アメリカ大統領選の結果について、「票の数え直し」を求める手続きがされて、ウィスコンシン州が再集計を決定したという。
結果が覆ることがありうるのか、見てみた。
★iza 2016.11.25★≪トランプ次期大統領 サイバー攻撃で集計に不正?選挙結果が覆るのか 第三党が再集計求める/ペンシルベニア、ウィスコンシンでは僅差で共和党のトランプ次期大統領が勝利した。未確定のミシガン州も含む3州でクリントン氏が勝利すれば勝敗が覆ることになる≫
なるほど。ただ、費用は請求者が負担すること、という。
★CNET News★≪ほとんどの州で、得票数が非常に近い場合を除き、結果に異議を申し立てる候補者が再集計の費用を支払わなければならないことになっている。≫
当初は結果を受け入れていたクリントン陣営も参加することにしたらしい。
面白いのは、選挙中から「選挙で負けたら結果に不正があったとして争う」旨を表明していたトランプは「ばかげた詐欺」と批判しているという。
ということでも、以下を記録しておく。
●緑の党、米大統領選の「再集計」要求 トランプ氏勝利の激戦州で/AFP 2016年11月26日
●アメリカ緑の党のJill Steinがウィスコンシン州の大統領選で票の数え直しを請願/TechCrunch Japan 11月26日
●トランプ次期大統領 サイバー攻撃で集計に不正?選挙結果が覆るのか 第三党が再集計求める/イザ 11.25
●【米大統領選】ウィスコンシン州で再集計決定 小政党候補が請求/産経(共同)11.26
●激戦3州の再集計求める動き 「ハッキングで不正操作」/朝日 11月25日
●クリントン陣営も参加=米大統領選結果の再集計要求/時事 11/27
●クリントン陣営も再集計要求に参加 トランプ氏は反発/日経 11/27
●トランプ氏が声明 ウィスコンシン州再集計を「ばかげた詐欺」と批判/CCN 11月27日
●米大統領選、専門家が3州の結果の再確認提案--緑の党元候補は資金調達も/CNET News 11/25
●ウィスコンシンで再集計嘆願書を提出、ペンシルベニアやミシガンも続く?/My Big Apple NY 11月27日
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●緑の党、米大統領選の「再集計」要求 トランプ氏勝利の激戦州で
AFP 2016年11月26日 13:12 発信地:ワシントンD.C./米国
【11月26日 AFP】米大統領選で緑の党(Green Party)の候補だったジル・スタイン(Jill Stein)氏は25日、共和党候補だったドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が勝利した3つの激戦州の一つ、ウィスコンシン(Wisconsin)州に再集計を要求する書面を提出した。選挙結果に異議を申し立てる意図がある。
ウィスコンシン州選挙管理委員会は、スタイン氏と別の非主流派候補1人からの再集計要求を受け、ウィスコンシン州全域で米大統領選の再集計を実施すべく準備中だと述べた。
同選挙管理委員会によると、再集計の期限は12月13日までで、迅速に対応する必要がある。再集計の費用は緑の党の負担になり、現在請求金額を算定中だという。
スタイン氏は大統領選の結果について、トランプ氏が勝利したペンシルベニア(Pennsylvania)州、ミシガン(Michigan)州でも異議を申し立てる方針だとしている。
スタイン氏陣営は、かつての主要産業だった製造業や重工業が衰退した地域「ラストベルト(Rust Belt、さびの地帯)」の3州すべてで異議申し立てを行う理由として、詳細は明らかにしていないものの「異常性」があったからだとしている。
スタイン氏によると再集計費用として700万ドル(約7億9000万円)を集める目標であり、すでに480万ドル(約5億4000万円)以上を調達済みだという。
再集計要求の期限はペンシルベニア州が今月28日、ミシガン州が今月30日となっている。
今月8日投票の米大統領選にトランプ氏の対立候補を立てていた左派陣営の一部から、選挙結果への疑念が上がっていた。激しい選挙戦が繰り広げられた今回の米大統領選には、ロシアがサイバー攻撃を仕掛けているといううわさが付きまとい、トランプ氏陣営による「不正が行われる」との主張もあった。
スタイン氏は自身のウェブサイトで「世論を二分した痛みを伴う大統領選の後、有権者や政党のデータベース、個人の電子メールアカウントに対するハッキングが報じられ、大勢の米国人が選挙結果を信用していいのかどうか疑問に思っている」と述べた。
専門家らによると再集計によって選挙結果が覆る可能性はまずないが、民主党候補だったヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が得票数でトランプ氏を200万票以上リードしていたことで火が付いた、トランプ氏勝利という選挙結果の正当性をめぐる論議がいっそう過熱する可能性はあるという。
●アメリカ緑の党のJill Steinがウィスコンシン州の大統領選で票の数え直しを請願
TechCrunch Japan 2016年11月26日
Green Partyの大統領候補Jill Steinと、Independent Partyの候補Rocky De La Fuenteがウィスコンシン州で、投票の集計のやり直しを求める請願を提出した。その前にSteinは、クラウドファンディングサイトNationBuilder.comで、“正しい選挙”を実現させるために、520万ドルあまりの資金を獲得した。
Steinのクラウドファンディングキャンペーンが寄付を集めたのは、法律とサイバーセキュリティの専門家たちのグループが、ウィスコンシン州など三つの州の投票結果に対して疑念を提示したあとのことだ。専門家グループは、結果はハックされたか、または操作されていたかもしれない、と示唆した。
そのグループには、弁護士のJohn Bonifazと、ミシガン大学コンピューターセキュリティセンター(Center for Computer Security and Society)のディレクターJ. Alex Haldermanがいる、とNew York Magazineが報じている。
ウィスコンシン州選挙管理委員会の公式Twitterアカウントは、金曜日(米国時間11/24)の東部時間午後5時前に請願受け取った、と確認している。
Steinからまだコメントは得られていないが、彼女はGreen Partyを代表して、ウィスコンシン州のあと、他の二つの州、ペンシルベニアとミシガンでも集計やり直しを求めたい、と言っている。
●トランプ次期大統領 サイバー攻撃で集計に不正?選挙結果が覆るのか 第三党が再集計求める
イザ 2016.11.25
【ワシントン=加納宏幸】米大統領選の集計結果がサイバー攻撃で不正操作されたとの指摘があり、第3党、緑の党の候補だったスタイン氏が激戦州での再集計を求める資金集めを始めた。結果が覆れば民主党候補のクリントン氏が逆転勝利する可能性もあるが、クリントン氏はスタイン氏にリベラル票を奪われたこともあり、静観するとみられる。
スタイン氏はミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシンの3州で再集計を求める意向だ。ウィスコンシン州の申し入れ期限が25日に迫り、必要な450万ドル(約5億円)の資金集めを急いでいる。目標額は達成できる見通しだという。
米政府はロシアがサイバー攻撃で結果を操作する可能性を警戒してきた。スタイン氏の陣営幹部は「専門家から投票結果に関する安全が侵害された可能性があるという憂慮すべき報告を受けた」と説明した。
ペンシルベニア、ウィスコンシンでは僅差で共和党のトランプ次期大統領が勝利した。未確定のミシガン州も含む3州でクリントン氏が勝利すれば勝敗が覆ることになるが、別の専門家からはサイバー攻撃を受けた証拠はないとの指摘もある。
●【米大統領選】ウィスコンシン州で再集計決定 小政党候補が請求
産経(共同) 2016.11.26 12:45
米大統領選に小政党「緑の党」の候補として出馬した女性ジル・スタイン氏らは25日、中西部ウィスコンシン州の大統領選の票再集計を求め、州選管当局は再集計することを決めた。選管当局が発表した。
スタイン氏は中西部ミシガンと東部ペンシルベニア両州についても再集計を求める意向だが、共和党トランプ氏の勝利が覆る可能性は「極めて低い」(ウォールストリート・ジャーナル紙)とみられている。
大統領選では各州で獲得した選挙人の合計で上回ったトランプ氏が勝利したが、全土での合計獲得票数は、CNNテレビ集計によると、民主党のクリントン氏が約200万票上回る逆転現象が起きている。トランプ氏は僅差でウィスコンシン、ペンシルベニア両州を制し、勝利に重要な役割を果たした。ミシガン州の結果は未確定だがトランプ氏が僅差でリード。
●激戦3州の再集計求める動き 「ハッキングで不正操作」
朝日 2016年11月25日17時34分ワシントン=佐藤武嗣
今月8日に投開票された米大統領選で、激戦となったペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンの3州について再集計を求める動きが広がっている。コンピューターへのハッキングで投票が不正操作された可能性があるとしている。
ミシガン大のコンピューター科学者アレックス・ホルダーマン教授らは、以前から州の集計システムの脆弱(ぜいじゃく)性を指摘していた。
大統領選では、民主党全国委員会やクリントン前国務長官の陣営幹部のメールがハッキングされ、内部告発サイト「ウィキリークス」が次々暴露した。ロシアの関与が指摘されている。科学者のみならず、支持者が投票用紙の再点検と再集計を求める請願書を州に提出する動きもある。
激戦3州でのトランプ氏とクリントン氏の得票率の差は1・2ポイント以下。全米の得票総数はクリントン氏がわずかに上回っているが、州ごとの勝者総取り方式による獲得選挙人では、トランプ氏が290人で、クリントン氏が232人。この3州で結果が覆れば、クリントン氏の逆転勝利となる。ただ、今のところクリントン陣営に再集計を求める動きはないという。(
●クリントン陣営も参加=米大統領選結果の再集計要求
時事 2016/11/27-06:42
【ワシントン時事】米大統領選で敗れたクリントン前国務長官の陣営は26日、第3党「緑の党」候補だったジル・スタイン氏らが複数の激戦州の投票結果の再集計を求めている動きに参加すると表明した。米メディアが報じた。
スタイン氏の陣営は「サイバー問題の専門家から、投票結果が操作された可能性があるという報告を受けた」と主張。トランプ次期大統領が勝利したウィスコンシン州はこれを受け入れ、再集計を決めた。
クリントン陣営の弁護士は、26日付のワシントン・ポスト紙(電子版)などに対し、こうした動きについて「外部による違法行為の証拠はないが、選挙の手続きが全ての関係当事者に対して公平であることを確認したい」と述べた。
スタイン氏は、トランプ氏が勝ったペンシルベニア州、優勢とされるミシガン州でも再集計を求める方針という。ウィスコンシン州を含む3州の再集計でクリントン氏が逆転すれば、大統領選の結果は覆る。
一方、トランプ氏は26日の声明で、スタイン氏の主張について「これは勝敗が決した選挙に対する緑の党の詐欺だ。選挙結果は尊重されるべきだ」と非難した。
●クリントン陣営も再集計要求に参加 トランプ氏は反発
日経 2016/11/27 18:33
【ワシントン=吉野直也】米大統領選で敗北した民主党候補、クリントン前国務長官の陣営が、第三党「緑の党」候補だったジル・スタイン氏による複数の激戦州の投票結果再集計を求める動きに参加する見通しになった。ウィスコンシン州は再集計を決めた。
米メディアが報じた。トランプ次期大統領は26日の声明で反発し、「選挙結果は尊重されるべきだ」と非難した。クリントン氏に関しても「彼女自身、敗北を認めたスピーチで『結果を受け入れ、未来に目を向けよう』と言った」と批判した。27日もツイッターに「どんなに時間とお金をかけても同じ。悲しい」などと書き込んだ。クリントン陣営の弁護士は26日付の米紙ワシントン・ポスト電子版で再集計を求める理由について「外部による違法行為の証拠はないが、選挙の手続きが全ての関係当事者に対して公平であることを確認したい」と説明した。
スタイン氏はトランプ氏が勝利したペンシルベニア州、優勢のミシガン州でも再集計を要求する意向だ。ウィスコンシン州を含む3州の再集計でクリントン氏が逆転すると、大統領選の結果は覆る。
●トランプ氏が声明 ウィスコンシン州再集計を「ばかげた詐欺」と批判
CCN 2016年11月27日 9時53分
ざっくり言うと
米大統領選の不正疑惑をめぐり、ウィスコンシン州が再集計をする
トランプ氏は26日、再集計を「ばかげた詐欺」と批判する声明を出した
再集計の資金集めをしたスタイン氏には「私腹を肥やそうとしている」とした
ウィスコンシン州再集計は「ばかげてる」 トランプ氏が批判
ワシントン(CNN) 米大統領選の不正疑惑をめぐり、ウィスコンシン州が小政党「緑の党」の要請で再集計を実施することになった問題で、ドナルド・トランプ次期大統領は26日、再集計を「ばかげた詐欺」と批判する声明を出した。
トランプ氏は声明で、同州に要請を出した緑の党の元大統領候補、ジル・スタイン氏が再集計の資金集めと称して「私腹を肥やそうとしている」と主張。集まった資金の大半が「このばかげた再集計」には使われないだろうとの見方を示した。「ばかげた」再集計という言葉は、声明の表題にも使われている。
声明はさらに、民主党候補だったヒラリー・クリントン氏がすでに敗北を認めたことを指摘し、疑念の的になっているウィスコンシン、ミシガン、ペンシルベニアの各州ともトランプ氏が「大差で」勝利していると主張した。
スタイン氏は同州での再集計にかかる費用をインターネット上で募り、すでに500万ドル(約5億6000万円)以上の資金を集めた。再集計は今後1週間のうちにも実現する見通しだ。
同氏はCNNとのインタビューでトランプ氏の主張を退け、集まった資金は再集計専用の独立口座に入っていて、ほかの目的で使うことはあり得ないと強調。選挙戦ではトランプ氏自身、選挙制度が「仕組まれている」との主張を展開していたと指摘した。
クリントン陣営とホワイトハウスは、投票システムが不正に操作された証拠はないとの立場を示している。ただクリントン陣営は26日、公正さを確保するためとして、再集計への動きに参加すると表明した。
●米大統領選、専門家が3州の結果の再確認提案--緑の党元候補は資金調達も
CNET News 2016/11/25 08:46
UPDATE サイバーセキュリティの専門家らが、米大統領選の主な激戦区となった3州で投票結果の再集計を呼びかけているという。さらに緑の党の代表候補だったJill Stein氏は、十分な資金が調達できれば、ウィスコンシン州、ミシガン州、ペンシルベニア州での再集計を要求するつもりだと述べた。
ミシガン大学のコンピュータサイエンスを専門とする教授のJ. Alex Halderman氏ら3人の専門家は、投票結果の確認を呼びかけている。電子投票マシンのハッキングが可能であることを示す大きな証拠があるという。ただし、ほとんどの専門家が、ハッキングによって国政選挙に影響を与えるのは非常に難しいはずだという見解で一致している。このようなマシンは、3州の複数の郡で使用されていたとHalderman氏は指摘している。
・・・・・(略)・・・
それでもBecker氏は、候補者がその費用を負担したいというのならば再集計を支持すると述べた。ほとんどの州で、得票数が非常に近い場合を除き、結果に異議を申し立てる候補者が再集計の費用を支払わなければならないことになっている。
問題の3州のうちの2州(ウィスコンシン州、ペンシルベニア州)では、選挙結果に対して求められた審査が開始されている。審査では、自動投票機からランダムに抽出したサンプル結果をチェックして、適切に機能していることを確認する。
Becker氏は、審査で異常が検出されなければ、ハッキングの可能性は極めて低いと述べた。選挙結果への異議申し立てに向けてHalderman氏と協力する他の2人のコンピュータセキュリティ専門家らは、USA Todayの論説記事で再集計ではなく審査の重要性を説明している。
「手作業で紙の記録をすべて再集計すれば確実だろうが、結果が実際に正しいとすれば、それは不必要に難しく、費用と時間のかかる作業だ」とマサチューセッツ工科大学(MIT)のRon Rivest教授とカリフォルニア大学バークレー校のPhilip Stark教授はこの論説記事に記した。
投票数の1%を獲得したStein氏が再集計に向けて始めた資金調達活動は急速に広まり、250万ドルの目標金額のうちの110万ドル以上の寄付が寄せられている(本稿執筆時点)。同氏は25日までに、再集計要求の申請を始める必要がある。
●ウィスコンシンで再集計嘆願書を提出、ペンシルベニアやミシガンも続く?
ブロゴス My Big Apple NY 2016年11月27日 19:43 ウォールストリート発のアメリカ情報サイト
緑の党の米大統領候補、ジル・スタイン氏が求めた米大統領選の投票結果をめぐる再集計がウィスコンシン州で実を結びつつあります。
スタイン氏は既に再集計に向け600万ドル超の資金を集めたといい、この金額はウィスコンシン州とペンシルベニア州での再集計に必要な資金を賄えるとか。集まった資金は、再集計向けの独立した口座で管理されいると説明しました。トランプ次期米大統領はと言えば、再集計の決定に「詐欺だ(scam)」と口撃、再集計を狙った資金集めも「私腹を肥やすため」と批判しています。
事の発端はニューヨーク・マガジン誌が報じたウィスコンシン州、ペンシルベニア州、ミシガン州など3つの接戦州を舞台とした投票システムへのハッカー攻撃問題です。ロシア政府の関与も噂され、スタイン候補が再集計を目指し立ち上がり資金集めを先導してきました。ウィスコンシン州はスタイン氏から再集計の嘆願書を受け取ったと表明し、同陣営が費用を支払えば再集計プロセスを開始するといいます。
これまで沈黙を保ってきた民主党ヒラリー・クリントン候補も、再集計の嘆願に参戦してきました。同陣営の弁護士であるマーク・エリック・イリアス氏は、ミディアムに投稿し”ハッキングの証拠を発見したわけではない”と断りつつ、米大統領選後から”何百通ものメッセージやメール、電話を受け取り、クリントン氏に不利となるようハッキングされた米大統領選結果について調査を行うべきと要請を受けた”と明かします。その上で、必要な対応を講じたと説明しました。3州で、トランプ候補とクリントン候補の差がわずか10万7,000票だったと付け加えるのも忘れません。
再集計嘆願書の締め切りはウィスコンシン州が11月25日で既に手続き済みで、ペンシルベニア州は11月28日、ミシガン州は11月30日の予定です。
ここで、2016年の米大統領選の結果を振り返ってみましょう。
ウィスコンシン州の選挙人は10人、ミシガン州は16人、ペンシルベニア州は20人で、トランプ氏の勝利だった結果が全て覆ればクリントン候補が278人を獲得し、天下分け目の270人を辛くも突破する公算。前代未聞の大逆転勝利をもたらしかねません。
ただしクリントン氏は敗北宣言で、「我々は結果を受け入れ未来を見据えなければならない。ドナルド・トランプ氏が大統領になるのだ」と明言しました。オバマ米大統領自身も、トランプ新政権誕生に向けアメリカ人同士が仲直りすべきだと勧めています。アメリカ人同士で憎悪と二極化を煽れば、米経済に打撃を与えかねません。Never Say Neverとは良く言ったものですが、ミシガン州での票差こそ1万票程度だったとはいえ、ペンシルベニア州では7万票差以上に及びます。さすがに再集計で勝者が変わってしまうような世紀の後出しジャンケンを迎えるリスクは低いでしょう。投票システムの根幹を揺るがしますしね。
本当にハッカー攻撃があったか否かは別として、個人的にはひとつ気掛かりなことが。ペンシルベニア州やウィスコンシン州の結果をめぐり、速報が出ていたにも関わらずトランプ候補の勝利宣言まで約2時間半近く待たねばなりませんでした。あの時、水面下で何があったのか少なくとも手掛かりが出てくれば良いのですが。
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