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てらまち・ねっと



  日本は、政策的に国債残高が膨れ上がっている。
 日本は海外と違いで、国債の消化を家計の金融資産で賄っているから健全だという言い方があったけど、その構図も変化し始めている。
 ヨーロッパの債務危機や米国の「財政の崖」問題などがスッキリと解けないいま、日本国債は、比較すれば安全な資産とみなされて、海外の資金が日本に向かっている。
 
 そんな中、昨夜のNHKスペシャルの「日本国債」、今後の日本の行方を示すようで重たかった。
    国の借金を日銀が支える構図が強まる一方、「逃げ足」の速い外国人のお金も流入。
     ひとたび財政不安になれば、国債が一斉に売られるリスクが徐々に高まっている。


 ともかく、安倍政権は日銀を取り込んで国債を乱発するつもりらしい。
 ますます、狙われるということか。

 遠くない時期に経済破綻するかもしれないと思わせる報道が続く。

 だから、専門家からアベノミクスへの批判がひろっがってきているようだ。

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●NHKスペシャル 日本国債
          NHK 2012年12月23日(日) 午後9時00分~9時58分総合
> 年々膨れ上がる“日本の借金”、日本国債の発行残高が、ついに700兆円を超える。その額は、対GDP比でみると先進国では最も大きい。
莫大な国の借金は、ヨーロッパでは信用不安の原因となり、混乱が続いている。
その額の大きさから“薄氷の上にある”とも例えられる日本国債は「安全な資産」として資金が集まって連日高値を記録し、長期金利は10年ぶりの低水準で盤石にみえる。


これに対し、人々の預金を元手に国債を大量に保有する金融機関では、国債価格の下落に警戒を強めている。デフレ対策のため、事実上、国債を買い支えている形になっている中央銀行「日銀」は、購入による副作用を意識しながらも、かつてない額の買い入れを行っている。そして海外のヘッジファンドの中には、人口が減少し低成長が続く日本は、やがて苦境に陥ると予測し「次なるターゲットは日本国債」と公言しはばからないところまで出てきている。

欧州の信用不安。アメリカの景気の先行き不安。こうした状況から、豊富な個人金融資産と対外資産を持つ日本の国債は、今のところ“安全”と見なされて買われている。
しかし、ひとたびその安定が崩れれば、財政が悪化し、暮らしに直結する公共サービスが滞り、企業経営、個人の家計にも大きな影響が出るとの懸念もある。


日本国債に今何が起きているのか。番組では、安泰に見える現状の背景で進む大きな変化を、ドキュメンタリーとドラマで多角的に描く。



 ● YouTube で 見るこができる?? ⇒ NHKスペシャル「日本国債~何が起きているのか~」 - YouTube

●視聴室:NHKスペシャル
           毎日新聞 2012年12月23日
 ◆NHKスペシャル(NHK=後9・0)
 発行残高が700兆円を超えた日本国債は安全な資産なのか。日銀や金融機関、専門家への取材から、国債の将来や国のあり方を考える。

 日本は予算の半分を国債で賄っている。税収が減っているのに歳出は増え続けるため、国債発行は止まらない。金融機関は手堅く利益の得られる商品として大量に保有。一方で、暴落による金利上昇を待つ海外のヘッジファンドも。国債が抱えるリスクとは−−。架空の居酒屋でマスター(伊武雅刀)と客が交わす会話で場面をつなぎ、硬い話を解きほぐして伝える。(土)


    ● (過去の番組) ⇒ NHKスペシャル 「狙われた国債 ~ギリシャ発・世界への衝撃~」
          NHKスペシャル [20100705]

●国債、高まるリスク 外国人の保有割合が急伸
             朝日12月22日 
日銀と外国人の国債保有割合が増えている
 日本銀行と外国人投資家が持つ日本国債の量が、今年9月末でそれぞれ過去最高になった。
日銀の保有残高は初めて100兆円を突破。
国の借金を日銀が支える構図が強まる一方、「逃げ足」の速い外国人のお金も流入
。ひとたび財政不安になれば、国債が一斉に売られるリスクが徐々に高まっている。


 日銀が21日に発表した資金循環統計(7~9月)によると、日銀の9月末時点の国債の保有残高は104兆9250億円。前年比で22.0%伸びた。国債発行残高(約948兆円)に占める割合も11.1%で過去最高だった。
 日銀の保有割合が伸びたのは、金融緩和のために銀行から国債を買い入れて市場にお金を流しているためだ。2000年代半ばにかけては、世界的に景気がよかったため、国債の購入が減っていたが、08年秋のリーマン・ショック後、また増えてきた。

●〔アングル〕家計純資産と政府債務の逆転が視野、国債安定消化の構図に揺らぎ
          ロイター 2012年 12月 21日
 [東京 21日 ロイター] 国債残高が膨れ上がる中で、国債の消化を家計の金融資産で賄ってきた構図に変化の兆しが出ている。
日銀によると、家計の純金融資産と地方公共団体などを含む一般政府の債務残高の差額が9月末に22.4兆円と過去最小になり、逆転が視野に入った。

 日銀が21日に公表した7─9月期の資金循環統計によると、9月末の家計の金融資産から負債を差し引いた純金融資産は1155兆円。一方、一般政府の債務残高は1133兆円と過去最高を更新した。差額を9月末時点でみると2011年が34.1兆円、2010年が71.3兆円と、政府債務残高は着実に家計純資産残高に近づいている。家計の金融資産に大きな変動がみられない中、国債発行残高は着実に増加しており、逆転も時間の問題となっている。

 一般政府の債務残高が対国内総生産(GDP)比で200%を超える先進国で最悪の財政状況にもかかわらず、国債が安定的に消化され、金利が低位安定で推移している背景には、ほとんどを国内投資家が保有している構造や、経常黒字基調、世界的にも低い国民負担率に伴う将来の増税余地などさまざまな理由が指摘されている。家計の純金融資産と一般政府の負債残高の関係も、そのうちの1つの参考に過ぎない。

 もっとも、預金など家計の金融資産が金融機関を通じて国債投資に向かう構図が定着している中で、国債発行の増加に歯止めがかからない現状では、中長期的な国債消化への不透明感を強める一因になり得る。原子力発電所の運転停止による燃料輸入の増大などで貿易赤字が続く中、経常収支も悪化傾向。国債保有者のうちわけをみても、9月末に海外投資家の保有残高が86兆円、発行残高に占める比率は9.1%といずれも過去最高を更新。引き続き国内で90%超が保有されている構図に変わりはないものの、海外投資家が国債市場で着実に存在感を高めており、市場環境によっては波乱の芽になりかねない。

 先の衆院選で圧勝し、次期政権を担う自民党は、10兆円規模とみられる大型の2012年度補正予算の編成を打ち出しており、国債の追加発行も視野に入る。
日銀は19─20日に開いた金融政策決定会合で、資産買入基金による国債(短期国債含む)の10兆円増額という追加金融緩和を決定した。

日銀の累次の追加緩和による大量の国債購入は、市場に一定の安心感をもたらしている一方、白川方明総裁が会見で指摘したように、市場が財政ファイナンスと受けとめれば長期金利が上昇する危うさをはらむ。

長期金利上昇で政府・日銀の政策効果が減殺されないよう、新政権には、成長戦略の実行による景気浮揚と財政規律維持の両立めざした経済・財政政策運営が求められる。
 (ロイターニュース 伊藤純夫 編集 橋本浩)

●海外勢の国債保有残高、過去最高に 9月末86兆円
            日経 2012/12/21 10:56
 日銀が21日発表した2012年7~9月期の資金循環統計(速報)によると、海外投資家が持つ日本国債の9月末の残高は86兆円と過去最高となった。前年同期に比べ11%増えた。欧州債務危機や米国の「財政の崖」問題などがくすぶる中で、比較的安全な資産とみなされている日本国債に資金が向かっている。

 国債の残高に占める海外勢の保有比率は前期を0.4ポイント上回る9.1%で過去最高。海外投資家の保有が増えれば、国内の投資家だけに頼るよりも市場での安定した消化につながる。
半面、海外には短期間で巨額の資金を動かす投資家も多い。日本の信用を揺さぶるような情報をきっかけに海外勢の売りが膨らむと、長期金利の変動が大きくなるとの見方もある。


 日銀の保有額も急増。9月末で前年同期に比べ22%多い105兆円となった。量的緩和を実施していた05年3月末の99.7兆円を上回り、初めて100兆円の大台を突破した。残高全体に占める比率は前期より0.9ポイント高い11.1%に上昇した。金融緩和の強化を目的に大量の国債を市場から購入したためだ。

 家計が持つ金融資産は9月末時点で1510兆円となり、前年に比べ1.4%増えた。このうち現金・預金は1年前より1.9%多い840兆円。過去最高だった6月末に比べると小幅に減ったものの、高い水準を保っており、手元にお金を置く姿勢がなお目立つ。

●日銀の国債保有残高 過去最高
         12月21日 NHK
 日銀が保有している日本の国債などの残高は、ことし9月末の時点で100兆円を超えて過去最高になったほか、海外の投資家が保有する国債などの残高も去年の同じ月より11%増えて、過去最高を更新しました。
日銀が21日、発表した「資金循環統計」によりますと、ことし9月末の日本の国債などの発行残高は過去最高の948兆円でした。

このうち、日銀が保有する国債などの残高は105兆円で、前の年の同じ月より22%と大幅に増えて、過去最高になりました。

これは、日銀がデフレの脱却に向けて金融市場に大量の資金を供給するために設けた基金を通じて、金融機関から国債を買い取っていることなどによるものです。
この基金は、20日まで開かれた金融政策決定会合で、10兆円増やして101兆円規模にすることが決まっています。

一方、海外の投資家が保有する国債などの残高は86兆円と、去年の同じ月より11%増えて、前回、3か月前に続いて過去最高を更新しました。
これは、ヨーロッパの信用不安が長期化するなか、海外の投資家が比較的、安全とされる日本の国債を購入する傾向が続いているためで、残高全体に占める割合も、これまででもっとも高い9.1%と、海外の投資家の存在感が少しずつ大きくなっていることを示しています。



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