チェンソー購入を検討中の友人から、「たった5秒で目立てができる!?」というチェンソーセットについて相談がありました。半信半疑で話を聞くと,,,
不覚にも私はこんなのが売られているとは知りませんでした。発売は3年くらい前らしく特許も取っているようです。説明を見る限りでは刃の外側を研いでいるようですが、刃の内側を研ぐ普通のソーチェーンではこんな研ぎ方は不可能です。何か胡散臭い気はしましたが、メーカーはこの分野では巨人のOREGON、まんざらmade in Chinaのバッタモンでもなさそう。
そこで、なじみの林業機械店に実物を見せてもらいに行ってきました。
このシステムは使用するソーチェーンはもちろん、ガイドバー、砥石アクセサリーが全て専用のものが必要でした。当然といえば当然。
専用ソーチェーン
刃の上下の向きが普通のソーチェーンとは逆なので外側を研ぐことになります。写真中央のコマは刃ではなく、専用砥石を自動メンテナンスするためのダイアモンド砥石が1個だけ装着されています。
専用バーと砥石セット
ソーチェーンを取り付けてカバーをふたして先端を何かに押し付けると砥石が刃に当って研げるという原理です。
詳しい使い方は最初の説明書写真を拡大表示してご覧ください。
ショップの方の話では、
「目立てに慣れない人でも簡単に目立てができるのは確か。サイズが30cmと35cmしかなくハイパワーチェンソー用は無いので、薪作りなどの家庭用には便利かもしれないけれどプロ向けではない。交換用専用ソーチェーンと砥石のセットは5,000円余とやはりちょっとお高くランニングコストもバカにならないので使用頻度の高いプロ向きではない」
とのこと。(専用バーも含めた3点セットの“スターターキット”は実売12,000円前後)
ただいまキャンペーン中で、37cc/35cmバーのチェンソー+パワーシャープセットで約62,000円。パワーシャープ無しの同じチェンソーが約55,000円だからセットで買えばパワーシャープが+7,000円で付いてくる!
で、友人さんは「パワーシャープ付を買ってとりあえず試してみて、ダメだったら5,000円くらいでヤフオクで処分すればいいや」ということになりました。
手に入ったら試させてくれるということなので、また改めて使えるかどうかレポートしたいと思います。(何か人のフンドシで相撲とってるようで少々気が引けますが)
ところで、他にこんなのも出ていました。知らん間に世の中は動いてるんですなあ。
極み
目立て職人
らくらく研磨 SK1000(共立からYSK100のコードでも出ていました。OEM?)
こちらは刈り払い機用。原理は「パワーシャープ」と同じ。これは売れそうですね。実売17,000円前後。