7月3日、第8回学食めぐりの会に参加しました。
高齢化社会で、定番のお食事会、囲碁・将棋、お絵描き、短歌・俳句に加え、山登り、旅行、ハイキング、名所めぐり、里山・竹林整備、変わったところではオヤジバンドetc...、“ヒマな”年寄りの“クラブ活動”が雨後のタケノコよろしくたくさんできている昨今です。
この会もそうした会の1つではありますが、ただ切り口が青春時代の懐かしい“学生食堂”を巡り歩く、というところがユニーク。私もそこに面白さを感じて途中回から参加させてもらっています。
学食だけでは面白くないし間が持たないので周辺の隠れた観光スポットをめぐって最後に学食で食事、「うまい、マズイ」と評価に花を咲かせるというのが基本パターン。状況に応じて訪問地の方からウンチクの講義を受けたり、会員の楽器演奏などの特技披露があったりとアクセントも取り入れます。
最近は会員持ち回りでコース設定をするようになり、いろいろと個性が出たり、担当者しか知らなかった面白スポットを教えられたりとだんだん充実してきました。今回は私がコース設定担当のご指名をいただきました。
スタートはJR伏見稲荷駅にある「ランプ小屋」。
1878年(明治11年)着工の旧東海道本線は、京都から稲荷駅を経由して稲荷山を越え逢坂山トンネルから馬場(今の膳所駅)に至るというものでした(現東海道本線は、京都→山科→逢坂山トンネル→大津)。
当時は蒸気機関車で電気など無く、列車の前照灯、信号灯などは全てランプでした。そんなランプ類の保管、準備に使われたのが「ランプ小屋」で可燃物を扱うため総レンガ造り、JR最古の建造遺物の一つでもあります。
当時の時刻表や機関車用のでかい方向指示器、ランプ類などが展示されています。
鉄道唱歌、「♪汽笛一声新橋を~、...」の第45番!
「♪大石良雄が山科の、その隠れ家はあともなく、赤き鳥居の神様が、立つは伏見の稲荷山」
大橋家庭園(苔涼庭)。
明治時代に鮮魚商を営んでいた大橋家の庭園。有名な造園家、七代目小川治兵衛が監修したといいます。しつらえられている水琴窟は現在残る日本最古のものだそうで、静かに聴くと竹筒やマイクなどで集音しなくても澄んだ音色を楽しむことができます。
他にも保津峡に見立てた築山や十二支、茶器などをあしらった石灯籠などが見どころ。
神寶神社。千本鳥居の途中から少し山に入ったところに隠れるようにあります。
伏見稲荷大社とその摂社はみんな狐を祀っている中で唯一龍を祀っています。
ぬりこべ地蔵。歯痛に効くというお地蔵さん。
石峰寺。黄檗宗の禅寺。
伊東若冲原画の五百羅漢石像があります。木喰や円空作品のような表情豊かな石像群は魅力たっぷりなのですが、「写真撮影禁止」、残念。
龍谷大学学生食堂。
さすがマンモス大学。カフェテリア式、フードコート式、普通のレストラン風など全部で5ヶ所あるようです。今回試したのは、最近の学食では一般的なカフェテリア。
「冷やしぶっかけ温玉うどん」+「おろしネギハンバーグ」のチョイスで約600円。結構美味かった。
伏見稲荷駅の過去と現在に触れながら学食めぐりの
レポートを楽しく読ませていただきました。まるで○○観光の販売促進資料ではないかとの印象を受けました。
けっこう下調べなどもされたのでしょうね。
「ホウ、面白い企画じゃないか、次回はどこだろう?」などと読み手に思わせるところがニクイ!
そちらの方面でも活躍できそうですね(笑)
それから、書き忘れたのですが、龍大のスタバには綾瀬はるか似!の店員さんがいます。