WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

ペレットボイラーの皮肉

2010年11月24日 | 環境・エコ・共生・持続・温暖化とか・・

新聞報道によると、「京都市が8月から始めた「木質ペレット」を使うボイラー設置に対する民間助成に、3カ月たっても応募がない」という。
「エコ」ポーズをとりたかった京都市と「エコ」で儲けようと考えたボイラー関連企業の思惑も、「エコ」も儲けの手段としか考えない同類企業にはすでに見透かされていた、という何とも皮肉な事実の証明ではあった。

ペレットボイラー設置にかかる費用は3~4000万円にもなるという。
3年ほど前、とある環境NPOが間伐材を使った木質燃料ボイラーの実証実験を行った。しかし、熱効率も悪く投下した費用に見合うほどのCO2削減効果は見られなかった上、故障が多く維持管理にも多額の経費がかかることが判明したのだった(当然ながらこのような環境運動家にとって都合の悪いデータは公表されていない)。

だいたい、3~4000万円もの初期費用や導入後の多額の維持管理費を稼ぎ出すための経済活動が、いったいどれほど多大な環境負荷を生み出すことになってしまっているのかが(意図的に)全く考慮されていない。CO2フリーと喧伝されている原発も同様だ。

最近の「エコ」には環境コマーシャリズムのこの手の“だましのテクニック”が氾濫しすぎている。“善良な”「環境」市民はこんなエセ「エコ」にコロッとだまされる。


今時、見上げた若者達

2010年11月24日 | まつたけ

この前の土曜日、はるばる南会津から星さん夫妻がまつたけ山整備の見学に来られた。

翌日曜日は、滋賀県荒神山で地元の方々が行っているまつたけ山整備の応援であった。

なんとそこに星さんの姿が!。
まだ若いカップルのこと。私はてっきり、せっかくはるばる京都まで来たのだからと、日曜日は今が盛りの紅葉見物にでも出かけられたものと思っていたから驚いた。

というのも、その前の週にも某県からお役人を含む団体さんが視察に来ていたのだが、午前中1時間ばかり形だけの見学をしてそそくさと観光に行ってしまったものだった。まつたけ山整備の視察を口実に、公費を使っての物見遊山旅行であるのが見え見えであった。役所や補助金がからむ団体の視察にはこんな腐った連中が多い。こんなヤカラが日本をダメにしている。

星さん夫妻は私費で土日2日間目いっぱい、私達と一緒にまつたけ山整備体験に汗を流し、月曜日は仕事があるからと観光もせずに帰られた。

彼らは本気だった。当たり前のことと言えばそうなのだが、腐ったヤツラが多い今の世の中、まったく見上げた若者達だった。あの腐れ役人どもには爪の垢でも煎じて飲ませてやりたい。