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てらまち・ねっと



 ここのところトランプ周辺のことについて見ることが多い。いずれ露呈する、もしくは「発現」するトランプという人物像についてはもちろんだけど、今回のアメリカの選挙のことや世論調査や予測の問題、あるいはネットの世界のことなどの分析や動向、それらに興味がある。
 ということで、今日はブログに次を記録。
 なお、今朝は、3組使っている自分のパソコンの更新作業をした。Windows-10になってから、週に一度くらいは「更新して再起動」させるとパソコンがいつもスムースに動くという受け止めが、感覚的に出てきたから。

 記録したのは、まず、政治の私物化ということでは次。
●トランプ氏、政治私物化? 首相との会談に娘同席/共同 2016/11/19
●首相との会談にトランプ氏長女同席、米で波紋/読売 11月20日
●トランプ氏の娘婿、政権中枢入り見込み=関係者 長女イバンカさんの夫クシュナー氏、シニアアドバイザーか/ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 11月17日

 トランプ氏は、政敵との融和を演出する。
●トランプ政府の国務長官に「政敵」ロムニー氏が浮上/東亜日報 11:19
●トランプ氏を「ペテン師」と…政権入りは?/日テレ 11月20日
●【米大統領にトランプ氏】「負け犬」と呼んだロムニー氏と会談 国務長官の可能性と報道 閣僚の人選急ぐ/産経 11.20

 もともとアメリカではそれほど興味を持たれていないトランプ・阿部会談だけど、安倍氏がわずかの時間の会談で、トランプを評価したことについては国内では皮肉られる。
●首相 トランプ氏と「信頼関係築けると確信持てた」/NHK 11月18日
●「信頼できる指導者と確信」安倍首相、トランプ氏と会談/朝日 11月18日
●「1時間ちょっとで信頼、びっくりぽん」 トランプ氏と安倍首相の会談に皮肉の声/ハフィントンポスト 11月20日

 今朝、最も興味深かったのは次。(詳しくはリンク先の全文をどうぞ)
●トランプ大統領を生み出し、社会を分断したSNS デマ対策をしていたら選挙結果は違っていた?/日経ビジネス 11月21日

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●トランプ氏、政治私物化? 首相との会談に娘同席
    共同 2016/11/19
 【ワシントン共同】トランプ次期米大統領と安倍晋三首相による17日の初会談に、トランプ氏の娘イバンカさんと夫のジャレッド・クシュナーさんが同席したことについて、トランプ氏一家による「政治の私物化」だとの批判が上がっている。米メディアが18日伝えた。

 イバンカさんはトランプ氏の会社の役員を務めているため、外国首脳が同社を優遇しかねないとして、国益と個人的な利益が相反するとの懸念が広がっているためだ。イバンカさん夫妻が機密情報に接する権限を持っていないことも批判に拍車をかけている。

●首相との会談にトランプ氏長女同席、米で波紋
       読売 2016年11月20日
【ワシントン=黒見周平】トランプ次期米大統領と安倍首相の17日の会談で、トランプ氏の長女イバンカ氏(35)が同席していたことなどが米メディアで波紋を呼んでいる。

 会談はトランプ氏の家族が暮らすトランプ・タワーで行われ、イバンカ氏と夫のジャレッド・クシュナー氏(35)も同席した。米メディアから「トランプ氏と交渉するには、イバンカ氏を通せばいいというシグナルを世界に送ってしまった」「私人が出るのはふさわしくない」などとの批判が出ている。

 イバンカ氏はトランプ氏が経営する会社の役員を務めており、政権入りの考えはないとされているが、同氏が溺愛する娘として隠然たる影響力を持つのは避けられないとの見方が多い。

●トランプ氏の娘婿、政権中枢入り見込み=関係者 長女イバンカさんの夫クシュナー氏、シニアアドバイザーか
    ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2016 年 11 月 17 日
 ドナルド・トランプ次期米大統領が娘婿のジャレッド・クシュナー氏(35)をホワイトハウス幹部に起用する方針であることが分かった。政権移行作業に詳しい関係者が明らかにした。クシュナー氏は選挙戦でトランプ氏のアドバイザーとして活躍していた。

 クシュナー氏は、人事を巡る政権移行チームの内紛が伝わる中で批判の矢面に立っている。そのさなかに、首席補佐官に起用されるラインス・プリーバス氏や首席戦略官になるスティーブ・バノン氏らと共にホワイトハウス中枢に入るよう促されているという。

 政権移行チームでトランプ氏の右腕として動くクシュナー氏は、ホワイトハウス入りして公式な役職に就くことを検討しているという。政権入りが実現すれば、シニアアドバイザーや特別顧問といった役割を担うとみられる。

 一方でクシュナー氏に近い関係者によれば、同氏は正式にホワイトハウス入りはせずに裏方として影響力を保ち続けることも選択肢として考えているという。

 不動産業を営むクシュナー氏にとって、政権の要職に就けばデメリットも生じる。同氏は不動産業でこれまでに総額140億ドルの取引を行っているが、利益相反を避けるために資産を移動することが検討されているという。関係者によると、同氏は政権入りする場合、不動産業やメディア事業から収入を受け取らないことに同意することになる。

 仮にクシュナー氏がホワイトハウス入りを受諾した場合、妻のイバンカさんと3人の子供と一緒にワシントンに引っ越すことになる。イバンカさんは政権の正式な役職には就かない予定だという。

 連邦法では政府機関における縁故採用は禁止されているが、ホワイトハウスが「機関」に当たるかどうかは明らかではない。クシュナー氏はこれまで、ホワイトハウスで働く場合は給与を辞退することで問題を回避できると示唆している。

 クシュナー氏は選挙戦では裏方に徹し、陣営内外で反目するさまざまなグループの橋渡し役を務めた。トランプ氏と距離が近いため、最近では議員や閣僚候補や企業経営者らはクシュナー氏に連絡することが多いという。

●トランプ政府の国務長官に「政敵」ロムニー氏が浮上
      東亜日報 2016 11:19
米国のドナルド・トランプ次期大統領がトランプ政府の初代国務長官候補に2012年の共和党大統領候補だったミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事を検討していることが分かった。ロムニー氏は共和党内の代表的な反トランプという点で政界は戸惑っている。

トランプ氏は20日(現地時間)、ニュージャージー州のトランプ・ナショナル・ゴルフクラブでロムニー氏に会い、入閣を打診する考えだ。CNNは、「ロムニー氏が国務長官候補として急浮上し、ロムニー氏本人も悩んでいる」と報じた。ロムニー氏は、トランプ氏が大統領選期間に納税記録を公開しないことを受けて脱税疑惑を提起し、詐欺師という表現まで使ってトランプ氏を非難した。

しかし、大統領選後にはトランプ氏に電話をかけて当選を祝い、トランプ氏も「本当によかった」と感謝を示したことで、両者のわだかまりは解消されたと見られている。国務長官は米国の対外政策を総括する重要な地位であり、象徴的な副大統領よりも核心的な要職だ。

●トランプ氏を「ペテン師」と…政権入りは?
      日テレ 2016年11月20日
 アメリカのトランプ次期大統領は19日、国務長官候補として名前があがっているロムニー氏と会談した。ロムニー氏は共和党主流派で選挙期間中はトランプ氏を厳しく批判していた。

 トランプ氏は週末、自身が所有するゴルフ場に滞在し、閣僚人事の構想を練っている。ロムニー氏は共和党の主流派で、2012年の大統領選挙候補。これまで、トランプ氏を「ペテン師」と呼び厳しく批判してきたが、現地メディアは国務長官への起用が検討されていると伝えている。トランプ氏としては、党の主流派を取り込む狙いがあるものとみられる。

 ロムニー氏は「徹底した議論ができた」としながらも、自身の政権入りには触れなかった。

 ロムニー氏「次の政権が楽しみだ」

 トランプ氏「(Q.会談は?)うまくいった」

 トランプ氏は週末に20人近くの政財界の関係者と会う予定。また、かねてから国務長官候補として名前があがっている元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏とも20日に会談する予定。

●【米大統領にトランプ氏】「負け犬」と呼んだロムニー氏と会談 国務長官の可能性と報道 閣僚の人選急ぐ
       産経 2016.11.20
 【ワシントン=加納宏幸】トランプ次期米大統領は19日、所有するニュージャージー州のゴルフ場で2012年大統領選の共和党候補、ミット・ロムニー元マサチューセッツ州知事(69)と会談し、世界情勢について話し合った。ロムニー氏は選挙戦を通じてトランプ氏が大統領の資質を欠くとして批判してきたが、米メディアは国務長官に起用される可能性があると伝えている。

 トランプ、ロムニー両氏はペンス次期副大統領を交えて約1時間20分にわたり会談した。ロムニー氏は会談後、記者団に「米国の利益に関わる世界のさまざまな問題を幅広く議論した。次期大統領と話す機会に感謝している」と述べた。

 トランプ氏の政権移行チームは会談後、「ロムニー氏と世界情勢、国家安全保障、米国の将来をめぐり、本質的で突っ込んだ話し合いをした」と発表した。

 ロムニー氏は共和党候補指名争いに当たり、トランプ氏を「ペテン師、詐欺師」とし、他候補への投票を呼びかけていた。トランプ氏もロムニー氏を「負け犬」と呼んでいた。共和党主流派の代表的存在であるロムニー氏との会談には党内融和を演出する狙いもあったとみられる。

 国務長官にはニッキー・ヘイリー・サウスカロライナ州知事、ジョン・ボルトン元国連大使らも候補に挙がっている。

●首相 トランプ氏と「信頼関係築けると確信持てた」   NHK 11月18日

●「信頼できる指導者と確信」安倍首相、トランプ氏と会談    朝日 2016年11月18日

●「1時間ちょっとで信頼、びっくりぽん」 トランプ氏と安倍首相の会談に皮肉の声
    ハフィントンポスト2016年11月20日 Ryan Takeshita
ドナルド・トランプ次期大統領と会談した安倍晋三首相の「外交力」に対して皮肉の声も出始めている。民進党の野田佳彦幹事長は11月19日、埼玉県朝霞市の会合で、「オバマさんがあと2カ月は米大統領だ。その人が現役であるときに、いきなりトランプさんに会いに行くのは国際的な儀礼に反しているのではないか。たった1時間ちょっと会った中で、信頼が築けると確信したと(安倍氏は)言った。びっくりぽんですね」と発言した。朝日新聞デジタルなどが報じた。

野田氏は「トランプ氏と個人の尊厳や自由、民主主義、法の支配といった基本的な価値を共有できるのか、世界は慎重に見ている。首相や外務省は焦りすぎではないか」とも述べた。

安倍首相は11月17日(日本時間18日)、訪問先のニューヨークで、トランプ氏の自宅があるトランプ・タワーで1時間半ほど話し合った。トランプ氏が大統領選の勝利後に外国の首脳と会談するのは初めてで、就任前の次期大統領と会うのも異例のことだった。外務省によると、ゴルフクラブやゴルフシャツなどを贈り合ったという。安倍首相は会談後、トランプ氏について「正に今、人事でお忙しい時に、時間を割いていただきました」「信頼できる指導者だと確信した」などと記者団に語っている。

安倍首相のスピード感ある外交姿勢に対して、「世界の指導者の中で、直接、米国に乗り込んだのは、今は安倍首相をおいていない。積極果敢な外交姿勢を多としたい」(自民党の二階俊博幹事長)と評価する声もある。

一方、フリージャーナリストの志葉玲氏は、「安倍首相はトランプ氏との会談で世界に恥をさらし、メルケル首相はリーダーとしての格の違いを見せつけた、と言える」と指摘。メルケル首相がトランプ氏の当選後、肌の色や宗教、性別などを問わず、民主主義や自由、法の支配を尊重するという「価値観を共有した上でトランプ氏に協力していきます」とコメントして差別発言を繰り返すトランプ氏にクギを刺した点を挙げ、安倍首相の「軽薄さ」を批判している。

重要な同盟国であるアメリカの次のリーダーと信頼関係を築くことは大事なことだが、トランプ氏は選挙中にイスラム教徒やヒスパニック、女性を侮辱する発言をしたことでも知られている。会談の様子を伝えた首相官邸のウェブサイトをみる限り、「胸襟を開いて」二人が話し合ったことは確かなものの、トランプ氏に対して安倍首相が、どこまで踏み込んだ発言をしたのかは不明だ。

●トランプ大統領を生み出し、社会を分断したSNS デマ対策をしていたら選挙結果は違っていた?
     日経ビジネス 2016年11月21日 エンリケ・ダンスエンリケ・ダンス
・・・(略)・・・
 しばしば指摘されるのは、フェイスブックなどSNSで虚偽の情報が拡散されたことが、大統領選の帰趨に大きな影響を与えたのではないかということだ。フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏がどれほど否定しようが、SNSのチェックメカニズムの不在によって虚偽内容や操作された情報が際限なく拡散しており、トランプ陣営はSNSのこの特性をうまく利用したと言える。ピュリツァー賞を受賞した事実検証サイト「ポリティファクト」によると、トランプ氏の発言の70%は虚偽もしくは虚偽に近いと判断されている。

 フェイスブックのアルゴリズムでは、例えば乳首を含む写真は投稿を禁止され削除される仕様になっているのに、名誉棄損、侮蔑、そして歪曲した情報、デマを流しても削除されずに放置される。SNS上での情報のチェックは表現の自由にかかわるだけに非常にデリケートな問題ではあるが、今回起こったのは、おびただしい数の有権者たちが、トランプ氏やトランプ氏支持者の歪曲した発言やコメントを読み、さらに雪だるま式に同様の意見が広がっていくという現象だった。そしてSNSのユーザーは、自分が好ましく思う情報だけをフェイスブックやツイッターのタイムラインで読む。とんでもなく間違った情報であっても、何度も見ているとユーザーは本当だと信じてしまうものだ。

ドナルド・トランプ氏を、米大統領選での勝利に導いた公式フェイスブック(https://www.facebook.com/DonaldTrump)に18日、ついに我が国の安倍晋三首相が登場した。
SNSが生み出した「社会の溝」

 このように今回の米国大統領選で、SNSが果たした役割のほかにも考えるべきことはある。それはテクノロジー産業が生み出した「社会の溝」が、どれだけの人々に疎外感や閉塞感をあたえたかということだ。

 米国の庶民の多くは、自分でフェイスブックなどSNSやデジタル端末は使う一方で、それらを生み出したフェイスブックやアップルのようなテクノロジー企業は「大企業の象徴」である。実際、シリコンバレーには高い知識労働者が集まっている。そして、米国の多くの人々は、テクノロジー企業の経営陣は巨額の給料をもらって、日々、目もくらむ額を使っていると思い嫌悪感を持っている。

 庶民がせいぜいできるのはプログラミングを勉強するか、多額の借金をして大学に入ることぐらい。失業のリスクを少なくするために。しかし、現実にはそんなことも、全部まやかしではないかと危ぶんでいる。いつも有識者が繰り返す決まり文句:「高度なテクノロジーはどんどん手の届くものとなり、来るべき世界は明るいものとなる……」。しかし私たち自身、今この言葉に確信が持てているだろうか。テクノロジーによって、本当に明るい時代はやってきたと言えるのか?

デジタルディバイド」による格差
 「デジタルディバイド」(情報技術を使いこなせる人と、そうでない人の間に生じる、貧富や機会などの格差)という言葉がある。これは今や単にデジタル端末を買う余裕があるかないかという問題ではないのではないか。言い換えれば、新しいやり方で柔軟に物事をこなせる人であるか否か、もしくは、これまでとは違う世界に対し必要以上の恐怖を持たない人か恐怖を持つ人か──とも言い換えられそうだ。そして、両者の分断が広がる傾向にある。

 シリコンバレーで働くような「ホモテクノロジクス(高度技術・情報化社会に生きる人間)」は優越的なイメージを与え、能力もあり、社会の動きにうまくついていっている。一方、ついていけずに不安を持ったりテクノロジーに反感を持つ庶民も少なくない。こうした疎外感を抱く人々の多くが、トランプに投票したと言えるかもしれない。

 トランプ氏はそんな大衆に迎合し、彼らの抱える不満や恐れを解決しようとした。資本主義への不満、政治家への不信感、エリートへの嫌悪が一緒くたになって、テクノロジーの優位を終わらせてしまうことを私は危惧する。

テクノロジー産業は希望を与えてきたか
 一方でテクノロジー業界は「我々の製品を使わないならあなたはダメな人で、そのうち仕事を失うだろうという」という言い方で低所得者層を突き放してきたのではないか。それは意図して冷たい言い方になったわけではないのだろうが、彼らに十分な希望を与えることができなかったことは事実だ。

 トランプ氏の政策や手腕はまだ未知数だが、私個人は暗い時代を招くだろうと思う。そして、その状況を導いた原因のいくらかは、多くの人に疎外感や閉塞感を与え、結果として虚偽情報を拡散する手助けをしてしまった、テクノロジー産業にもあるのではないかと思っている。


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