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てらまち・ねっと



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1月13日(水)午前6:30 ~ 9:30   


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 先日、1月5日の夜のNHK、埼玉の小川町で有機農業をやっていて著名な金子さんのことを放送するという予告があったので、番組を見た。

 金子さんは、ゴルフ場開発の反対運動で全国集会や組織を立ち上げるとき、東京の準備の会議で一緒になっていた。
 農場が忙しいからか、会議にはおつれあいがよく来られた。

 ともかく、番組の感想。
 農地は3ヘクタールというから、うちとは一桁近く違う大農場で、完結型に近い農業。
 その分、たいへんなところもありそう。

 不精な私なんかは、無農薬、無化学肥料でいきつつ、楽にできるところは楽にしてきた。
 「百姓だって」あるいは「百姓だからこそ」、苦労から開放されていい、そう思ってきたから。

 ところで、知っている人はほとんどいないかもしれないが、4年前の2006年に「有機農業の推進に関する法律」ができた。

 「有機農業」は市民権を得てきた訳だけど、社会全体の実態は必ずしもそうではないと映る。

 とりあえず、法律の前段を引用してみるけど、それで「掛け声」かどうかが分かるというもの。(ブログ末には、法律の全文を転載)

  第1条の目的では、
    「この法律は、有機農業の推進に関し、基本理念を定め、
     並びに国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、
     有機農業の推進に関する施策の基本となる事項を定めることにより、
     有機農業の推進に関する施策を総合的に講じ、
     もって有機農業の発展を図ることを目的とする。 」とされている。

 第2条の定義では、
    「この法律において『有機農業』とは、
     化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに
     遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、
     農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した
     農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」とされている。

 現実は、農薬や化学肥料を使っても「安全な食品、農作物」として流通しているのだから不思議だ。

 ・・・ベテランで「探求する」金子さんの農場のことは、NHKが再放送する。
 1月11日の深夜、カレンダーでは12日午前0時45分から。

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  NHKの公式ページ リンク先は最新データ
以下は、2009年1月上旬のデータ


 有機農業の世界で知らぬ者はない、カリスマ農家・金子美登(61歳)。埼玉にある農場には、毎月100人もの見学者が押し寄せる。

金子は40年にわたり、有機農業を貫き、今も3ヘクタールの農地で60種類の野菜や果物、米を農薬も化学肥料も使わずに作り上げる。金子の農法は、自然の力を引き出すことを徹底して考えた末に編み出されたものだ。例えば、トマトとニラ、ナスとパセリなど違った野菜を一つの畝に交互に植えることで病気や害虫の発生を抑える。それぞれの“野菜の個性”を生かし育てるのだ。

さらに金子は、自然に負荷をかけない循環システムも徹底して確立している。土は落ち葉やもみ殻などで作り、肥料は、家畜のふんや人間の尿などから作る。さらにはお湯を沸かすガスも、肥料が発酵する時に発生するメタンガスでまかなう。

番組では、春から秋にかけ、金子の農場に長期密着。作物作りの営みを追っていく。

16年ぶりの異常気象に見舞われた今年、金子の水田は、日照不足のため発生した“いもち病”に襲われる。農薬を使わずにどう戦うのか。金子が挑んだ秘策とは?命めぐる農場で繰り広げられる、カリスマ農家・金子美登の格闘を追う。


放送予定 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀



再放送
      再放送
  プロフェッショナル 仕事の流儀
  「命の農場で、土に生きる~農家・金子美登~」

番組案内

放送日 :2010年 1月12日(火)
放送時間 :午前0:45~午前1:35(50)

総合/デジタル総合



NHKオンデマンド:見逃し番組サービスで視聴する(有料)

NHKオンデマンド:見逃し番組サービスで視聴する(有料) 


●公式Webページ 
   霜里農場 Frostpia-Farm / 埼玉県比企郡小川町の有機農業家・金子のサイトです

  有機農業の推進に関する法律 (平成十八年十二月十五日法律第百十二号)
(目的)
第一条  この法律は、有機農業の推進に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務を明らかにするとともに、有機農業の推進に関する施策の基本となる事項を定めることにより、有機農業の推進に関する施策を総合的に講じ、もって有機農業の発展を図ることを目的とする。

(定義)
第二条  この法律において「有機農業」とは、化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。

(基本理念)
第三条  有機農業の推進は、農業の持続的な発展及び環境と調和のとれた農業生産の確保が重要であり、有機農業が農業の自然循環機能(農業生産活動が自然界における生物を介在する物質の循環に依存し、かつ、これを促進する機能をいう。)を大きく増進し、かつ、農業生産に由来する環境への負荷を低減するものであることにかんがみ、農業者が容易にこれに従事することができるようにすることを旨として、行われなければならない。
2  有機農業の推進は、消費者の食料に対する需要が高度化し、かつ、多様化する中で、消費者の安全かつ良質な農産物に対する需要が増大していることを踏まえ、有機農業がこのような需要に対応した農産物の供給に資するものであることにかんがみ、農業者その他の関係者が積極的に有機農業により生産される農産物の生産、流通又は販売に取り組むことができるようにするとともに、消費者が容易に有機農業により生産される農産物を入手できるようにすることを旨として、行われなければならない。
3  有機農業の推進は、消費者の有機農業及び有機農業により生産される農産物に対する理解の増進が重要であることにかんがみ、有機農業を行う農業者(以下「有機農業者」という。)その他の関係者と消費者との連携の促進を図りながら行われなければならない。
4  有機農業の推進は、農業者その他の関係者の自主性を尊重しつつ、行われなければならない。

(国及び地方公共団体の責務)
第四条  国及び地方公共団体は、前条に定める基本理念にのっとり、有機農業の推進に関する施策を総合的に策定し、及び実施する責務を有する。
2  国及び地方公共団体は、農業者その他の関係者及び消費者の協力を得つつ有機農業を推進するものとする。

(法制上の措置等)
第五条  政府は、有機農業の推進に関する施策を実施するため必要な法制上又は財政上の措置その他の措置を講じなければならない。

(基本方針)
第六条  農林水産大臣は、有機農業の推進に関する基本的な方針(以下「基本方針」という。)を定めるものとする。
2  基本方針においては、次の事項を定めるものとする。
一  有機農業の推進に関する基本的な事項
二  有機農業の推進及び普及の目標に関する事項
三  有機農業の推進に関する施策に関する事項
四  その他有機農業の推進に関し必要な事項
3  農林水産大臣は、基本方針を定め、又はこれを変更しようとするときは、関係行政機関の長に協議するとともに、食料・農業・農村政策審議会の意見を聴かなければならない。
4  農林水産大臣は、基本方針を定め、又はこれを変更したときは、遅滞なく、これを公表しなければならない。

(推進計画)
第七条  都道府県は、基本方針に即し、有機農業の推進に関する施策についての計画(次項において「推進計画」という。)を定めるよう努めなければならない。
2  都道府県は、推進計画を定め、又はこれを変更したときは、遅滞なく、これを公表しなければならない。

(有機農業者等の支援)
第八条  国及び地方公共団体は、有機農業者及び有機農業を行おうとする者の支援のために必要な施策を講ずるものとする。

(技術開発等の促進)
第九条  国及び地方公共団体は、有機農業に関する技術の研究開発及びその成果の普及を促進するため、研究施設の整備、研究開発の成果に関する普及指導及び情報の提供その他の必要な施策を講ずるものとする。

(消費者の理解と関心の増進)
第十条  国及び地方公共団体は、有機農業に関する知識の普及及び啓発のための広報活動その他の消費者の有機農業に対する理解と関心を深めるために必要な施策を講ずるものとする。

(有機農業者と消費者の相互理解の増進)
第十一条  国及び地方公共団体は、有機農業者と消費者の相互理解の増進のため、有機農業者と消費者との交流の促進その他の必要な施策を講ずるものとする。

(調査の実施)
第十二条  国及び地方公共団体は、有機農業の推進に関し必要な調査を実施するものとする。

(国及び地方公共団体以外の者が行う有機農業の推進のための活動の支援)
第十三条  国及び地方公共団体は、国及び地方公共団体以外の者が行う有機農業の推進のための活動の支援のために必要な施策を講ずるものとする。

(国の地方公共団体に対する援助)
第十四条  国は、地方公共団体が行う有機農業の推進に関する施策に関し、必要な指導、助言その他の援助をすることができる。

(有機農業者等の意見の反映)
第十五条  国及び地方公共団体は、有機農業の推進に関する施策の策定に当たっては、有機農業者その他の関係者及び消費者に対する当該施策について意見を述べる機会の付与その他当該施策にこれらの者の意見を反映させるために必要な措置を講ずるものとする。

   附 則 抄
(施行期日) 1  この法律は、公布の日から施行する。

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