先日は日本の国勢調査に基づく日本の人口のことを見た。
世界はといえば、
国連人口基金が2011年版「世界人口白書」を発表、世界の人口が10月31日に70億人を突破する、とした。
・・・・小学校のころに習ったのは確か「30億人」・・・
今の世界人口の傾向は、その傾向は・・・CNNや時事通信から整理すると
●1927年に20億人だった世界の人口は、13年前に60億人に到達。
●2050年までに93億人に達し、今世紀の終わりまでに100億人を突破する見通し
●2011年の時点では世界人口の60%(42億人)がアジアに、15%(10億人)がアフリカに居住、
この両地域で75%を占める
●現在は25歳未満の若者が人口の43%
●全体の約半数が都市部に住む
●60歳を超える高齢者の人口は現在の8億9300万人から2050年までに24億人に増える
●1人の女性が生涯に産む子どもの数は、1960年代の平均6人から2.5人へと減少
ただし女性の数は60年代に比べて大幅に増
70億人に達する見込みのその10月31日に生まれるであろう赤ちゃんは世界で約21万人で、日本では2900人ほど、という。
国連人口基金東京事務所は「人口集中などの問題を考えて」として、希望者には70億人目の認定証を発行するという。
ロイターは、「資源争奪など不穏な時代の幕開けか」という記事を出しているので、これらを記録。
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●世界総人口、今世紀末には100億人に 国連白書
AFP 2011年10月27日 13:07 発信地:ロンドン/英国
【10月27日 AFP】国連人口基金(UN Population Fund、UNFPA)は26日、2011年版「世界人口白書(The State of the World Population 2011)」を発表し、世界総人口は今世紀末までに100億人に達するとの見通しを示した。出生率が少し上がれば150億人に達する可能性もあるという。
世界総人口は今月31日に70億人に達する。これを前に発表された同白書は、人口学的圧力によって貧困緩和や環境保護の面で非常に大きな課題が生じると警告。英ロンドン(London)で白書を発表したUNFPAのBabatunde Osotimehinディレクターは、「全人類と地球にとって危機的な問題だ。挑戦であり、行動が必要とされる」と訴えた。
白書によると、世界総人口は2050年までに93億人、2100年までに100億人に達する見通し。特に出生率の高い国々で出生率がわずかでも上がれば、2050年に106億人、2100年に150億人に達する可能性もあるという。
一方、教育の改善や避妊技術の普及などで、60年前には女性1人あたり6人だった出生率は、現在では2.5人まで下がっている。それでも、世界総人口は毎年8000万人ずつ増え続けている。(c)AFP
●世界人口70億人に=12年間で10億増加-格差拡大に警鐘・11年版白書
時事(2011/10/26-21:19)
世界の人口は31日、70億人を突破する。60億人に到達したのが1999年で、地球上の人類はその後わずか12年間で10億人増加したことになる。国連人口基金(UNFPA)が26日、2011年版「世界人口白書」を公表し、正式に明らかにした。白書は70億人時代の到来をめぐり、「成果」を指摘する一方で「失敗や矛盾」もあるとし、格差社会の拡大に警鐘を鳴らした。
具体的には、予防接種拡大により世界中で幼児期の疾病率が低下し、乳幼児死亡率が60年前に比べて激減したことなどを評価。一方で「最貧国では出生率の高さが開発を滞らせ、貧困長期化を招いている」と危機感を示した。
●世界の人口、31日に70億人突破へ 国連人口基金
CNN 2011.10.27 Thu posted at: 09:42 JST
(CNN) 世界の人口が今月31日に70億人を突破する見通しとなった。国連人口基金(UNFPA)が26日に発表した2011年版「世界人口8 件白書」で明らかにした。
それによると、現在の世界は25歳未満の若者が人口の43%を占め、全体の約半数が都市部に住む。
60歳を超える高齢者の人口は現在の8億9300万人から2050年までに24億人に増える見通し。
1人の女性が生涯に産む子どもの数は、1960年代の平均6人から2.5人へと減少した。
ただし女性の数は60年代に比べて大幅に増えている。
1927年に20億人だった世界の人口は、13年前に60億人に到達。国連の5月のリポートによれば、2050年までに93億人に達し、今世紀の終わりまでに100億人を突破する見通しだ。
人口は主にアジアとアフリカで増えている。今世紀中はアジアの人口が最も多いままになると予測されるが、アフリカの人口は2011年の10億人から2100年には36億人へと3倍以上に増えると予想。一方、アメリカ大陸、欧州、オセアニアを合わせた現在の人口は17億人で、2060年に20億人に近付いた後は、徐々に減少に転じる見通し。
国連基金では、今のうちに計画を立て、適切な投資を行っておけば、人口70億人の世界でも経済成長は維持できると指摘。具体的な方策として、若者に経済的な機会を与えること、都市の計画的な成長、地球資源の共有と維持のための開発計画、性教育を含めた教育の向上を挙げている。
●世界人口70億人へ、資源争奪など不穏な時代の幕開けか
ロイター 2011年 10月 26日 14:11 JST
25日 ロイター] 国連の推計によると、世界の人口は10月31日に70億人を超える。人類はこれまで経験したことのない人口密集時代に突入するが、急速な都市化や環境の悪化、医療や教育への需要急増、資源や雇用の配分など、70億人突破は世界がこれから不穏な時代を迎えることを暗示しているとの指摘もある。
国連人口基金(UNFPA)のババトゥンデ・オショティメイン事務局長は、ロイターの取材に「世界には人口が減少している地域があり、そこでは生産性などが懸念されている。そして人口が急速に増えている場所があり、そうした国の多くは移民や貧困、食の安全保障、水の管理や気候変動など、われわれが注意を喚起すべき問題を抱えている」と述べた。
世界の人口は過去50年で2倍以上に増え、資源はかつてないほど需給がひっ迫している。向こう50年でさらに20億─30億人が増えると予想されるなか、差し迫った課題は、基本的生活必需品をどう確保していくかだ。
<資源の争奪>
水の利用量は2007年から2025年にかけて、発展途上国で50%、先進国で18%増える見通し。しかし、米コロラド州を拠点とする水研究基金のロブ・レナー事務局長によると「地球上の水の97.5%は塩水で、残る2.5%の真水の3分の2は凍結しており」、実際に使える水はそう多くないという。
また、世界の多くの地域では、栄養ある食物が不足している。世界銀行によると、飢餓人口は9億2500万人で、1995年からの食品価格上昇も飢えをもたらす一因となっている。国連食糧農業機関(FAO)は、2050年までにさらに20億人増えるとみられる世界の人口を満たすには、食糧生産を70%増やさなくてはならないと指摘している。
食糧生産を目標通り増やすに当たっては、気候変動が最も大きな障害になる可能性がある。気温上昇と干ばつで干上がる農地がある一方、豪雨や暴風雨で農業が水害を受ける場合もある。しかし、各国が気候変動問題にどう対処してきたかを見れば、世界規模で長期的な課題に取り組む難しさが如実に分かる。何をなすべきかは明らかであるにもかかわらず、国連の気候変動会議はこう着状態に陥っている。
また専門家らは、世界各地で進む都市化による人口構造上の不均衡も深刻な問題だと指摘する。中国・北京の人口は現在約2000万人で、世界で13番目に人口の多い都市となっている。貧しい地方部からの移民流入で過去10年で倍増した格好だが、そうした傾向は何も中国だけの問題ではない。アフリカやアジア、南米でも、干ばつや洪水など自然災害から逃れてきた農民や、より良い雇用感環境を求める人が都市部に押し寄せている。
1950年には、世界の都市部人口は約7億3000万人だった。国連経済社会局(UNDESA)が2010年3月に発表した報告書によると、都市部人口は2009年までには約35億人に膨れ上がり、向こう40年では63億人に達するという。
<90億人で頭打ち>
一方、女性1人が生涯に産む子どもの推定人数を示す合計特殊出生率は、世界全体で約2.5だが、富裕国ではこの数字がすでに急低下している。各種の予想に幅はあるものの、多くの研究者は、世界人口が2070年前後に約90億人で頭打ちし、その後は恐らく急速に減少に転じると予想している。
●<EMeye>世界の人口70億人時代に、アフリカの伸び目立つ
提供:モーニングスター社 2011/10/28 19:40
国連人口基金は、このほど2011年版「世界人口白書」を発表。世界の人口が10月31日に70億人を突破するとの見通しを示した。同白書によれば2011年の時点では世界人口の60%(42億人)がアジアに、15%(10億人)がアフリカに居住しており、この両地域で75%を占めることになる。
特に中国、インドという両人口大国を抱えるアジアの存在感は際立つ。2011年の総人口は中国が13億5000万人(この10年間の増加数6970万人)、インドが12億4000万人(同1億7010万人)。2001-2011年に、この2カ国だけで2億4000万人増えた計算だ。
また、国連経済社会局人口部の推計によると、インドは2021年に人口14億人に達し、13億9000万人と推計される中国を追い越し世界で最も人口が多い国となる。両国は巨大な人口を背景に経済規模で日本を追い抜き、追い越そうとしている。一人当たりGDP(国内総生産)は低いものの、人口の多さが巨大な武器であるということを両国は改めて示す。中国の人口は2050年に減少へ転じ、インドでは2060年代始めまで増加が続き約17億人に達したあと、下降線をたどる。
現状では中国・インドの存在に目を奪われがちだが、近年ではアフリカが急速に人口を伸ばし始めた。アフリカの人口は今後年率2.3%で増加することが予想され、これは年率1%というアジアの人口増加率の2倍以上。アフリカの人口が10億人を超えたのは09年だが、2044年までにさらに10億人増え、2100年には総人口36億人へと増加しアジアを急速に追い上げる見込みだという。人口面で考えれば今後100年はアフリカの時代となる可能性もありそうだ。
その他、南北アメリカ、中米、欧州、オセアニア全地域を合わせた人口は2011年時点の17億人で、ピークは2060年の20億人近くとなっている。なお、日本人は11年の統計で初の人口減少となった。完全な少子高齢化社会に突入したことが、統計面でも証明されたが、果たして活力の失われていくなかでどれだけ存在感を発揮できるのだろうか。
●世界人口70億人、中国「一人っ子政策が到達を5年遅めた」
サーチナニュース 2011/10/27(木) 11:58
国連人口基金(UNFPA)が26日に発表したリポートで、10月末に世界の人口が70億人となることが明らかになった。中国メディアは、「中国の計画出産、一人っ子政策が世界人口70億人到達を5年遅めた」(中国新聞社)とした。
写真は、中国山西省のある産婦人科で看護師が新生児を診ているようす。世界の人口は年間平均8000万人増加しているという。中国の一人っ子政策は施行30年で、4億人の人口抑制を実現したとされる。
現在、一人っ子政策のさまざまな問題が噴出しており、一部地域では二人目を認める法改正を準備しているところもあるという。(編集担当:鈴木義純)
●31日生まれ、世界70億人目に認定へ
TBS (28日18:04)
世界の人口がまもなく70億人に到達します。国連の世界人口白書によりますと、10月31日に70億人に到達するということです。世界の70億人目に認定されるのは、いったい誰なのでしょうか?
刻々と増加している世界の人口。28日、69億9936万人を超えたとみられます。今、この瞬間も、1秒ごとに2.444人ずつ、一日ごとに21万人ずつ増加していて、10月31日に70億人に達すると推定されています。
28日午後、千葉県松戸市の病院を訪ねると、新たな命が誕生していました。28日昼すぎに生まれたばかりの男の赤ちゃん。母親に話を聞きました。
Q.10月31日に生まれたら70億人目ですが?
「元気で生まれてきてくれれば。やっと会えた感じです」(母親)
実は、国連人口基金東京事務所は日本で10月31日に生まれた赤ちゃん全員を70億人目の赤ちゃんとして認定すると発表したのです。
Q.69億9947万8110人目の赤ちゃんですが?
「数が多すぎて実感がない。何人目に生まれたんだと、大きくなったら(子どもに)教えたい」(母親)
出産を直前に控えた別の女性は・・・
「(予定日は)明日です」
Q.31日に生まれると70億人目ですが?
「ぜひ、その日に生まれてほしい」(出産を直前に控えた女性)
世界の人口は1987年に50億人を超え、1999年には60億人に達しました。その際には、国連が60億人目と認定したボスニア・ヘルツェゴビナの男の赤ちゃんを当時の事務総長が訪ねて祝福しました。12年で10億人のペースで増加してきた世界の人口。今後もアジアやアフリカを中心に増加を続ける見通しです。
国連人口基金東京事務所は「70億人到達をきっかけに、貧困や都市への人口集中などの問題を考えてもらいたい」として、希望者には70億人目の認定証を発行する予定です。(28日18:04)
●21万人が「70億番目の赤ちゃん」=日本生まれは2900人-世界人口
時事。(2011/10/26-21:20)
31日に世界人口が70億人を超えることを受け、国連は地球上で同日中に生まれる赤ちゃん全員を「70億人目」とみなすことを決めた。国連人口基金(UNFPA)によると、31日に生まれるであろう赤ちゃんは世界で約21万人。このうち日本で産声を上げるのは2900人ほどと見込まれている。
国連は1987年7月11日、世界人口が50億人に到達したことを記念し、毎年この日を「世界人口の日」と定めた。その上で旧ユーゴスラビア(現クロアチア)のザグレブで生まれた男児を「50億人目の赤ちゃん」と認め、当時のデクエヤル国連事務総長が現地を訪れて祝福した。
60億人を突破した99年10月12日にもサラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)の男児を「60億人目」と認定していた。
今回、対象となる赤ちゃんを特定の国の1人に限定しないのは、人口問題について世界中で等しく世論を喚起したいとの狙いもある。UNFPA日本事務所の池上清子所長は「どの国でも10月31日に生まれた赤ちゃんは、70億人目の赤ちゃんと自称してほしい」と語った。
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