しばらく前から、安倍氏が桜問題で国会に説明をするとの旨を話すとき、「東京地検特捜部の捜査終結後の国会招致要請に応じる意向」などと注釈をつけて発言していることが報道されていた。
「結果」とか「終結後」とか断定的にいうということは検察と話がついていて、任意聴取に応じるのだろうと推測できた。
しかも、年末までに国会で説明する旨の方向を自民党が野党に表していたから、検察の決着の「時期は年末」と明らかに分かる下地づくりがされていた。
●「桜を見る会」前夜祭 安倍前首相、国会招致応じる意向 捜査終結後に「誠実に対応したい」/東京・共同 2020年12月18日
つまり、検察と安倍側の話が結果とともに時期まで、きっちりと事前にできていたということ。
この癪(しゃく)な話の一連はやっぱり、年末の記録としておくしかないので、今日は次をとどめておく。
●「桜」、安倍前首相は不起訴へ 第1秘書、略式起訴方針/共同 2020/12/22
●前政権「負の遺産」重く 支持急落に追い打ち 前首相聴取・元農相現金疑惑/毎日 2020年12月23日
●「絶対に察知されない」特捜部の聴取、保秘徹底の舞台裏/朝日 2020年12月22日
●安倍前首相の“疑惑”説明に「また虚偽答弁をすることも考えられる」若狭勝氏 /スポニチ 12/23
●「政治とカネ」、政権に危機感 安倍前首相聴取、吉川氏辞職/時事 2020年12月23日
なお、昨日12月22日の私のブログへのアクセスは「閲覧数4,758 訪問者数877」。
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●「桜を見る会」前夜祭 安倍前首相、国会招致応じる意向 捜査終結後に「誠実に対応したい」
東京 2020年12月18日
安倍晋三前首相は18日、後援会が主催した「桜を見る会」前夜の夕食会の費用補填疑惑に関し、東京地検特捜部の捜査終結後の国会招致要請に応じる意向を示した。
国会内で記者団に「当然、国会に対しても、誠実に対応していきたい」と明言した。
同時に「この問題については現在、検察で捜査中だが、結果が出次第、誠意を持ってお答えさせていただきたい」と語った。(共同)
●「桜」、安倍前首相は不起訴へ 第1秘書、略式起訴方針
共同 2020/12/22 23:24
安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填問題で、東京地検特捜部の事情聴取に対し、安倍氏が補填の事実を「知らなかった」と説明していたことが22日、関係者への取材で分かった。
特捜部は、近く不起訴処分にする方向で上級庁と調整に入った。後援会の政治資金収支報告書に夕食会の収支が記載されておらず、特捜部は政治資金規正法違反(不記載)の罪で後援会代表の公設第1秘書を略式起訴し、年内に捜査を終結させる見通し。
●前政権「負の遺産」重く 支持急落に追い打ち 前首相聴取・元農相現金疑惑
毎日 2020年12月23日
安倍政権の「継承」を掲げた菅政権を、安倍政権下での不祥事が揺さぶっている。22日には、「桜を見る会」前夜祭の費用を安倍晋三前首相側が補塡(ほてん)していた問題を巡り、東京地検特捜部が安倍氏を任意聴取したことが判明した。さらに安倍政権時に農相を務めた吉川貴盛氏が、大手鶏卵生産会社「アキタフーズ」グループの元代表から農相在任中に現金を提供された疑惑が取り沙汰される中、健康問題を理由に衆院議員を辞職。菅政権にとって二重の打撃となった。
不祥事再燃は、内閣支持率急落に悩む菅政権に追い打ちをかけた。毎日新聞と社会調査研究センターが今月12日に行った全国世論調査での支持率は40%で、11月調査から17ポイント下落。不支持率は49%(前回36%)で不支持が支持を上回った。各社の調査の支持率も軒並み40%前後で、新型コロナウイルスの「第3波」への政府対応に対する不満が主な要因とみられる。
●「絶対に察知されない」特捜部の聴取、保秘徹底の舞台裏
朝日 2020年12月22日 14時26分 酒本友紀子
「桜を見る会」前日の夕食会の費用負担をめぐる問題で、安倍晋三前首相が東京地検特捜部から任意で事情聴取を受けた。保秘が徹底される特捜部の聴取とは、どのようなものなのか。
安倍前首相から任意聴取 東京地検、「桜」夕食会めぐり
「メディアに絶対に察知されないことだ」。リクルート事件などで政界捜査に携わった元東京地検特捜部長の熊崎勝彦弁護士は、政治家を聴取する際の心得をこう語る。
東京地検特捜部が扱う一般事件では、容疑者や参考人の聴取は東京・霞が関の検察庁舎で行う。だが、政財界などの「大物」の場合はホテルを使うことが多い。熊崎氏は「地位のある相手だから優遇するわけではない。メディアに知られ報じられると大混乱に陥り、捜査に悪影響が出てしまう」と説明する。
国会や東京地検近くの霞が関周辺の老舗ホテルのほか、池袋の高層ビルにあるホテルを使ったこともある。政治家側がホテルを指定することもあったという。ただ「警備が万全で、裏口もある所」にはこだわった。メディアに気づかれた時にスムーズに出られるようにするためだ。
対面で事情を聴けるように部屋には机と椅子は必須だ。「スイートルームなど、おのずとある程度高いクラスの部屋になる」
検事と政治家のほか、記録を取る事務官も同席するのは検察庁の取調室と変わらない。異なるのは、より高い緊張感を持ってのぞむことだ。「検事としての品性や矜持を保ちながら、真摯な調べをする」ことを心がけた。発する言葉一つひとつにも細心の注意を払ったという。
多くの政界捜査を手がけた別の元特捜検事は「政治家個人というよりは、選挙で国民に選ばれた代表者であることを意識した」と話す。こうした重みがあるからこそ、特捜部が政治家に事情を聴く場合は法務・検察の最高幹部に了承を得るのが通例だ。
政治家の聴取は、かつては取り調べにたけた副部長ら幹部が担うことが特捜部内の不文律だった。だが、今は一線の検事も調べる。ある検察幹部は「客観的な証拠が重視されるようになった。被疑者や参考人の口を割るプレッシャーがそれほど大きくなくなったからだ」と話す。
カーテン閉めた車で地下駐車場へ
特捜部の聴取では、どんなやりとりが交わされるのか。聴取を複数回受けたことがある上場企業の関係者の男性が取材に応じた。
数年前のことだ。突然、特捜検…・・・(以下、略)・・・
●若狭勝氏 安倍前首相の“疑惑”説明に「また虚偽答弁をすることも考えられる」
スポニチ 12/23 12:08
・・・(略)・・・ 若狭氏は、安倍前首相の説明責任について「国会で虚偽答弁としたっていうのは国民に対して虚偽答弁をしたということ。政治責任は非常に重い。また虚偽答弁したということで今回、国会で弁明するということであるとすれば、また虚偽答弁をすることも考えられるので証人喚問で、偽証罪のもとで喚問しないと国民は納得しないということはあり得ると思う」と自身の見解を述べた。
●「政治とカネ」、政権に危機感 安倍前首相聴取、吉川氏辞職
時事 2020年12月23日08時18分
相次ぐ「政治とカネ」の問題が菅政権を揺さぶっている。自民党の安倍晋三前首相が「桜を見る会」疑惑で検察の任意聴取を受けたことが22日明らかとなり、現金授受疑惑がもたれている吉川貴盛元農林水産相も衆院議員を辞職した。来年の衆院選を控え与党内には危機感が広がる。・・・(以下、略)・・・
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