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てらまち・ねっと



 年末になってきて、どうしても納得できない政治のことは年内に整理しておきたい心情。
 それは、もちろん、安倍氏の問題。  
 検察人事問題を国民や政治の力で乗り切った「検察」、そこに期待する人は多い。

 もちろん、自民党内の政治構造の駆け引きでの国会招致以上に、正面から切り込んでほしい「検察」。
 そんな思いでは、今日は次を記録しておくことにした。

 なお、ちょっとユニークな視点で面白いのは次。
 ★≪「桜を見る会」問題で、実弟・岸信夫による“安倍家切り”が始まった!≫(FLASH編集部 2020.12.10)

●夕食会5年間900万円分の領収書破棄か 安倍前首相の政治団体宛てに発行<桜を見る会問題>/東京 2020年11月26日
●安倍前首相の任意聴取要請 桜「前夜祭」巡り東京地検 公設秘書立件へ、規正法違反容疑で/日経 2020年12月3日
●安倍氏、「桜を見る会」で国会説明へ 政権打撃回避狙う 政府・与党、支持率下落に危機感/日経 2020年12月18日

●「桜」夕食会、補填分は現金払い 安倍氏側 監査人へ発覚回避か/産経 2020.12.17
●社説 「桜」疑惑で聴取 検察の独立を示すとき/東京 2020年11月25日
●安倍前首相を不起訴処分へ 本人聴取踏まえ、年内にも最終判断 東京地検特捜部/毎日 2020年12月19日

 なお、昨日12月18日の私のブログへのアクセスは「閲覧数3,303 訪問者数983」。

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●夕食会5年間900万円分の領収書破棄か 安倍前首相の政治団体宛てに発行<桜を見る会問題>
     東京 2020年11月26日
 安倍晋三前首相の政治団体が「桜を見る会」前日に主催した夕食会を巡り、安倍氏側が費用の一部を補塡ほてんした際、会場のホテル側が安倍氏の資金管理団体「晋和会」宛てに領収書を発行していたことが、関係者への取材で分かった。安倍氏側は受領後、領収書を廃棄した疑いがあるという。東京地検特捜部は、補塡に晋和会の資金が充てられた可能性があるとみている。

 夕食会は2013年以降、政治団体「安倍晋三後援会」が毎年、都内の高級ホテルで開催。安倍氏の地元山口県の支援者らが1人5000円の会費を支払って参加した。

 関係者によると、会費の総額がホテルへの支払額に満たなかったため、安倍氏側は19年までの5年間で不足分の約900万円を補塡。ホテル側が毎年発行した領収書の宛名は、主催した後援会ではなく晋和会だったという。

 後援会と晋和会の政治資金収支報告書に、夕食会の記載はない。弁護士有志らは、夕食会の収支を後援会の収支報告書に記載しなかったのは政治資金規正法違反だとして刑事告発している。特捜部は晋和会の収支報告書についても調べる。

 秘書ら安倍氏周辺の一部は、特捜部の任意の事情聴取に「費用の一部を補塡した」と認めている。特捜部は聴取の過程で領収書の提出を求めたものの、確認できなかったとされ、既に廃棄された可能性が高い。

 晋和会宛てに領収書を出したことについて、夕食会の会場となったホテルニューオータニとANAインターコンチネンタルホテル東京は25日、本紙の取材にいずれも「領収書など顧客情報についてのコメントはしていない」と答えた。

●安倍前首相の任意聴取要請 桜「前夜祭」巡り東京地検 公設秘書立件へ、規正法違反容疑で
       日経 2020年12月3日
安倍晋三前首相側が開いた「桜を見る会」前夜祭を巡る収支が安倍氏の関連政治団体の政治資金収支報告書に記載されていないとされる問題で、東京地検特捜部が安倍氏本人の任意の事情聴取を同氏側に要請したことが3日、関係者の話で分かった。収支報告書の記載内容について説明を求めるとみられる。・・・(以下、略)・・・

●安倍氏、「桜を見る会」で国会説明へ 政権打撃回避狙う 政府・与党、支持率下落に危機感
   日経 2020年12月18日
安倍晋三前首相は18日、後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭を巡る問題で、東京地検特捜部の捜査結果が出た後に国会で説明する意向を示した。菅義偉内閣の支持率低下に危機感を強める与党は、政権への打撃を避けるため早期の幕引きを狙う。

安倍氏は18日、国会内で記者団に「現在、検察で捜査中だが結果が出次第、誠意を持ってお答えさせていただきたい」と述べた。「当然、国会に対しても誠実に対応していきたい」と話した。
・・・(以下、略)・・・

●「桜」夕食会、補填分は現金払い 安倍氏側 監査人へ発覚回避か
      産経 2020.12.17
 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に主催した夕食会をめぐり、安倍氏側がホテルに支払う費用の不足分を補填(ほてん)し政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、安倍氏側が補填分を現金で支払っていたことが16日、関係者への取材で分かった。現金決済は、記録に残る口座振り込みよりも、外部の税理士らが務める監査人が、収支の有無を確認しにくい。

 事務所関係者は「現金での決済は通常の支払いの一環だ」とし、収支報告書への不記載発覚を逃れる意図を否定している。

 東京地検特捜部は年内にも政治資金規正法違反容疑で後援会代表の公設第1秘書を立件する見通しで、近く安倍氏の聴取も検討している。

 夕食会は平成25年以降、支援者数百人を招いて都内の2つの著名ホテルで行われ、会費は1人5千円。昨年までの5年間で毎年100万円以上、総額で800万円超の不足分を安倍氏側が補填し、26年以降、収支報告書に記載していなかった疑いが持たれている。

 関係者によると、参加者の会費は当日中にホテル側に渡し、補填分は後日、集金に訪れたホテル担当者に、議員会館にある事務所の金庫から現金で支払うなどしていたという。

 後援会は25年分の補填についてはホテルの銀行口座に振り込み、安倍氏の資金管理団体「晋和会」の支出として収支報告書に記載していたが、26年以降は現金での支払いが続いていたとみられる。

 各政治団体には銀行口座があるが、収支報告書の提出前に政治資金監査人が口座だけをチェックしても、現金支出による補填分は確認するのは難しい。

 このため、安倍氏側が補填分の記載を回避しようと、26年から現金決済に切り替えたとの指摘も出そうだ。

●社説 「桜」疑惑で聴取 検察の独立を示すとき
   東京 2020年11月25日
・・・(略)・・・ もはや言い逃れはできない。誠心誠意の気持ちで国民に説明すべきであるし、東京地検には粛々と調べを尽くすことを求める。何より東京地検には過去にロッキード事件やリクルート事件など政界腐敗に切り込んだ歴史がある。
 それゆえなのか、安倍氏は首相時代に検察幹部の人事に介入しようとした。いわゆる黒川検事長問題である。
 検察官の定年を定めた検察庁法があるのに、国家公務員の定年延長規定を用いるという解釈変更を強行したが、世論の猛反発もあって挫折した。
 検察が独立していないと政治権力へのチェックはできない。「桜」の疑惑解明は、検察の独立と良心を示す機会でもある。

●安倍前首相を不起訴処分へ 本人聴取踏まえ、年内にも最終判断 東京地検特捜部
  毎日 2020年12月19日 02時00分
 安倍晋三前首相(66)の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、東京地検特捜部は、政治資金規正法違反などの容疑で告発状が出ていた安倍氏について、年内にも不起訴処分とする方向で上級庁と最終調整に入った模様だ。
・・・(以下、略)・・・

●「桜を見る会」問題で、実弟・岸信夫による“安倍家切り”が始まった!
      FLASH編集部 2020.12.10
「政治家であれば当然、自分の行動には責任を持たないといけない。そのことを有権者の皆さんに説明する責任は、もちろんある」

 2013年~2019年に東京都内で行われた「桜を見る会」前夜祭の費用を、安倍晋三前首相(66)の事務所が5年間で約900万円を補填していたとされる問題について、岸信夫防衛相(61)は12月7日夜に出演した『報道ライブ インサイドOUT 』(BS11)で、そう述べた。

 岸信夫氏は、安倍氏の実弟だ。生後まもなく、母・洋子さんの実家である岸家に、信和・仲子夫婦の養子として迎えられた。苗字は違えど、肉親である岸氏から、安倍氏の説明責任を追及する声が出たというわけだ。

「これは、安倍前首相と距離を取るために、あえて発言した “観測気球” でしょう」と分析するのは、政治ジャーナリストの角谷浩一氏だ。

・・・(略)・・・一方で菅首相は、安倍さんの影響力を削ごうとしています。もう首相でもない安倍さんが11月に解散について言及したことと、『ポスト菅』として安倍さんの再々登板が取り沙汰されることについて、菅首相はかなり頭に来ているようですからね。安倍さんを国会招致する動きの背後には、菅首相がいると言われています。

 また、安倍さんの公設第1秘書は、これで事務所を辞めざるをえないでしょう。実際、安倍氏の地元では、かなり批判の声が出ています。しかしあの秘書は、地元を取り仕切っていた存在でもあり、退職されるとかなりの痛手です。安倍氏の次の選挙は、厳しいものになるでしょう」(自民党関係者)

 さらに角谷氏は、「岸氏の発言には、火の粉を落とす以上に、一族の未来を考えた深い意味も込められている」と話す。
「そもそも、岸氏が安倍家から養子に出たのは、子どもがいなかった岸家の名前を残すためです。現在は、信夫氏が入閣したことで、長男の信千代氏が10月末でフジテレビを退社し、大臣秘書官となっていますが、岸家は信千代氏が後を継ぐことで話が進んでいます。それほど、岸家にとって後継者の問題は重要なんです。

 代替わりの方法とタイミングを見極めるという、大切な今の時期に、安倍家の問題が岸家に悪影響を与えてはいけません。
一族として、安倍家と岸家が共倒れすることは許されない。最悪の事態に備え、『岸家だけでも守らなければ』という思いがあるのでしょう」(角谷氏)
 華麗なる名門一族の、防衛本能が見え隠れする――。


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