松本のIさんからマツタケ豊作とその他キノコ情報が届いた。その中に「りこうぼう」というキノコが採れたとある。
「りこうぼう」?、聞いたことがない。写真を送っていただいていたのでそれを手がかりに調べてみる(表題写真の→)。どうやら「ヌメリイグチ」のことらしい。で、確認のためお尋ねしたところ、確かに長野県松本あたりでは「ヌメリイグチ」のことを「りこうぼう」と呼んでいるとのこと。また、カラマツ林に生える「ハナイグチ」のことは「からまつりこうぼう」というそうだ。
ヌメリイグチ=りこうぼう
ハナイグチ=からまつりこうぼう
上のキノコ写真はWebllio辞書(農林水産技術情報協会)より。
さらに調べてみると、「長野県や山梨県では「ヌメリイグチ」のことを「りこぼう」「じこぼう」と呼び、山梨県の一部では「あみじこう」とも呼ばれ、...「マツタケ」よりもうまいと言われることもある(Wikipedia)」とある。
「ハナイグチ」についてはやはり「長野県では「りこぼう」「じこぼう」と呼び、北海道では「らくよう」と呼ぶ(Wikipedia)」となっている。。「ハナイグチ=らくよう」は北海道ではかなりポピュラーに食されているキノコらしい。
「らくよう」はカラマツ(落葉松)の“落葉=らくよう”からきているのだろうか。では、「りこ(う)ぼう」「じこぼう」はどこからきているのだろう?
また、「Wikipedia」には、長野あたりでは「ヌメリイグチ」も「ハナイグチ」も「りこぼう」または「じこぼう」と同じように呼んでいるかのように記載されているが、これは「Wikipedia」の記載が調査不足で、実際には地元のIさんがおっしゃるように「ハナイグチ」は「からまつりこうぼう」と呼んで「ヌメリイグチ=りこうぼう」とは区別されているのだろう。
で、なんだか卑猥なニオイのする「ヌメリアヌス」。「ヌメリイグチ」を調べている途中でひっかかってきた。
“マツタケ”に“ヌメリアヌス”う..!!?。興味深々調べてみたら、実は就任間もなく若くして謀殺された、古代ローマ帝国の悲劇の皇帝だった。
スイマセン、くだらないオチで