いて、いや、増していったんだ。
"CCD(隠しカメラ)は、どこだ?"…新しい料理を手に取る時などの、とにかく、少し違う動きをする(ついでの)一瞬、それを探す目の動きがあったり、あと、彼女の言葉のはさみ方も、"編集点を気にしている"そぶりがあったり、"しゃく、足りてるか? 撮れ高OKか?"…そんな感じで、今、目の前で行われているトークの内容や流れとは、少し違う表情を瞬間したり…。
怯えてる? 追われてる?

僕、この指原莉乃という子は、「ヘタレ」とかじゃなく、基本的に、「臆病」なのだと思う。
そして、その部分を番組スタッフが面白がって、「ドッキリ」と「ムチャぶり」で、間髪入れず、執拗に攻め立て続けるもんだから、"なぜ、自分は出来ないんだろう?"…。
あと、スタッフに対する文句を言わせる隙を与えず、"私、クビになる?…私、消される?"といった究極のネガティブ・シンキング…これを、見抜かれ、遊ばれている。
でも、彼女は、「必死さ」と「臆病さ」で、目の前の課題をギリギリ乗り越えていこうとする(正確には、なんとか成立させようとする)。
で、その加減が、実に絶妙なんだよね。
つまり、指原莉乃とは、そういう子なのだと思う。

そして、実は、世の中の大多数の人は、この指原的要素を持っているのだと、僕は思う。
つまり、彼女が持ち合わせているような「臆病さ」をみんな持っている。
だから、もろもろ、彼女に共感するのだと思うよ。

あと、票を伸ばしたことについては、これも少しは関係があるんじゃないかなぁ?
それは、秋Pが、"指原を裏方(放送作家)に"と言ったこと。
なんか、あの発言あたりから、指原の売り方自体も変わってきた気もしてね…。
バンジーを2回とべなかったタレントなんて、過去に何十人もいる。
でも、放送作家をしながら、テレビに出ているタレント(アイドル)なんて、1人もいないんだよなぁ~!?
世界のナベアツ,堀部圭亮,鈴木おさむ…。
みんな、男、女性じゃ聞いたことない。
秋P、そこ狙ってんじゃないのかな~?

ところで、今、指原に会っておいてほしい人物が、2人いる。
勝俣州和とベッキー。
本物の「バラエティー・バカ」と今のうちに、沢山会っておいた方がいいような気がする(勝俣のバラエティータレントとしての目標,ベッキーの番組事前アンケート…etc)。10年後の指原が、どんなになってるか?見てみたいしね。
そろそろ、土田から卒業してもいい時期だと思っている。
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『人魚のバカンス』はメンバーの願望か。アイドルが歌った人魚列伝。(ときめき研究家)

2011-07-23 00:47:03 | ときめき研究家
7月16日のニッカンスポーツに、秋元康への取材記事が載っていた。
「AKB48の歌詞は、メンバーの観察日記。」「歌詞を書くことはプレゼントと同じ。『何がほしい?』と尋ねるのではなく、日頃から観察していて、ほしがっていると思われるものを与えて喜ばせたい。」
なるほど、上手いことを言う。
そうすると、誰も知らない南の島に行って、のんびりバカンスを過ごしたいという『人魚のバカンス』は、多忙を極める多くのメンバーの願望なのだろう。

人魚を歌ったアイドルの歌を振り返る。

まず『人魚のバカンス』に最も雰囲気が似ているのが、松田聖子『小麦色のマーメイド』。
簡単に言えば、リゾートのプールでいちゃつくカップルの歌である。アンニュイなメロディに合わせ、聖子がハスキーな声で、「好きよ、嫌いよ」と謎めかして歌う。

小泉今日子『渚のはいから人魚』。
小泉の絶好調時の1曲。これも海辺でいちゃつくカップルの歌。ただし、これは近場の海水浴場だろう。停めた車の影で水着に着替える「少し駄目な女の子」は魅力的だ。「キュートなヒップにズキンドキン」というフレーズが印象的。人魚とはあまり関係がなく、『渚のイケイケガール』くらいの意味である。

仁藤優子『おこりんぼの人魚』。
これも海辺の若いカップルの歌。どこがおこりんぼなのかよく分からないが、照れながら距離を縮めていく二人の歌が、伸びやかに歌われている。

太田裕美『赤いハイヒール』。
タイトルに人魚は出てこないが、歌詞の中に「おとぎ話の人魚姫はね、死ぬまで踊る、ああ赤い靴」とある。赤い靴を履いて踊りが止まらなくなる話は、人魚姫ではなく別の童話だったと思うのだが、上京した少女が自分の意思に関わらず都会の雑踏に飲み込まれていく様を象徴しているのだと思う。

中山美穂『人魚姫~mermaid~』。
この曲は、童話の人魚姫と一番関連が深い。海辺で出会った彼に会いたくて、都会に出てきた女の子の歌と解釈できるだろう。中山美穂の歌の大半がそうだが、サウンド重視の曲作りで、歌詞が聞き取りにくいのが難点。

AKB48『ご機嫌ななめなマーメイド』。
サーフィンに興じる彼を砂浜で待つことに我慢できず、下着姿になって海に駆け出す女の子の歌だ。衝動に素直だ。人間の世界に乗り込んでくる無鉄砲な人魚姫に通じる。

そして『人魚のバカンス』。
ミディアムテンポの地味な歌だ。アルバムの中でも目立つ歌ではない。歌っているメンバー(高城、仁藤、横山、河西、北原、佐藤亜、増田)も、中堅と言うか、他の曲にはまらなかった残りのメンバーという感じだ。でも、こういう曲が、アルバムには必要なのだ。

プールサイドでペーパーバックスを読んでいる人を見たことはないが、吹田明日香『バケーション』では文庫本を読んでいた。アイドルの歌の中ならではのリアリティであろう。
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