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てらまち・ねっと



 原発事故でストロンチウムが拡散したと指摘されている。
 国は7月に、
   「10都県で ストロンチウム90を検出」と公表した。
   「健康への影響はほとんど考慮しなくていい」ともされて。

 当然ながら、違う指摘もある。
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●放射線モニタリング情報
 平成24年9月19日の原子力規制委員会の発足に伴い、東京電力や福島県等のモニタリング結果を集約して公表する機能は、文部科学省から原子力規制委員会に移管されることになりました。
 これにより、平成24年9月19日以降の◆印を付したモニタリング結果の全部及び▲印を付したモニタリング結果の一部は、原子力規制委員会のHPに掲載されることになりました(詳細はプレス発表をご覧下さい。)。
        原子力規制委員会発足に伴う放射線モニタリングに係る役割分担の変更について(平成24年9月18日文部科学省)
 平成24年9月18日以前のモニタリング結果は、引き続き本サイトで閲覧できます。
 なお、平成24年3月23日以前の情報はこちらで閲覧できます。 .



●ストロンチウム、462兆ベクレルが海に流出
           朝日  2011年12月18日3時2分
東京電力福島第一原発から事故後、海洋に放出された放射性ストロンチウムの総量は、少なくとも約462兆ベクレルになることが朝日新聞の試算でわかった。水産庁は魚介類への蓄積を調べるサンプリング調査の強化を検討している。

 試算は東電などが発表した資料をもとに行った。4月に2号機、5月に3号機から流出した放射能汚染水については、流出源である両号機の建屋内のたまり水に含まれる放射性ストロンチウムの濃度を、流出した水の体積にかけて算出。これらに、今月4日に流出が確認された処理水に含まれていたと見られるストロンチウムの量を足し合わせた。大気から海への降下量は含まれていない。

 東電は4~5月に海に流出した汚染水中の放射性ヨウ素とセシウムの総量を推定約4720兆ベクレルと発表した。ストロンチウムの量はその約1割に相当する。


●10都県で ストロンチウム90を検出、原発事故から1年4ヶ月後の発表

      ズーム アイ





●原発事故のストロンチウムか…10都県で確認
          (2012年7月24日19時44分 読売新聞)
 文部科学省は24日、各都道府県で実施する大気中からの降下物に含まれる放射性物質の測定結果を公表した。

 東京電力福島第一原子力発電所事故のあった昨年3~12月までの試料を分析した結果、岩手県から神奈川県にかけた10都県で、2000年以降の水準(1平方メートル当たり0・3ベクレル)に比べて高い値の放射性ストロンチウムが検出された。同省によると、同事故で広がった可能性が高いという。

 各都道府県では雨や風で降下したちりなどを集めて、それに含まれる放射性物質を測定している。00年以降の水準を超える値のストロンチウム90が検出されたのは岩手、秋田、山形、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の計10都県。福島、宮城両県では土壌を採取した別の調査で既に放射性ストロンチウムが確認されている。

 今回の調査での最大値は、茨城県ひたちなか市で昨年3月1か月間に採取された1平方メートル当たり6ベクレル。
大気圏内核実験が盛んだった1960年代前半に観測された最大値の60分の1程度で、同省は「健康への影響はほとんど考慮しなくていい」としている。

● 10都県で過去11年の最大値=ストロンチウム90の降下量-測定結果公表・文科省
           時事  2012/07/24-16:52 
 文部科学省は24日、東京電力福島第1原発事故で放出されたとみられる放射性ストロンチウム90が、大気中から地上に降った量(降下量)の都道府県別測定結果を公表した。津波や事故の影響で測定できない宮城、福島両県を除くと、茨城県など10都県で、事故前11年間の最大値を上回る値を記録。最も多かったのは昨年3月の茨城県で、1平方キロ当たり600万ベクレルだった。

 文科省によると、測定は直径2メートルの水盤を1カ月間屋外に置き、たまったちりなどを採取して放射性物質の量を調べた。
 2000年以降、事故前までの最大値は06年2月に北海道で測定された同30万ベクレルで、1960年代の大気圏内核実験の影響。事故後は、茨城のほか、岩手、秋田、山形、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の各都県でこの値を超えた。原発事故の影響とみられる。

●福島原発事故由来のストロンチウム、10都県で初確認
     朝日 2012年7月24日21時49分
 東京電力福島第一原発の事故後、大気中に放出された放射性ストロンチウム90が福島、宮城両県以外の10都県で確認された。
 文部科学省が24日発表した。
茨城県では、2000年から事故前までの国内の最大値を20倍上回る1平方メートルあたり6ベクレルが検出された。これは大気圏内核実験が盛んだった1960年代に国内で観測された最大値の60分の1程度になる。

 原発事故が原因と確認されたのは岩手、秋田、山形、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の10都県。いずれも昨年3~4月に観測された。

事故で放射性セシウムが広範囲に拡散したことから、ストロンチウム90についても拡散が予想されていたが、国の調査で、宮城、福島両県以外で原発事故によるストロンチウム90が確認されたのは初めて。

 文科省が発表したのは、1カ月間に屋外の容器に降下してたまったちりに含まれるストロンチウム90の量。2010年4月から11年12月にかけ、47都道府県の測定所で月ごとに調べた。

 1平方メートルあたりの降下量が最も多かったのは茨城県(測定所・ひたちなか市)で6.0ベクレル。群馬県(前橋市)の1.9ベクレル、山形県(山形市)の1.6ベクレルと続いた。10都県で原発から最も遠い神奈川県(茅ケ崎市)は0.47ベクレルだった。

 00年から原発事故までの最大値は06年2月に北海道で観測された0.30ベクレルで、茨城県の観測値はその20倍。10都県の値はいずれも0.30ベクレルを上回り、事故直後に観測されたため、原発から放出されたものと判断した。

 過去のストロンチウム90の観測値は、1963年の仙台市での358ベクレルが最高。核実験の実施回数が減り、その後は減少を続けたが、86年、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の影響で一時上昇し、秋田県で6.1ベクレルを観測した。今回の茨城県もほぼ同じ値で、健康への影響はほぼないと専門家はみている。

 文科省によると、宮城県は津波の影響で測定施設のデータが修復できず、福島県は施設が警戒区域内にあって分析環境が整わず、いずれも公表できなかった。ただ、福島県分は今後集計する。両県では、昨年6月の文科省の土壌調査で原発から放出されたストロンチウムが確認されている。

 文科省はこれまで、ストロンチウム90の降下量をほぼ1年遅れで発表しており、昨年3月の観測値は今年1~3月ごろに公表されるはずだった。公表が遅れた理由について、文科省の担当者は「事故の影響でセシウムやヨウ素など主要な核種の検査を優先したため、ストロンチウムの分析が遅れた」と説明している。(石塚広志)


●ストロンチウム土壌汚染、10都県で原発事故の影響なし
    朝日 2012年9月12日19時33分   

 東京電力福島第一原発の事故で放出されたストロンチウムについて調査していた文部科学省は12日、土壌の汚染マップを公表した。調査した10都県の60カ所で原発事故による汚染と判断された場所はなく、過去の大気圏核実験によるものとしている。

 調査は、大気中の放射線量が毎時0.2マイクロシーベルト以上の地域がある10都県(岩手、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、山梨)の50カ所と、昨年6月の調査で放射性セシウムに対するストロンチウムの割合が比較的高かった福島県相馬市の10カ所の土壌を調べた。

 ストロンチウム90の最大値は福島県西郷村の1平方メートルあたり130ベクレル。19カ所では検出されなかった。最近11年間(1999~2009年)で国内で観測された最大値950ベクレル(04年、茨城県)をいずれも下回った。

●川崎市の阿部孝夫市長が「教育的側面からセシウム食品を給食で使う」
            税金と保険の情報サイト  2012年9月13日 23:00
放射性物質を含む食品については、特に子どもへの影響が心配される。そんな中、セシウムが検出された冷凍ミカン、リンゴ缶詰について、川崎市の阿部孝夫市長は「教育的側面」から給食に使う、と語った。

道路では車にぶつかる危険性がある
川崎市では給食用に仕入れた神奈川県産の冷凍ミカン、山形県産のリンゴ缶詰から、放射性セシウムが検出された。冷凍ミカン9.1ベクレル/kg、リンゴ缶詰1.6ベクレル/kgと、いずれも国の定めた安全基準値である100ベクレル/kgを大きく下回る。

ただ、子どもについては内部被曝の危険性を指摘する専門家も多い。また、セシウムについては検査がされているが、より内部被曝の危険性が高いとされるストロンチウムやプルトニウムについては検査さえされていない。セシウムが含まれる状況であれば、その含有が疑われる。

こういった状況から、セシウムが検出された食材を給食に使用することを心配する声が保護者などから上がっているが、阿部市長は記者会見の席で「危険の中で生活していることを子どもたちが知ることが大事」と回答。さらに

「このレベルでビクビクする教育をすることが間違い」とし、「道路では車にぶつかる危険性があり、すれ違ったあかの他人に刺される可能性もある。だから人とすれ違うな、と教育しますか?」

などと語って、物議を醸した。

危険を教えるために毎日道路に飛び出すか?
ネット上では、この発言をめぐって、厳しい意見が飛びかっている。「車が危ないことを教えるために、毎日道路に飛び出させる教育しないでしょ!愛がないよ」とするTweetなどもみられる。

たしかに同市長の論理に従えば、すれ違ったあかの他人に刺される可能性を学ぶために、治安の悪い夜道を1人で歩かせるなどの教育も必要ということになる。

同市長は福島県福島市の出身。常識から逸脱した論理に頼ってでも放射性物質を含む食材を利用したいのは、そういった出自によるもの、とする見方もある。


●都道府県別環境放射能水準調査(月間降下物)におけるストロンチウム90 の分析結果について
   文科省 平成24年7月24日

2.今回のストロンチウム90 の分析結果について
○ 今回、平成22年4 月から平成23 年12 月まで都道府県が採取した月間降下物について、
ストロンチウム90 の分析を行った結果、東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い、
47 都道府県中10 都県※2で採取された月間降下物のストロンチウム90 の分析結果におい
て、事故前の11 年間に全国で観測されたストロンチウム90 の最大値(0.30MBq/km2)を
超える値が確認されました。(詳細は別紙参照)
※2:秋田県、岩手県、茨城県、神奈川県、群馬県、埼玉県、東京都、栃木県、千葉県、山形県


3.今回のストロンチウム90 の分析結果に関する考察
○ 事故前の11 年間で観測されたストロンチウム90 の放射能濃度※3は、不検出~
0.30MBq/km2 でしたが、今回、分析を行った月間降下物のうち、主に平成23 年3 月もし
くは4 月に10 都県で採取された月間降下物においては、事故前の11 年間に全国で観測
されたストロンチウム90 の最大値を超える値が検出されました。これらの試料について
は、福島第一原子力発電所の事故直後に観測されたこともあり、福島第一原子力発電所
の事故由来のストロンチウム90 が含まれている可能性が高いと考えられます。なお、こ
れらの福島第一原子力発電所の事故由来と考えられる10 都県のストロンチウム90 の分
析結果を比較したところ、原子力発電所から距離が離れるほど、放射能濃度が低下する
傾向が確認されました。



●文部科学省による、①ガンマ線放出核種の分析結果、及び②ストロンチウム89、90 の分析結果(第2 次分布状況調査)について
        文科省 平成24年9月12日
昨年12 月6 日から、東京電力㈱福島第一原子力発電所事故に伴う放射性物質の第2次分布状況等調査として実施してきました、
ガンマ線放出核種の分析、及びストロンチウム89、90 の核種分析の結果がまとまったので、お知らせします。



 ●ストロンチウム汚染水12トン海へ流出「毎日毎日漏れている これから海が汚れてきます ストロンチウムがセシウムより問題になる可能性ある」 小出裕章4/5(2)

  ざまあみやがれい! 
小出「でも、放出されてきた量が、圧倒的に少ないですので。私たち、の、被曝という意味で言えば、何よりもやはりセシウムに注意をしておかなければいけないと、私も思い、ます。え…プルトニウムもそうです。え…猛毒な放射性物質ですけれども。放出された量が、セシウムよりもはるかに少ないので。今は、とにかくセシウムに気をつけなければいけないと、いうことだと私は思います。え…でももちろん、測定はやったほうがいい、し、これから海洋が、海が汚れてきますので、その時にはストロンチウムが、むしろセシウムより問題になる可能性があると思います。え…しっかりと分析体制を作るべきだ、と思います」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●ストロンチウム汚染「これから海産物の汚染を気にするときにはセシウムだけではダメ。ストロンチウムの測定を、これまで以上にやらなければいけない」 小出裕章8/2(2)
  ざまあみやがれい! 

小出「ただし、ですけれども、ストロンチウムという放射能は、水に溶けやすいという性質を持っていますので。え…大気中に出て来なかったとしても、海へは流れて行っています。」

千葉「ええ」

小出「ですからこれから海産物の汚染ということを気にするときには、セシウムだけではダメです。ストロンチウム90というものの汚染も充分に気をつけなければいけませんし。ちゃんと測定を、これまで以上にやらなければいけないと思います」



 ●時事寸評 ストロンチウムの検出と反社会的報道
  武田邦彦 (平成24年7月26日)
 昨年3月、4月に測定されたストロンチウムの汚染がそれから1年3ヶ月ほどたった2012年7月に発表された。
発表された値について、長く「被曝の危険性」を報道していた朝日新聞は一転して「大気圏核実験より少なく、チェルノブイリなみだから大丈夫」という記事を出した(2012年7月14日朝日新聞デジタル)。

この記事には科学的に3つの錯誤がある。
第一の錯誤は、「大気圏核実験より低い」ということが「安全だ」という結論になっているが、大気圏核実験による被曝が健康に問題がなかったという証明はない。
当時の発がんの大半が大気圏核実験である可能性を残している.だから「核実験の時より低いから安全」という結論はまったく科学ではない。

第二の錯誤は、「ストロンチウム90の危険から国民を守る法規」について言及していないことだ.これは原発事故以来、政府が終始一貫、とっている政策だが、マスコミが政府に唯々諾々と従っているわけではないと思う.ストロンチウムの規制値は厳然として存在する.

政府は放射性物質について法規とその精神によって国民を保護しなければならないし、マスコミは法治国家として報道するべきである.法規を無視した発表や報道は反社会的である.暴力団などの反社会的団体がなぜ「反社会的」であるかというと、国民が合意した法規と法規の精神に反した行動を取るからだ。

第三の錯誤は、測定点が少ないときに、それが日本の全体の汚染を示してもいないし、もっと高い測定値がある可能性が高いことに言及しておかなければならない。
とくにもっとも汚染されていると考えられる福島の測定値がないのだから、新聞として言及しないのは故意と勘ぐられても仕方が無く、この記事によって被曝する人がでる可能性もあることから、報道としてはやや犯罪的とも言える.

第二に、測定結果が1年以上も遅れたこと、もっとも数値が必要な福島県の数値がないことについて、文科省は「福島県の測定器が壊れている.ストロンチウムよりセシウム、ヨウ素の測定を優先した」とコメントしている.

このことも2つの科学的ではなく、反社会的な内容を含んでいる.まず第一に「土壌の汚染度を測定するのは、福島にある測定器出なくても良い」ということだ。測定するものを運搬してしかるべきところで測定するのは当然である.最も汚染された福島のものを最優先で測定するのは当然である.たとえばインフルエンザが流行したときに、流行していないところを測定しても意味が無い。

第二に、ストロンチウムの測定は核分裂してできるイットリウムと平衡になるのに2週間、さらに操作が必要で、全体で1ヶ月半程度かかるが、1年も時間を要するものではない。またセシウムとともに原子炉中に6%も存在するストロンチウムであるから、多くの地点を測定しなければならない。

いずれにしても「国民を被曝の危険に晒す」、「自ら法規の精神に反する反社会的な報道を続ける」という点で、誠実ではない。

(平成24年7月26日)(ストロンチウム90の分析に要する日数を読者の方のご指摘で修正しています)武田邦彦


●原子力資料情報室(CNIC) - ストロンチウム-90  
         7.ストロンチウム-90(90Sr)半減期 29. 1年
7.ストロンチウム-90(90Sr)
・・・・・・・・(略)・・・



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