WESTWOOD -手作りビンボー暮らし-

持続可能な社会とは、必要なものはできる限り自分(達)で作る社会のことだ。衣食住なんでも自分で作れる人が偉いのだ。

虫、4題

2015年07月01日 | おもしろ博物館

最近、野山で見かけた面白い虫、4題。

小枝で鉄棒の“大回転”をしていた虫。

ガガンボという虫です。
野山の清流にたくさん生息していて魚や両生類の格好のエサになっているようです。そのためフライフィッシングでは、ガガンボの姿に似せた羽毛ルアーをガガンボの動きに似せて飛ばし魚を食いつかせて釣る、という技があるらしい

“大車輪”についてのはっきりした考察は見つけられませんでしたが、ガガンボの飛び方は羽の動かし方が“ピッチング”という独特の動きである上に、この虫、脚が極端に長いためバランスが悪くスムーズな飛行が苦手で、瞬時に飛び立つのも難しくて、アホウドリが飛び立つ際に海面滑走が必要なように、大車輪のような飛翔のための準備運動が必要なのだと考えられているようです。そんなガガンボの飛翔メカニズムを科学的に解析している研究があるのには驚きました。
このような一見、お金になりそうもない研究にもかかわらず“果敢に、真面目に”挑戦された研究者に拍手。チョッピリ笑えて考えさせられる、こういう研究大好き!。ガガンボ、恐るべし!

玉虫のような緑がきれいな、蚊を大きくしたような、トンボのような顔の虫。

マダラアシナガバエという虫です。“ハエ”と付いていますが“アブ”の仲間だそうです。

巣にバッテンを作るクモ。

コガネグモの仲間。
クモが身を隠すために作るということで「隠れ帯」と呼ばれているそうです。クモは自分の形状に合わせていろんな形の「隠れ帯」を作るとありました。

笹の葉に等間隔の穴をあける虫。

ネットで調べた限りでは、根拠の明確な情報は見つかりませんでした。有力な情報としては、

笹の葉は若いうちは巻かれて丸まっているが、その状態の若芽を蝶や蛾などの幼虫が貫通して食した後、葉が成長して開いた結果、穴状の食痕が並んで現れる

という見方。最も“もっともらしい”解釈でした。

それにしても、居ながらにしてこれだけのことが簡単に調べられるネット社会。個人情報流出や詐欺など何かと陰の部分が話題になることが多い昨今ですが、正しく使えば便利な世の中になったもんです。


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