文部科学省は、10月6日に「東京都」及び「神奈川県」の航空機モニタリングの測定結果と汚染マップを公表した。
続いて、10月12日に「新潟県」及び「秋田県」の航空機モニタリングの測定結果を公表した。
放射線の濃度は、東京については250km程度離れた多摩方面が高く、
新潟では150km程度前後離れた南部から東部の県境あたりが高い。
多摩ではチェルノブイリ原発事故で「汚染地域」とされる基準を上回るなど、深刻な事態が浮き彫りとなった(zakzak 2011.10.07)とされている。
ともかく、詳しいデータは、文科省のWebページに詳しい地図などが示されているのでそちらに任せるとして、
ここでは、分かりやすい地図をコピーして記録しておく。
この地図には、「福島第一原発」から
20km、30km、60km、100km、160km、250km、350kmの距離円が示してある。
ここまででもエリアによって、かなりの違いがあることが一目瞭然。
今更ながら、どこで何が起きるか分からないという事実。
詳しくは、下の地図の右下に距離の目安が表示してあるからそれを参考に。
ともかく、日本全国にある原発、
そこから、百キロ圏、2百キロ圏を改めて想像したい。
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●福島第1原発:新潟・秋田県分の汚染マップ公表…文科省
毎日新聞 2011年10月12日 21時29分
文部科学省は12日、東京電力福島第1原発事故で生じた放射性セシウムの土壌蓄積量を航空機(ヘリコプター)を使って測定して作製中の汚染マップのうち、新潟県と秋田県分を公表した。新潟県は魚沼市、胎内市、村上市、関川村の一部地域でセシウム134(半減期2年)と137(同30年)を合わせて1平方メートルあたり10万ベクレル以上を計測し、最大は関川村北部の約16万ベクレル。秋田県はほとんど蓄積がなかった。
マップは文科省のウェブサイト(http://radioactivity.mext.go.jp/ja/)で見ることができる。【野田武】
●新潟、県境・北部に高いセシウム蓄積 汚染マップ公表
朝日 2011年10月12日21時29分
東京電力福島第一原発事故による放射能汚染をめぐり、文部科学省は12日、航空機で測定した放射性セシウムの蓄積量について新潟県と秋田県の汚染マップを公表した。新潟県では福島県境や北部などに比較的、高い蓄積の地域があった。
8月30日から9月28日にかけて、ヘリコプターで両県上空から高感度の検出器で地表から出る放射線を測った。実際に地上で土壌も調べ蓄積量を割り出した。原発から出た放射性物質が風で流れ、雨や雪と共に地上に落ちたとみられる。
放射性物質量が半分になる半減期はセシウム134が2年で同137は30年。長く影響が出る137の土壌の蓄積量をみると、新潟県で高かったのは魚沼市や阿賀町の一部のほか、北部の関川村、村上市などにまたがり、1平方メートルあたり3万~6万ベクレルにのぼった。
●東京・神奈川含む汚染マップ公表 一部で1万ベクレル超
朝日 2011年10月6日22時34分
東京電力福島第一原発の事故による放射能汚染について、文部科学省は6日、航空機から測定した放射性セシウム134と同137の土壌の蓄積量について、東京都と神奈川県を加えた汚染マップを発表した。東京は葛飾区や奥多摩町、神奈川では山北町など一部で比較的高い汚染が確認されたが、首都圏での広がりは見られなかった。
調査は9月14~18日、上空から放射線量を測定。地上の数地点で実際の土壌の濃度も調べ、両者の値から積算量を算出した。
放射性物質の量が半分になる半減期はセシウム134が2年で、137は30年。長期に影響がある137だけの土壌の蓄積量でみると、1平方メートルあたり3万~6万ベクレルだったのは、東京都は葛飾区と奥多摩町の一部で、神奈川県ではなかった。東京では葛飾区や奥多摩町に隣接する江戸川区、足立区、檜原村などの一部で1万ベクレルを超えたが、それ以外はほとんどが1万ベクレル未満だった。神奈川では山北町、相模原市緑区、清川村の一部は1万ベクレルを超えたが、それ以外の地域は1万ベクレル未満だった。チェルノブイリ原発事故ではセシウム137が3万7千ベクレル以上が「汚染地域」とされた。ただし強制避難の基準は55万ベクレル以上。
●東日本大震災:汚染マップ10都県そろう 東京、神奈川分も公表
毎日新聞 2011年10月7日
文部科学省は6日、東京電力福島第1原発事故で放出された放射性セシウムの土壌蓄積量を東日本全域などで航空機(ヘリコプター)で測定、作製している汚染マップの東京都と神奈川県分を公表した。東北から中部にかけた計22都県分を年内に順次公表する計画で、今回の公表により関東地方と宮城・山形県以南の東北の計10都県分がそろった。
東京都は江戸川沿いの葛飾区水元公園、東金町、柴又や、江戸川区北小岩の一部で、セシウム134と137の合計で1平方メートルあたり3万~6万ベクレルと蓄積量が周囲よりやや高い地域があった。付近には3月に水道水から放射性ヨウ素が検出された金町浄水場がある。また奥多摩町北西部の山中でも3万~10万ベクレルが計測された。神奈川県ではほとんど蓄積されておらず、山北町北部のごく一部で3万~6万ベクレルだった。
関東、東北全体では、セシウムは福島県から栃木、群馬県の北部などに広がり、茨城、千葉県などの一部で蓄積量が多い。文科省によると、放射性物質を含む雲が風で各地に運ばれ、雨とともに地表に落ちたとみられる。【野田武】
●東京・多摩地区で高濃度セシウム!“チェルノブイリ基準”上回る
zakzak 2011.10.07
汚染マップ【拡大】
福島第1原発事故を受け、文部科学省が県単位で公表を続ける土壌に蓄積された放射性セシウムの汚染マップ。国内で人口トップ2の東京都、神奈川県分が6日、初めて発表された。都内は葛飾区柴又などで高い数値が出たほか、多摩地区ではチェルノブイリ原発事故で「汚染地域」とされる基準を上回るなど、深刻な事態が浮き彫りとなった。
調査によると、セシウム134と137の合計蓄積量は、東京都の大半は土壌1平方メートルあたり1万ベクレル以下だった。しかし、奥多摩町など多摩地区で10万~30万ベクレル。23区内では葛飾区柴又、東金町、水元公園や江戸川区北小岩の一部で3万~6万ベクレルと、周囲より高い地域があった。神奈川県でもほとんどの地域は1万ベクレル以下ながら、山北町など県西部の一部で6万~10万ベクレルが検出された。
汚染マップ上には2本の帯がみてとれる。福島から栃木、群馬に流れたものと、茨城から千葉北西部を経て都内に至る2本だ。文科省は、風の影響で原発から北西方向に広がった放射性物質が、福島市西部の山間部で南西に方向を変え、群馬県西部まで汚染が広がったと分析。原発の南方では茨城県北部で風がいったん海側に向きを変えた後、再び陸地側に方向を変え、葛飾区まで到達したとみている。
セシウムは体内に入ると筋肉などにたまり、がんの原因になる。
半減期は、セシウム134が2年、137が30年。チェルノブイリ原発事故では影響が長期間にわたる137について、3万7000ベクレル以上が「汚染地域」とされた。
今回の調査で137は葛飾区周辺では1万~3万ベクレルだったものの、奥多摩町北部の山間部では6万~10万ベクレルと、「汚染地域」基準を上回っている。ただ、強制避難の基準となる55万ベクレルは大幅に下回った。
結果を受け、都保健局では「健康面において直ちに影響を与えるようなレベルではないが、汚染マップは航空モニタリングでの結果なので、(地上の)地点ごとの測定をきちんと進めていく」としている。
●放射性物質:小学校の堆肥から基準超えセシウム…東京
毎日新聞 2011年10月6日 19時08分
東京都文京区は6日、区立根津小学校の落ち葉で作った堆肥(たいひ)から、国の暫定許容値(1キログラム当たり400ベクレル)を超える1488ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。文京区は全ての区立小中学校と幼稚園に対し、堆肥を肥料として使用せず、児童らが直接触れることがないよう注意喚起した。
文京区によると、9月下旬に根津小の堆積場から採取した堆肥を測定。校内の花壇で使用するためにつくったもので、流通はしていない。
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