毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 橋本氏の引っ張る地域政党「大阪維新の会」の討論会が昨日あった、と報道されている。
 公開討論会と銘打つものの、公開は「報道陣」だけ。
 ネットには流されたらしい。

 国会議員7人のほか、現知事や市長、前市長も参加という顔ぶれ。
 みな、「私も一緒に入れてくれ」のラブコールの思いなのだろう。

 新党の基本政策となる「維新八策」に賛同するか否か、そんな踏絵の場。
 というより、そんな演出を極めることでマスコミの注目を集めて宣伝効果を狙う、か。

 毎日放送は、そんな視点のようだ。
   「9日は教育や経済政策などのテーマについて各出席者がそれぞれの考えを述べましたが、基本的に維新八策に賛同しているメンバーばかりで、議論は盛り上がりに欠けました。
   経済政策についても大きな意見対立、異論などは出ていません。
   集まったマスコミは100社400人に上り、非常に注目度は高かったのですが、結果的に討論会は維新八策のアピールの場となっています。


 しかも、彼らは、
 こうやって他人がブログ等ネットで話題にされること自体が期待するところであり、
 内容が自分たちに好意的であろうと、批判的であろうと注目されること穂期待しているのだろう。
 だから、しゃくな気もするけど、様子は記録しておく。

 もう一つ気になるのは、橋本氏、原発の再稼働に関して、当初は認めないとしながら、節電すると影響が大変だからと容認姿勢に急転した。
 「認めない」としたときまでに、節電の影響は十分に検討したはずなのに、すり替えることがうまい、というか、何とも思わないようだ。

 「維新八策」とかも、その場になったら、さらっと変わるのだろう。

 ところで、今日は、ここの議会は12日水曜日に本会議で質疑がある。
 その質問要点の通告期限が今日の12時。
    (通告しない質問は、「通告者全員」が終わってから、その場でできる)
 今朝から議案書などの点検と文案作成。

人気ブログランキング = 今、3位あたり
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←

 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

●橋下「維新」が討論会、参加7議員の合流確実に
 次期衆院選に向け、新党「日本維新の会」の設立を目指す地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は9日、大阪市内で、新党の基本政策となる「維新八策」に関する公開討論会を開いた。

 参加した民主、自民、みんなの党の衆参両院の国会議員7人について、いずれも考えが一致することを確認し、新党への合流が確実となった。

 参加した国会議員は、民主党の松野頼久元官房副長官(熊本1区)、石関貴史衆院議員(群馬2区)、水戸将史参院議員(神奈川選挙区)、自民党の松浪健太衆院議員(比例近畿)と、みんなの党の小熊慎司、上野宏史、桜内文城各参院議員(いずれも比例)。維新が次期衆院選で擁立を検討している東国原英夫・前宮崎県知事や中田宏・前横浜市長ら首長経験者6人も参加した。


 橋下氏は終了後の記者会見で、国会議員7人について、「基本的には同じ考えだ」と述べ、新党に合流する見通しを示した。

●討論会で維新八策「価値観一致」
        日刊スポーツ[2012年9月9日17時16分]

 新党を結成し国政に進出する方針を決めた大阪維新の会は9日、民主、自民、みんな各党の衆参両院議員7人と首長らを集め、大阪市で公開討論会を開いた。同会が公表した「維新八策」に基づき教育改革などを議論、政策的な方向性や価値観がほぼ一致することを確認した。

 維新の会は討論会の結果を踏まえ新党「日本維新の会」のメンバーを選定する方針だ。

 維新の会代表の橋下徹大阪市長は討論会で政策理念が一致した政治家集団を形成する重要性を指摘。「価値観が一緒だと確認できた」などと述べた。

 討論は教育問題から開始。維新八策で打ち出した教育委員会制度の廃止や学校選択制、教育バウチャー制導入などについて「方向性は正しい」(松野頼久元官房副長官)、「バウチャー制は大賛成」(みんなの党の桜内文城参院議員)などと賛成意見が相次いだ。

 討論会は報道関係者向けとされ、一般市民は会場に入れなかった。インターネット動画中継サイト「ニコニコ動画」が生放送した。

 議員、首長らのほか、堺屋太一元経済企画庁長官、上山信一慶応大教授らが審査員役を務め、論点などについて問題提起した。討論会は今後、複数回開催する。(共同)


●大阪維新の会 公開討論会 続く白熱議論
              テレ朝 (09/09 17:30)
 国政への進出を決めた橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会は、合流を希望する国会議員らと公開討論会を9日午後現在も行っています。
 (高橋大作記者報告)
 注目の討論会は午後1時すぎから始まりました。
橋下代表は冒頭のあいさつで、この討論会は「お見合いのようなものだ」と位置づけました。
参加しているメンバーは、現職の国会議員7人と地方自治体の首長ら6人、これに八策の作成に関わった有識者らが意見を添えていきました。
討論会は「維新八策」に沿って進められました。教育委員会制度のあり方からスタートし、経済、そして外交といった国全体の課題についても話し合われ、4時間半以上経った午後5時半現在も議論が続いています。

●維新討論会、議論は盛り上がり欠く
          毎日放送 09日17:35
8日に新党旗揚げを正式決定した大阪維新の会。9日は公開討論会が開かれ、新党の中核を担うとみられる国会議員7人と自治体トップの経験者らが出席しました。

 討論会は午後1時から始まりました。しかし、討論会に集まった国会議員はそもそも維新の会が打ち出している方向性と一致していて、激しい議論とはならず、淡々と進んでいます。

Q.討論会で一致すれば、すぐに合流する?
 「戻って相談してから決めます」(民主党 松野頼久元官房副長官)

 討論会には民主党の松野頼久元官房副長官、自民党の松浪健太衆院議員ら国会議員7人と、東国原前宮崎県知事など自治体トップやその経験者ら6人が出席しました。
冒頭、橋下代表は、新党には維新の会が綱領として掲げる「維新八策」の価値観について同じ考えのメンバーが集まるべきだと強調しました。

 「果たしてこのメンバーは価値観が一致しているのか。予想だにしていなかった問題に遭遇したときに方向性を1つに固めることができるのか、そういう人間の集団なのかというところを見ていただきたい」(大阪維新の会 橋下徹代表)

 「ここに来られた方というのは、おそらくもう、維新の皆さんと価値観とかはある程度共有(しているはず)。いまさら『同意しますか』とか、そういうのはどうなんですかね」(東国原英夫前宮崎県知事)

 9日は教育や経済政策などのテーマについて各出席者がそれぞれの考えを述べましたが、基本的に維新八策に賛同しているメンバーばかりで、議論は盛り上がりに欠けました。経済政策についても大きな意見対立、異論などは出ていません。

 集まったマスコミは100社400人に上り、非常に注目度は高かったのですが、結果的に討論会は維新八策のアピールの場となっています。


●クローズアップ2012:維新国政進出 やはり「橋下頼み」 発言ぶれ、組織動揺
          毎日新聞 2012年09月09日 
 橋下徹大阪市長率いる地域政党「大阪維新の会」は8日、新党「日本維新の会」を結成し、国政に進出する方針を正式に決めた。
10年4月の結成から約2年半−−発信力の高い橋下氏の個人的人気で勢力を伸ばし、いよいよ国政をうかがう。

 しかし、橋下氏ら一部幹部だけが意思決定に関わる運営には、内部に不満もくすぶる。
 橋下氏頼みの政治集団から脱皮できるか、組織のあり方も転換期にさしかかっている。
【堀文彦、田所柳子、木下訓明】

 「執行部の今のところの方針です。皆さんの意見をもって決定させてもらいたい。忌憚(きたん)のない意見をうかがいたい」。

 橋下氏は8日、大阪維新の会の全体会議で、約100人の所属地方議員を前に国政進出について意見を求めた。
 普段、強気の橋下氏が低姿勢で臨んだのには理由がある。
 3日に開かれた維新の大阪府議団の総会で、国政進出を目指す執行部への批判が相次いだからだ。


 口火を切ったのは、大阪維新設立メンバーでもある中堅大阪府議。
 「新聞に出ている国政に関することは、府議団で決めたことではない。決まったことを、ここで後から『理解してくれ』となるのか」と、維新の組織運営に不満をぶつけた。

維新に所属する地方議員の大半は事実上、意思決定に参加していない。
 次々と発信される橋下氏の見解を報道で知るのが実情だった。
 ある議員は「これまでテニスボールぐらいの大きさだった組織が、サッカーボールぐらいまで膨らんで問題が出てきた」ともらす。

 批判を浴びた執行部は5日、非公開の意見交換会を緊急で開き、説明に追われた。
通常参加しない維新幹事長の松井一郎・大阪府知事も出席。
終了後、批判の急先鋒(せんぽう)だった中堅府議は一転、記者団に「しこりは全くない。大きな戦に向けての準備が整った」と結束ぶりを強調した。

 いったん混乱を収拾したものの、維新の抱える構造的な問題が解決したわけではない。
維新躍進のカギが、これまでと同様、橋下氏の発信力に頼る構図は変わっていないからだ。
その分、橋下氏の発言がぶれると、党全体の信頼感を低下させる可能性はなお残っている。


 国政進出や主要政策課題を巡る橋下氏の発言は二転三転してきた。
 昨春の統一地方選ごろまでは国政への関与自体を明確に否定していたが、大阪府知事・市長のダブル選が迫っていた昨年9月26日、一転して国政進出の可能性に言及。
橋下氏は持論の大阪都構想の実現に向け、「既成政党がつぶそうとするなら、(国政選挙への取り組みを)大阪・近畿圏でやる」と発言した。

 今年4月、政府が関西電力大飯原発3、4号機の再稼働を妥当と判断すると、「民主党政権は国民をばかにしている。国民が倒すしかない」と発言。
 しかし、電力不足問題が浮上し、節電期間を控えた5月末には「事実上容認する」として前言を翻した。
 野田政権に対しても消費増税への手続きを批判する一方で、7月には「すごい。確実に決める政治をしている」と評価した。


 地方選挙で勝利を重ねてきた維新は、次期衆院選でも台風の目になるのは確実。
 しかし、肥大化する組織で党方針を決めるのは、事実上、橋下氏ら限られた幹部だけだ。ある議員はこう言う。
 「いつまでも『橋下オーナーの中小企業』ではいけない。本当に怖い存在になるには、組織力が必要だ」

 ◇合流見送り議員続出
 大阪維新の会は9日、地元・大阪で、政権公約「維新八策」を巡り、現職国会議員との公開意見交換会を予定している。
 しかし、議員の出席者は、想定したほど広がっていない。
 当初は「選挙に不安な議員が殺到する」(自民党幹部)との見方もあったものの、参加予定者は今のところ、民主党の松野頼久元官房副長官ら超党派議員でつくる「道州制型統治機構研究会」の7人にとどまっている。

維新側にとって意見交換会は、合流を目指す現職国会議員への「公開面接」にあたる。
次期衆院選に向け、知名度のある橋下徹大阪市長と連携はしたいが、維新に一方的にすり寄れば政治家としてマイナス−−そんな国会議員側のプライドもあり、意見交換会への参加を見送る議員が続出した。


 意見交換会への申し込みルートも複雑だった。

 維新側は参加を希望する国会議員の「窓口」として、主に4ルートを設定。

 松野氏ら道州制型統治機構研究会▽大阪府市の特別顧問を務める中田宏・前横浜市長と山田宏・前東京都杉並区長▽大村秀章愛知県知事▽東国原英夫・前宮崎県知事らを通じ、参加を呼びかけてきた。

 申し込みルートが限られたことで、結果的に窓口役の国会議員や首長経験者が、参加議員を事前に「選別」することになった。
 民主党を離党し、衆院会派「改革無所属の会」に所属する横粂勝仁衆院議員は参加を希望。
 しかし、道州制型統治機構研究会の議員が「横粂氏には自前の後援会もない。そんな議員は入れないでくれ」と維新側に申し入れ、横やりが入った。

松野氏らは新党の「創設メンバー」となる見通しで、新党内の主導権争いをにらみ、早くも国会議員同士のさや当てが始まっている。
「後から加われば、一段下にみられかねない」(衆院当選1回議員)との心理も働き、様子見の議員が増加。
維新合流を目指してきた議員は「参加議員に大物はおらず、維新もその程度かと冷めている議員は少なくない」と語った。

●大村氏そつなく、河村氏も安全運転 維新討論会
          日経 2012/9/9 22:34
 「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)が9日、大阪市内で開いた公開討論会に大村秀章愛知県知事、河村たかし名古屋市長という2人の地方自治体トップも出席した。
 既に大阪維新の会に沿った政策を発表した大村知事は、討論会でもそつなく答えた。
 一方で河村氏は複数の政策で維新と異なる主張を持っており、その発言は討論会前に関係者の注目を集めていた。
 
 約5時間30分に及んだ討論会は、維新の会が打ち出したばかりの「維新八策」に同意できるかを聞く、いわば「踏み絵」(維新の会ブレーンの堺屋太一・元経済企画庁長官)。ずらりと並んだ顧問の有識者に維新の会幹部が厳しい質問をするよう呼びかけ、国会議員と首長、元首長が質問に答えるというスタイルで大半は進んだ。

 例えば維新の掲げる国民総背番号制。
 河村氏はこれに異を唱え、有識者と白熱の議論を戦わせた。この光景に東国原英夫・前宮崎県知事は「維新の会はこれでいくと言っている。同意できるかどうかだ」と冷ややかに言い放った。


 一方で、河村氏にとっての懸案だった減税政策。これについては維新の会が一律の減税に懐疑的とあって、河村氏もさすがに真っ向からの主張は避けた。
 普段なら「日本で唯一ですよ」と胸を張る名古屋の市民税減税は話題にもせず、企業向けの設備投資減税の効用を説くにとどめた。

 この姿勢を意中の人、維新の会の橋下代表も高く評価。
 終了後の記者会見で「河村さん、主張の仕方が変わったな、と。これまではとにかく減税だったけど、国政レベルになるとそういう考え方じゃないとよくわかりました」と話した。

 次期衆院選で「第三極」の中心にいたい大村、河村両氏にとって、国政政党化する「日本維新の会」との選挙協力はどうしても欲しい“飛び道具”。
 大きなミスなく乗り切った長丁場を終え、多数のテレビカメラに囲まれた両氏は一様に安堵の表情を浮かべた。

 「全体的な価値観が一緒だから集まっている。ベクトルは一緒」と大村知事が言えば、河村氏も「大体いいのではないですかね」と話した。

 盟友だった河村氏と大村知事は、知事が独自に「中京維新の会」を設立したことを巡って“冷戦中”。この状況を心配して、休憩時間中には維新の会の橋下代表や松井一郎幹事長(大阪府知事)から仲直りを促される場面もあったという。大阪維新の会は大村・河村両氏の和解を連携の条件に掲げている。近くじっくりと話し合うことを約束して握手を交わし、2人は会場を去った。

●維新、衆院で単独過半数めざす 橋下氏会見詳報
      日経  2012/9/8 23:59
 地域政党「大阪維新の会」代表の橋下徹・大阪市長は8日の記者会見で国政進出の狙いなどを語った。質疑の概要は以下の通り。

 ■今の国家運営に嫌気さした

 ――全体会合で何が決まったのか?
 「国政政党を目指すという方向性が一番の決定事項。次の衆院選までは僕が代表をし、新しい国会議員が誕生したら代表選もやる。党の名称は『日本維新の会(にっぽんいしんのかい)』に決まった」

 ――今後のスケジュールは?
 「まだ国会議員ゼロ。大阪維新の会の内部手続きで国政政党『日本維新の会』を作ると決めたところです。政党要件を満たしていない」

 ――維新八策の最終案も了承されたのか?
 「最終案はまだ議論して修正するかもしれないが、維新八策は党の綱領にした」

 ――目標は第1党か?
 「政治的な決定をやる以上は過半数だ。ただほかの党と選挙後に連携、協議して政策実現する、という意味での過半数を含む。基本的に過半数を目標にするが、過半数絶対主義も改めるべき大きなテーマだ。過半数をめざすが、絶対目標ではないと思っている」

 ――衆院で過半数とっても、参議院で議席がない。
 「衆院、参院それぞれ多数をとったところが与党の責任を負わないといけない。衆参のねじれがあるのに、民主党だけに与党の責任を負わす考え方がおかしい。参院で過半数がないから何も決められないという考え方は、もうおかしいと思う」

 ――地域政党「大阪維新の会」の地方議員も新党の党員になるのか?
 「日本維新の会のもとに大阪維新の会もある。できればいろいろな地方でも同じような地域政党が形成され、日本維新の会のもとに入ってくれれば」

 ――地域政党が国政に進出する理由は何か?
 「国政へ働き掛けないと大阪都構想は完成できない。実際に大阪都をつくろうと思えば、いくつも法律の壁にぶつかる。霞が関や永田町で決めたルールで地方は縛られていて、大阪都構想を実現しようと思っても今回の法案だけでは足りない。これからも国会議員が動いてくれるとは限らない。ならば自分たちでやろうというのが1点。それとつくづく、今の国家運営の仕組み、統治機構に嫌気がさした。永田町や霞が関のドタバタ劇でも地方交付税が影響を受けている。自治体が自立するためには、国会の、統治機構の根っこを変えないといけない。国の根っこの部分を変える、国の統治機構を変える、国と地方のあり方を変える、ということで国政に挑戦することになった」

 ――自ら国政進出しないといけないと考えた理由は?
 「国会議員は地方行政の現場を知っている人が少ない。ありとあらゆるところに法律の問題があり、生活保護も教育行政でも、すべて法律の壁にぶちあたる。自治体によって国民の生活が支えられている面も大きい。地方の現場の実情、細かな現実の問題を知らず、国政を運営するのは違うと思う」

■大阪にいても全く問題ない

 ――国政進出はいつごろから考えていたのか?
 「大阪府知事就任直後から思いはどんどん強まっていた。永田町や霞が関が全然現場を知らない。国は国の役割に集中すればいい。国の形を変えないと大変なことになる。日本の政治行政が機能していない、疲弊しきっていると知事就任直後から感じた」

 ――大阪の有権者から理解は得られるか?
 「僕や松井一郎・大阪府知事は市政、府政を引き続きしっかりやる。その点は市民のみなさんにしっかり評価してもらおうと思う」

 ――党首と首長の兼任は、どのような仕事の仕方になるか?
 「全力でやるしかない。与えられた時間は1日24時間を使って全力でやる。できるかどうかはやってみないとわからない。国民の皆さんにできていないと思われれば、審判が下されるんじゃないか」

 ――東京と大阪のバランスは?
 「東京にいないといけないのか。今は通信手段も発達している。いくらでもやりようがある。組織で役割分担をすれば、大阪にいてもまったく問題ない」

 ――大阪にいることが多いのか?
 「大阪市長ですし、なかなか妻のもとを離れるわけにはいかない。お泊まりは厳禁です」

 ――大阪都構想法案が通ったが、名称が府のまま。都じゃないとだめか?
 「名は体を表す。今までの大阪府とは変わっているから、府のままではだめ。それだったら自分たちで変えればいい。だから国政進出を決めた。国会議員の皆さんや永田町、霞が関にお願いばかりの地方行政は嫌だ」

 ――大阪以外の他の地域の理解は得られないのではないか?
 「地方でものごとが決まる仕組みは大阪だけに適用されるものではない。大阪都の実現はすなわち地方の自立なので、大阪だけの問題じゃなくて、日本全国の統治機構にかかわる問題だ」

 ――衆院選候補者の公募スケジュールは?
 「公募の準備は始める。公募(対象)は維新政治塾の塾生、政治行政の経験者。まずは第一候補はここからスタートする。広く誰でも応募を受け付けることにはしない」

 ――参院選については今の時点でどう考えているか?
 「現時点では何も考えていない」

■家族は猛反対、話さず決めた

 ――市長の任期満了までは国政に転じることはないのか?
「僕は大阪市長として都構想を実現しないといけないから。それは大阪市役所でしっかりやる」

 ――公募では選考委員会を立ち上げるのか?そのトップは誰か?
 「立ち上げる。最後の公認権は僕が持つが、準備は選考委員でやる」

 ――公募は今月中にも始めるのか?
 「今月中にやらないと間に合わない」

 ――いつもと髪形が違うが?
 「散髪に行ってから会合に来た。失敗しちゃって。ちょっとまじめにしてと言ったら……」

 ――髪形は新党結成に向けての気合の現れではないのか?
 「全然違う」

 ――衆院選で過半数取った場合、内閣総理大臣の上に大阪市長がいることになる。
 「過半数は目指すけれど……。(記者に対し)どれぐらい本気で言っています?」

 ――結構、本気ではないのか?
 「実際にどこまでやれるか分からないが、今のままじゃだめだ。財源確保にしても消費税の問題にしても、永田町が決めないかぎり地方が決められない。いろんな法律で縛られている。変えようと思ったら永田町、霞が関にお願いしないといけない。僕はこういう日本の国の仕組みにはうんざりだ。もうお願いするぐらいなら自分でやったらいいと思った。人生は1回ぽっきり。命まではとられないでしょうから、1回はやってみる。文句ばかり言わずに、不平不満ばかり言わずに、自分でやってみるということで、今回こういう行動を起こした。実際どうなるかは分からない。あとは国民の皆さんに判断してもらうしかない」

 ――家族は何と言っているのか?
 「猛反対。大反対ですよ。いいかげんにしてと思っているでしょうね」

――話し合いはしたのか?
 「何もせずに決めちゃいました。大変です。これからまた説明します」



コメント ( 0 ) | Trackback ( )