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てらまち・ねっと



 山県市議会の9月定例会は5日に開会。
 6日が一般質問の通告。 私は9番目だった。
 一般質問は9月20日(木)。たぶん午後2時半から3時あたりからか。
 質問の内容や関連データは、今日のブログから順次載せよう。

 今日は、新聞でも大きく取り上げられた「道路舗装問題」。

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9月6日に提出した私の一般質問の通告のタイトルと答弁者

質問番号1番  答弁者 市長
「市の広報などの全戸配布に方向転換を」


質問番号2番  答弁者 市長
「道路舗装の厚み不足問題について」 


質問番号3番  答弁者 市長 
「土地開発基金は廃止を」 




 ●ホーム > 市政 > 山県市議会 > 定例会日程 第3回定例会日程
2012年9月 ↓

 


  ● 印刷用 通告文 PDFファイル 153KB
 ● 質問番号2番  答弁者 市長  質問事項 道路舗装の厚み不足問題について

 昨年2011(H23)年度の市道の舗装工事に関して、舗装の厚みが不足していたことが問題になった。
最近、新聞で大きく採りあげられ、記事を読んだ市民からは、市政への不信や不満の声、HPでも市の経過説明・状況説明がないことへの疑問など、いろいろな声が私のところにも寄せられている。
 議会(議員)にはある程度説明がされているので、市民の疑問等に応えるべく質問する。

まず、事案の概要は次のようだ。
現場は山県市西深瀬地区で、下水管を埋設した市道にアスファルト舗装をする下水舗装復旧工事。舗装面積は2万6120平方メートルで、契約額は5851万円。工事は昨年6月中旬から始まり、市は11月初旬に完了検査を済ませた。
市民の疑義を受け、市が今年3月に再検査したところ、複数地点で舗装の厚さが基準を満たしていないことが判明。市の道路建設基準では市道のアスファルトの厚さは42ミリ以上と定めており、50ミリ前後が一般的とされるが、施工現場では厚さ三十数ミリの地点が複数箇所で見つかった、という。

1.  流れについて
工事中の昨年夏ごろから舗装の厚みが足らないのではないか、との声が出始めた。
11月8日の市政座談会で舗装厚に対する疑義の意見が出された。
工事の様子を不審に思っていた地元自治会(十王自治会)は、昨年12月2日に市に説明を求め、12月11日、公民館に市の部長らが来て、見解を説明。要点は、「薄いことはあり得ない、問題はない」の一点張り。市側は、完了検査のサンプル採取には立ち会わなかったと答えた。
市長は、この12月ごろには、「厚さが足らないのではないか」との心象をいだいたと聞くが、その認識でよいか、また、そのような心象をいだいたポイントは何か。

2.  修復責任について
1月28日午後1時過ぎ、市民が道路厚みを確認するため、道路端の一部を切断した。
1月30日、副市長らが現地で、道路横面の厚みを計測した。
2月1日、東浦地区の3つの自治会の連合は、市に再検査を求めた。
3月13日、市が18ブロックに分けた136個所を再検査した結果は、5ブロックが合格、13ブロックが不合格だった。3月26日に「修補改造指示書」で業者にやりなおしを指示、4月5日付で業者が「確約書」を提出した。
ところで、市には顧問弁護士がいるところ、この種の案件は当然に相談に行く。顧問弁護士は、路面の無断切断とそもそもの工事の不完全との関係を前提に、最終的に道路の修復義務はどこにあるとの意見か。
厚み不足の路面の復旧の今後の予定はどのようか。

3.  処分について 
厚みが足らなかったことにつき、業者に対する処分は行ったのか、あるいはどうするのか。
市の発注業務の担当者の処分や、市長ら上司の監督責任にかかる処分はどうしたのか。

4.  被害の有無について
4月8日から5月6日にかけて3自治会に対して再度の説明会を開催、状況説明をした。
5月18日、建設課が道路切断につき「被害届」を警察に提出した。
ところで、道路を切断した市民は、「薄くては道路の安全として不安」、「薄くすることで工事費を抑えようとしたのではないか」などの懸念や疑義をいだき、所定の厚みがないことの確認のために、市の許可を得ないままに、舗装済み道路の何か所かを専門業者に切ってしまったことを認めている。
本件の特殊な事案の経緯、修復の責任と見込などからも、今となっては、被害届は取り下げるのが相当ではないか。

5.  他の工事は大丈夫か
過去の道路工事、同業者の他の施工部について大丈夫かと寄せられる市民からの疑問は当然だ。
しかし、市は、「過去の道路工事」及び「同業者の他の施工部」に関しては、調査しないとの方針を決めているようだ。
「厚み」が足りていることの合理的な保証はなんなのか。
また、調査しなくて良いとする合理的な根拠をどう説明するのか。

6.  今後について
これらの経験から、今後、同種の事案が起きないようにするための行政の業務の仕方の方針はどのようか。
また、市民から、公共事業の実施にかかっての疑義などが出された時の対応方針はどうするのか。

                                   以上


2012年8月23日 岐阜新聞 ↓
(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)



● ずさん舗装、深まる亀裂  山県市、再三の指摘に当初動かず  住民側、無断で道路切断し警察沙汰
     2012年8月23日 岐阜新聞

 舗装の厚さに問題があるとして、一部住民が特殊なカッターで切断した市道=山県市西深瀬

 山県市が今年3月、同市西深瀬の市道舗装工事の再検査を行い、舗装の厚さが基準を満たしていないとして受注業者に工事のやり直しを命じた問題。工事に不備がある可能性は、地元住民が昨夏から市に伝えていたが、市の対応が遅れたため、一部住民が無断で路面を切断して“証拠”として断面を市に示す事態にまで発展した。受注業者に責任があるのはもちろんだが、市にも、一部住民にも反省すべき点があると言えそうだ。

 問題となったのは、市道に厚さ50ミリのアスファルト舗装を施す工事。市内の建設会社が受注して昨年6月に着工、市は11月の工事完了検査で合格としたが、問題視した地元自治会の要望を受け市が今年3月に再検査。舗装の厚さが三十数ミリの地点が広範囲に確認された。

 地元住民は昨夏から、市に何度も苦情や要望を寄せていたが、市は工事完了検査を合格に。これに不満を募らせた一部の住民が今年1月下旬、特殊なカッターを使って無断で道路を切断して独自に調査した。

 市の被害届を受け、山県署は道路法違反の疑いで、住民の男性3人から事情を聴いている。本紙の取材に対し、男性の一人は「工事完了検査が合格したと聞き、何もしなければこのままにされてしまうと思った」と市への不信感を語り「不備を指摘したのにまさか警察沙汰になるとは」と肩を落とした。

 再検査、刑事問題に発展する前に、市と住民の間で穏便に折り合うような方法は果たしてなかったのか。朝日大学法学部の大野正博教授(刑訴法)は「受注業者が悪いが、市も悪い。だからといって一部住民の行為も許されるものではない」と断じる。

 「市は検査のチェック義務を負う以上、住民の声に耳を傾けてしっかり検査するべきだった。一方、住民にとって、舗装の不備が生命や財産を脅かす差し迫った危機であるとは言えない。法的手段を講じるなどの適切な対応はあったはず」と指摘し、「舗装の厚さが足りないせいで、また、道路を無断で切断したために重大な事故が起きたら一体誰が責任を持つのかを考えてほしい」と付け加えた。
(瀬見井芳信)


 ●  ◆山県の市道、舗装工事ずさん 基準以下、市がやり直し命令/住民、昨夏から不備指摘、市側も認める
先日の8月11日の岐阜新聞の社会面に大きく出た記事。
 見出しは、
    「山県の市道、舗装工事ずさん 基準以下、市がやり直し命令」
 その共同通信の見出しは、
    「山県市の市道舗装基準以下 工事ずさんでやり直し命令」

 今朝15日の岐阜新聞の社会面にも追い記事が出ていた。
 見出しは、
    「住民、昨夏から不備指摘 山県の道路工事、市側も認める」

 この見出しだけ見ても、道路の舗装工事でずさんな工事があり、市民が指摘していたにもかかわらず、そのまま工事が終わり、
 その後、市が業者にやり直したを命じた、ということがわかる。

 これは、実は、私の住んでいる地区の道路工事のこと。
 だから、経過はよく知っている。
 舗装工事なので、アスファルトの「厚み」が所定の発注の要件を満たしているか否か、これが争点。

 その概要は、
   市が、工事完了の際の厚みのサンプル採取にも立ち会わないまま、業者の示した厚みの数値を信じ、
   市民の厚み不足の指摘に対して、工事後も「問題ない」と答え続けたこと。
   納得できない市民が、道路を切って、所定の厚みが無いことを実証した。
   この行為は、勇み足であった。

   とはいえ、市が再検査したところ、
   検査のために設定した区間数で見ると約6割、面積では約5割の舗装部分が「厚みが基準以下」だった。
   そこで、業者に、厚みが足らないところについて、自費での再工事を命じた、というもの。
   工事費が5800万円ほどだから、業者負担は重い。

   ともかく、なぜ、今になって新聞記事になったのかは不明だが、
   確かなのは、警察が動いているからだろう、ということ。
   それは、市が道路を勝手に切られたことにつき、警察署に被害届を提出し、市民らが道交法違反の疑いで任意で事情を聴かれているというもの。

 私から見ると、
   工事発注での所定の厚みを確保しない工事をした業者、検査にも立ち会わずに問題ないとした市に問題の発端と原点がある。
   市が再検査をしたこと、ずさんを認めて再工事を命じたことは、通常はあまりないケースという意味で”画期的”。
   とはいえ、他の工事個所や過去分については、そのままにする決定。
   このようなな経過にもかかわらず、市民を告発するとは・・・・

 ということで、「緊急避難」という法律上の考え方をブログ末に紹介しておく。



(写真をクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)>
●山県市の市道舗装基準以下 工事ずさんでやり直し命令
        共同 /2012/08/11 10:07 【岐阜新聞】
 山県市が昨年6月に発注した市道のアスファルト舗装工事で、同市内の建設会社が市の基準よりも薄くアスファルトを敷設したため、今年3月に市から工事のやり直しを命じられていたことが10日、分かった。市の完了検査で一度は合格とされていたが、地元自治会が市に再検査を依頼し、ずさんな工事が判明した。  同市の道路建設基準では市道のアスファルトの厚さは42ミリ以上と定めており、50ミリ前後が一般的とされる。だ… [記事全文]

●山県の市道、舗装工事ずさん 基準以下、市がやり直し命令
            岐阜 2012年08月11日10:07
 山県市が昨年6月に発注した市道のアスファルト舗装工事で、同市内の建設会社が市の基準よりも薄くアスファルトを敷設したため、今年3月に市から工事のやり直しを命じられていたことが10日、分かった。市の完了検査で一度は合格とされていたが、地元自治会が市に再検査を依頼し、ずさんな工事が判明した。

 同市の道路建設基準では市道のアスファルトの厚さは42ミリ以上と定めており、50ミリ前後が一般的とされる。だが、同社の施工現場では厚さ三十数ミリの地点が複数箇所で見つかったという。住民の中には「薄くすることで工事費を抑えようとしたのではないか」と批判の声もある。

 現場は山県市西深瀬地区で、下水管を埋設した市道にアスファルト舗装をする下水舗装復旧工事。舗装面積は2万6120平方メートルで、契約額は5851万円。

 工事は昨年6月中旬から始まり、市は11月初旬に完了検査を済ませた。その後、工事の様子を不審に思っていた地元自治会が市に再検査を依頼、今年3月中旬に複数地点で舗装の厚さが基準を満たしていないことが判明した。

 同社は「故意にしたことではないが、アスファルトに薄い所があり、工事のやり直しをしたことは事実であり責任を感じている。再工事は一部を除き、8月上旬までに誠実に対応させていただいた」と陳謝している。

 一方、住民の中には市の再検査を待たずに独自にアスファルトの厚さを調べる者もいた。特殊なカッターを用いて許可を得ず路面を切断したことから、市は器物損壊容疑で関係者を山県署に告発する事態に発展している。

●住民、昨夏から不備指摘 山県の道路工事、市側も認める
     岐阜 2012年08月15日10:39
 山県市が発注した市道舗装工事で、舗装の厚さが市の道路建設基準を満たしていないことが工事完了検査後の再検査で判明し、今年3月に市が受注業者に工事のやり直しを命じた問題で、複数の住民が昨夏から市に対し、工事に不備がある可能性を指摘していたことが14日、分かった。

 やり直しになったのは、西深瀬地区の下水管を埋設した市道2万6120平方メートルに、市が指定した厚さ50ミリのアスファルト舗装を施す工事。

 市内の建設会社が受注して昨年6月に着工、契約額は5851万円。市は同年11月の工事完了検査で合格としたが、地元自治会の要望を受けて今年3月に再検査した結果、舗装の厚さが三十数ミリの地点が複数箇所あることを見つけ、受注業者に工事のやり直しを命じた。

 複数の住民は「工事に不備がある可能性を昨夏から市に何度も伝えていた」と言っており、市も認めている。住民らが工事を不審に思ったのは、受注業者が高さ40ミリの道路型枠を使用していたためで、市や住民によると、受注業者は「舗装型枠が40ミリでも厚さを50ミリにできる」と説明していたという。

 工事完了検査は、市が指定する地点の路面を円柱状にくり抜いたコアを受注業者が市に提出して行われるが、くり抜き作業に市職員の立ち合いはなかった。市は「立ち合いしなかったのは業者を信頼していたため。検査体制の見直しを検討する」と話している。

 工事に不備がある可能性を指摘し続けていた住民の中には、今年1月下旬、許可を得ずに路面の一部を特殊なカッターで切断し、断面を市に示した男性が3人いる。
市が山県署に被害届を提出し、男性らは道交法違反の疑いで任意で事情を聴かれている。



 ● 緊急避難
 緊急避難 / ウィキペディア から

 ・・・(略)・・・



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