『DUMP SHOW!』鑑賞記。倉持明日香・大家志津香(ナッキー)
ときめき研究家さんが、7月17日に見た記事を読んで、この舞台は見に行かなくてはと。
今日は出張でしたが、タクシーと電車を乗り継ぎ、池袋サンシャイン劇場に開演10分前に到着。当日券で1階20列。
サンシャイン劇場というと、一つ前に見たのは、Berryz工房の学園ドラマ劇でしたし、10年前くらいは、セーラームーン(森野文子・マーキュリー役)と、お芝居を観に行く劇場というよりは、アイドルを観に行く劇場という印象。
アイドルとしてのAKB48・SDN48メンバーの舞台の感想は、
役者としては、大堀恵と、チェン・チューが、セリフの言い回しなど、アイドルらしからぬ腕前を見せていたと思います。
大女優を名乗っている(目指している)シンディこと浦野一美は、役になりきれていないという感じ。
大堀恵とチェン・チューも、女優として「よい演技」とまでは到達していないのですが、「女優として芸能界、生き残っていくんだ」という必死さは感じました。もう少し上達すると、凄味を感じるかな。シンディはそこが足りない感じ。
公演を通じて、ステージの練習の時の、倉持明日香の生足が、目にやきついてしまいました。
本職のダンサーが3人出演していて、足のカッコよさは、AKB48・SDN48の7人が対抗できないレベルだったのですが、こちらは、プロの足を芸術品として鑑賞する感じ。
倉持明日香の生足は、自分がよく知っている人 (まあ、倉持明日香は、秋葉原のシアターで何回も、40回か50回か、見ているから、知らない人ではありませんが) たとえば、会社の同僚とか、娘の友人とか、そういう身近な人の生足を見ている感じ。それだけ、倉持明日香は、身近な存在と思わせる何かを持っているということでしょうか。
さて、アイドルが出演する映画や、舞台は、アイドル好きな私としてはそれだけで楽しめますが、
もう一人の自分が、仮に映画・ステージに出演している女優を一人も知らなかったとして、どれだけ「作品として」楽しめるか、という観点でみてしまいますが、その観点では、この舞台は、かなり点が低くなります。
冒頭で触れた、Berryz工房、セーラームーン、AKB48では、AKB歌劇団「∞・Infinity」のように、最初から最後まで、アイドルの、アイドルによる、アイドルファンのための舞台だったら、点は低くならないのですが、「DUMP SHOW」はそこまでの割り切りはないようで、それなら、演出とか、セリフとは、演技で、もっとレベルを上げて欲しかったという印象が残りました。
AKB歌劇団「∞・Infinity」の感想として、こちらの記事で、テッドさんが、次のように書いています。
Quote
劇その物はある程度予想はしていましたがやはり学芸会の域は出ていません。そこがアイドルの歌劇団と言うことでそれはそれで良いのですが途中プロのミュージカル俳優 中西勝之氏が本物の歌を魅せるのに興醒めでした。
ここは意見が分かれるところでしょうがプロのミュージカルを聴きたければ劇団四季とかあるのでそこへ行けば良い。何もアイドルの歌劇団で次元の違うレベルの歌を聴かせることも無いじゃないかと思うのですが。
Unquote
私は、中西勝之氏が、前後の脈絡も、必然性もなく、突然プロの声量で歌ったのは、長い舞台の一か所だけで、一種のギャグとして楽しめました。純粋に、すごいものを聞かせてもらったという感想。
この突然のプロの歌唱は、秋元康による、ブロガーに対して 「ブログを書いている皆さん、どのメンバーは踊りが上手いとか、下手だとか書いていますけど、本当のプロとAKB48メンバーには大差があって、君たちの書いていることは、五十歩百歩なんですよ」 というメッセージだと解釈して、テッドさんのような不満は持ちませんでした。
しかし、「DUMP SHOW」では、プロのダンサーが、素人の女の子たちに、ダンスを教えるという演出のため、
一流のダンス (ポールダンスと言って、棒にぶらさがり、両足を広げてお尻を見せる)を繰り返し見せるので、AKB・SDNのメンバーたちが下手であることを、これでもか、これでもかと見せつけられて、少し興醒め。
さらに、プロのダンサーのポールダンスは、全くダンスに興味のない人が見ても、「これはすごい」と感じるだろう、普遍的な文化価値があるのに対して、
AKB・SDNのメンバーたちアイドルとしての演技は、アイドル鑑賞家・アイドル好きは楽しいだろうが、アイドルに興味のない人が見たら、「何がいいのか分からない」と感じるだろうから、普遍性では負けてしまっているなあ、という思いをいだいたのか、アイドルファンとしてはくやしかったのだと思います。
とは言っても、出演したメンバーは、皆よかったし、お見送り会で、顔を見ることができて、アイドルファンとしては、満足して帰宅しました。
大家志津香
倉持明日香
浦野一美
大堀恵
チェン・チュー
加藤雅美
梅田悠
の7人が出演でした。ナッキー
サンシャイン劇場では、7月31日まで。大阪公演は8月10-14日です。
ときめき研究家さんが、7月17日に見た記事を読んで、この舞台は見に行かなくてはと。
今日は出張でしたが、タクシーと電車を乗り継ぎ、池袋サンシャイン劇場に開演10分前に到着。当日券で1階20列。
サンシャイン劇場というと、一つ前に見たのは、Berryz工房の学園ドラマ劇でしたし、10年前くらいは、セーラームーン(森野文子・マーキュリー役)と、お芝居を観に行く劇場というよりは、アイドルを観に行く劇場という印象。
アイドルとしてのAKB48・SDN48メンバーの舞台の感想は、
役者としては、大堀恵と、チェン・チューが、セリフの言い回しなど、アイドルらしからぬ腕前を見せていたと思います。
大女優を名乗っている(目指している)シンディこと浦野一美は、役になりきれていないという感じ。
大堀恵とチェン・チューも、女優として「よい演技」とまでは到達していないのですが、「女優として芸能界、生き残っていくんだ」という必死さは感じました。もう少し上達すると、凄味を感じるかな。シンディはそこが足りない感じ。
公演を通じて、ステージの練習の時の、倉持明日香の生足が、目にやきついてしまいました。
本職のダンサーが3人出演していて、足のカッコよさは、AKB48・SDN48の7人が対抗できないレベルだったのですが、こちらは、プロの足を芸術品として鑑賞する感じ。
倉持明日香の生足は、自分がよく知っている人 (まあ、倉持明日香は、秋葉原のシアターで何回も、40回か50回か、見ているから、知らない人ではありませんが) たとえば、会社の同僚とか、娘の友人とか、そういう身近な人の生足を見ている感じ。それだけ、倉持明日香は、身近な存在と思わせる何かを持っているということでしょうか。
さて、アイドルが出演する映画や、舞台は、アイドル好きな私としてはそれだけで楽しめますが、
もう一人の自分が、仮に映画・ステージに出演している女優を一人も知らなかったとして、どれだけ「作品として」楽しめるか、という観点でみてしまいますが、その観点では、この舞台は、かなり点が低くなります。
冒頭で触れた、Berryz工房、セーラームーン、AKB48では、AKB歌劇団「∞・Infinity」のように、最初から最後まで、アイドルの、アイドルによる、アイドルファンのための舞台だったら、点は低くならないのですが、「DUMP SHOW」はそこまでの割り切りはないようで、それなら、演出とか、セリフとは、演技で、もっとレベルを上げて欲しかったという印象が残りました。
AKB歌劇団「∞・Infinity」の感想として、こちらの記事で、テッドさんが、次のように書いています。
Quote
劇その物はある程度予想はしていましたがやはり学芸会の域は出ていません。そこがアイドルの歌劇団と言うことでそれはそれで良いのですが途中プロのミュージカル俳優 中西勝之氏が本物の歌を魅せるのに興醒めでした。
ここは意見が分かれるところでしょうがプロのミュージカルを聴きたければ劇団四季とかあるのでそこへ行けば良い。何もアイドルの歌劇団で次元の違うレベルの歌を聴かせることも無いじゃないかと思うのですが。
Unquote
私は、中西勝之氏が、前後の脈絡も、必然性もなく、突然プロの声量で歌ったのは、長い舞台の一か所だけで、一種のギャグとして楽しめました。純粋に、すごいものを聞かせてもらったという感想。
この突然のプロの歌唱は、秋元康による、ブロガーに対して 「ブログを書いている皆さん、どのメンバーは踊りが上手いとか、下手だとか書いていますけど、本当のプロとAKB48メンバーには大差があって、君たちの書いていることは、五十歩百歩なんですよ」 というメッセージだと解釈して、テッドさんのような不満は持ちませんでした。
しかし、「DUMP SHOW」では、プロのダンサーが、素人の女の子たちに、ダンスを教えるという演出のため、
一流のダンス (ポールダンスと言って、棒にぶらさがり、両足を広げてお尻を見せる)を繰り返し見せるので、AKB・SDNのメンバーたちが下手であることを、これでもか、これでもかと見せつけられて、少し興醒め。
さらに、プロのダンサーのポールダンスは、全くダンスに興味のない人が見ても、「これはすごい」と感じるだろう、普遍的な文化価値があるのに対して、
AKB・SDNのメンバーたちアイドルとしての演技は、アイドル鑑賞家・アイドル好きは楽しいだろうが、アイドルに興味のない人が見たら、「何がいいのか分からない」と感じるだろうから、普遍性では負けてしまっているなあ、という思いをいだいたのか、アイドルファンとしてはくやしかったのだと思います。
とは言っても、出演したメンバーは、皆よかったし、お見送り会で、顔を見ることができて、アイドルファンとしては、満足して帰宅しました。
大家志津香
倉持明日香
浦野一美
大堀恵
チェン・チュー
加藤雅美
梅田悠
の7人が出演でした。ナッキー
サンシャイン劇場では、7月31日まで。大阪公演は8月10-14日です。