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てらまち・ねっと



 12月1日の午後に抗がん剤を投与して4日目。
 相変わらず副作用はない。
 毎日に来ている学生の研修生がいるんだけど、早朝に来て「副作用なし」に驚いていた。
 「むくみはないですか」、と問う。
 「足を診せてもらえますか」というので、左右の足元のソックスを下ろして診せた。
 まったく、むくみ無し。
 「ないですねぇ」と驚いていた。

 1時間ほどして来た私の担当チームの医師に、
 「ドセタキセルの体内残留時間はどれくらいですか」と訊いてみた。
 なぜなら、私は、少なくとも数日、ひょっとしたら、もっと長く残って、副作用を起こし続けるのだろうから、という素朴な発想による。
 答えは想定すらしていなかった「超即効薬」らしい。

 医師 「点滴で入れたら、すぐに効きます。あとは、尿に出ていってなくなる」
    「入れたらすぐに、がん細胞をたたく。ダメージのあったガンは壊れていく」
 寺町 「傷がつかなかったガンは、また増えていく?? そういうサイクル」
 医師 「そういうサイクル」
 寺町 「正常な細胞も傷ついている。その影響が、今の本人の身体はなんともなく感じているけど、あとで出て来るの?」
 医師 「一週間か、もう少ししてから。髪の毛は抜ける。」
 寺町 「すると、様子を見るために、来週末の退院は無理?」
医師 「うーん・・・  その次かも」

 こんな趣旨の会話をした。
 ともかく、いろんな抗がん剤があって、長く残るのもあるのかもしれないけど、私に投与されたドセタキセルに関しては、即働くらしい。
 半分は納得した。

 疑うわけではないけどどんな残留時間なのか、一応、メーカーのデータを見てみた。
 ★≪ドセタキセルを単回点滴静脈内投与したとき、最高血漿中濃度は投与量依存的に増加した。血漿中濃度は点滴終了後漸減した≫

 納得。ということで、今日はそのメーカーのデータにリンク、関連部を抜粋しておく。
 なお今朝は、血液検査があったので、看護師に今日と入院日(11月30日)の検査結果のペーパーをください、と依頼。
 
 後刻、結果が出たら、すぐに持ってきてくれた。
 血液データの変化から、抗がん剤が効いているか、いないか、それが見いだせないかとの思い。だって、当事者としては、
 抗がん剤を打った意味があるかないか、その指標なのだから。もちろん、4日目でデータに反映しているかは不明だけど。
 このことはまた改めて、記録する。

 なお、昨日12月3日の私のブログへのアクセスは「閲覧数8,162 訪問者数1,104」。

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 ●タキソテール点滴静注用80mg 1バイアル 2mL中 日局ドセタキセル水和物 85.35mg含有
   製造販売:サノフィ株式会社
Ⅰ.概要に関する項目 -1-
1.開発の経緯
タキソテール(一般名:ドセタキセル水和物)は、サノフィ社(当時ローヌ・プーラン社)と CNRS(Centre National de la Recherche Scientifique:フランス国立科学研究所)の共同研究によって、ヨーロッパイチイ(European yew(Taxus baccata):主に欧州に分布するセイヨウイチイの一種)の針葉抽出物である10-deacetylbaccatin Ⅲを前駆物質として、1984年に半合成された抗悪性腫瘍剤である。1987年より本格的な開発に着手し、欧米での非臨床試験、並びに第Ⅰ相臨床試験の成績を評価・検討した結果、本邦においても1991年より第Ⅰ相臨床試験が開始された。

前期第Ⅱ相臨床試験以降は中外製薬株式会社との共同で試験を実施し、後期第Ⅱ相臨床試験において、乳癌、非小細胞肺癌に対する有用性が確認され、1996年10月に輸入承認を取得、1997年6月の薬価基準収載をもって発売された。また2000年4月には胃癌、頭頸部癌、卵巣癌に対する効能又は効果の追加と、貯法の変更が承認され、さらに、2004年1月に食道癌、2005年8月に子宮体癌、
2008年8月に前立腺癌に対する効能又は効果が追加承認された。2010年11月には乳癌、非小細胞肺癌、胃癌、頭頸部癌、卵巣癌における本剤5mg/m2の用量の有効性及び安全性は医学薬学上公知であると判断され、これら5癌腫に対する
法及び用量の変更が承認された。

2.製品の特徴及び有用性
1)ヨーロッパイチイの針葉抽出物から半合成された、構造中にタキサン環を有する日本初のタキソイド系抗悪性腫瘍剤である。

2)チューブリンの重合を促進し、安定な微小管を形成するとともに、その脱重合を抑制する。また、細胞内においては形態的に異常な微小管束を形成する。以上の作用により細胞の有糸分裂を停止させ、抗腫瘍効果を発揮する。

10)前立腺癌(ホルモン不応性、転移性)7)を対象とした第Ⅱ相臨床試験において、プレドニゾロンとの併用療法で、44.2%(19/43)の奏効率が得られ、ホルモン療法以外の前治療施行例においても奏効率は38.2%(13/34)であった。

Ⅶ.薬物動態に関する項目   -32-
1.血中濃度の推移・測定法
(1) 治療上有効な血中濃度   該当資料なし
(2) 最高血中濃度到達時間
(3) 通常用量での血中濃度
1)単回投与18)
各種固形癌患者24例にドセタキセル10~90mg/m2を60~160分間単回点滴静脈内投与したとき、血漿中濃度は点滴終了後漸減した。最高血漿中濃度(Cmax)及び AUC0-∞は投与量依存的に増加した。
表Ⅶ-1
Population Pharmacokinetics の検討(ヒト)
 
第Ⅰ相及び第Ⅱ相臨床試験において、
血漿中濃度値の得られた各種固形癌患者102例、662点のデータを用いて、NONMEM 解析により Population pharmacokinetic parameters(母集団パラメータ)を算出した結果、

ドセタキセルの血漿中濃度推移は、三相性の消失パターンを示した。
α1-酸性糖蛋白(AAG)と肝機能障害がドセタキセルのクリアランス(CL)の主要な変動因子と考えられ、

AST(GOT)又は ALT(GPT)が60IU/L 以上の患者ではクリアランスが21%減少した。

表Ⅶ-2.薬物動態シミュレーション値(60mg/m2、1 時間点滴静注)


2)反復投与
第Ⅰ相臨床試験において、各種固形癌患者6例にドセタキセル20~70mg/m2を60分間かけて、3~4週間間隔で2~4コースまで反復点滴静脈内投与したとき、初回投与時と最終回投与時の血漿中濃度推移に差は認められず、反復投与による体内動態の変化はみられなかった。また、各反復投与直前の血漿中濃度はいずれも定量限界(10ng/mL)未満であり、反復投与による蓄積性は認められなかった。
注)本剤の承認された1回用量は60、70及び75mg/m2(体表面積)である

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