WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

風呂栽培シイタケのその後

2007年12月12日 | ビンボー技
 風呂栽培しているシイタケが発生を見てから一週間、ぐんぐん成長し大きいものでは直径約8cm、そろそろ収穫時期かな、という大きさになってきた。寒い時期に発生するシイタケは太く充実したものができると書かれていたが、確かに軸も最大直径が3cmはあろうかというたくましい姿だ。家庭用自給策としてのシイタケの風呂栽培はお奨めかもしれない。
 それにしても不思議なことがある。発生初期は木肌からほぼ垂直に発生してくるのだが、やがて成長するにつれて空の方に向かって伸びるようになるのだ。ホダ木の向きが変わるとシイタケも空の方向に向きを変える。重力を感知しているようだ。おそらく重力のかかる下方に軸の成長(細胞分裂)を促すホルモンか何かが多く分布するような仕組みがあるのかと思われる。
 植物は一般的に重力と反対方向や光の方向に向かって成長するようだが、シイタケは菌類のはず。細菌レベルの微生物では、走光性や走化性は認められても重力は感知していないようだが、多細胞になると重力を感知しているようだ。多細胞生物が一定の形態を形成するためには重力は重要な要素なのだろう。そう言えば、以前、日本人宇宙飛行士が宇宙の無重力状態での生物(メダカ等)の発生や挙動実験をしていたが、そのあたりの仕組みは分かったのだろうか。多細胞生物が存在するためには重力が必要条件だということになれば、宇宙人のいそうな星の条件が絞りこめるにちがいない。