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てらまち・ねっと



 昨日はパラパラと雪が舞ったらしい。私は目撃しなかったけれど。
 ともかく、車のタイヤは昼のうちにスタッドレスに替えた。

 今朝は、うっすらと雪が積もり、降り続いた。
 今年は、外に出ていたこともあって、薪ストーブをまだセットしていない。薪置き場に薪が十分に用意できているというのに。

 エアコンを30度でガンガンつけても、エアコンという機械は設計として「自身の室外機が凍結しないように、室内の暖房を止めて室外機を暖める」、そういう構造になっている。だから、寒さが強い時ほど、室外機の凍結防止のための運転時間が長くなる。当然、その分、室内の暖房は停止しているから、どうしても冷え冷え感にさいなまれる。今朝はその典型だった。

 そんなことで、朝食をとりながら二人で、雪がやんで天気が安定したら、薪ストーブの煙突掃除をして、室内に薪ストーブをセット、点火しようと相談した。
 ・・・そんな寒さの今朝だった。
 9時過ぎには、シャビシャビだけど庭や道路にも積もっていた。建物の屋根や植物、畑などは白く積もっている。
 9時半からの隣の市への外出は、タイヤを替えてあるから安心。

 いずれにしても、初の積雪だから、夕方前に庭の様子を撮っておいた。庭木の赤やピンク、黄色がそれなりに雪の白とのコントラストをうつしていた。

 なお、昨日12月15日の私のブログへのアクセスは「閲覧数6,224 訪問者数768」

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●サザンカと雪


マホニアの黄色も 映えている




ナンテンの赤は 雪に負けない


薪置き場は十分に用意できている。
けど・・まだストーブは点火していない


自宅は、築130年ほどになってしまった・・・





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 抗がん剤を12月1日に投与して、今日で15日目になる。あい変わらず副作用らしきことは生じていない。
 下記の岐阜大学や乳がん患者さんの情報では、髪の毛の反応はこれから、つまり3週目に入って以降、ともとれるから、その点は注意しておくこととする。

 ともかく、一番気になるのは、「抗がん剤」を身体に入れて注意深く2週間管理されてきたのに、果たして「抗がん剤の効果は
あるのか、ないのか」。
 だから、その点の情報発信を探すが、その観点での見解はほとんどない。ただ、
 ★≪(がん治療の虚実)には「副作用がほとんど無くて、劇的な効果を発揮する患者さんは珍しくない」≫ とあった。

 ま、そんなことを気にする毎日がしばらく続きそう。
 ともかく、今日は、投与から15日過ぎての状況をまとめておく。

●化学療法を受けられる患者さんへ/ 岐阜大学医学部附属病院/ 4.抗がん剤による主な副作⽤とその対策
●抗がん剤による脱毛の理由/乳がん がん患者SS TODAY! 治療中の生活工夫/脱毛しなかったから抗がん剤が効いていない、ということではない

●質問:副作用がきついのはがんに効いている証拠と主治医に言われたが本当か?/がん治療の虚実 宮崎がん患者共同勉強会準公式ページ 2012-10-24 18:43:44
●質問: となると副作用がないのは良くない?/がん治療の虚実  2012-10-30 21:49:48

 なお、昨日12月14日の私のブログへのアクセスは「閲覧数6,128 訪問者数824」。

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●化学療法を受けられる患者さんへ
 岐阜大学医学部附属病院
 4.抗がん剤による主な副作⽤とその対策


●抗がん剤による脱毛の理由
     乳がん がん患者SS TODAY! 治療中の生活工夫
脱毛しなかったから抗がん剤が効いていない、ということではありません。
毛母細胞がん細胞は分裂、増殖の速度が速いという特徴があります。抗がん剤は活発ながん細胞を攻撃しますが、同じような特徴を持つ正常細胞にも抗がん剤が攻撃してしまいます。脱毛もそのひとつです。

脱毛発現率 ドセタキセル タキソテール 
脱毛発現率 78.4%

脱毛の程度 タキソテール  
 脱毛率が高く全身脱毛することも

 ★≪がん治療の虚実 2012-10-24 /はっきりいうと副作用の強さと効果の直接の関連はない≫
 ★≪がん治療の虚実  2012-10-30/抗がん剤治療を受ける際、相当な覚悟を持って受けた患者さんの中では思ったより副作用が少なくて本人が拍子抜ける場合がある。
 ●質問:副作用がきついのはがんに効いている証拠と主治医に言われたが本当か?
   がん治療の虚実 宮崎がん患者共同勉強会準公式ページ 2012-10-24 18:43:44
【回答】がんに効いている直接的証拠ではないが、間接的証拠になることもある
【解説】抗がん剤はたいてい抗腫瘍効果が動物実験などの基礎実験で確認されている。しかし実際に患者さんに使うときは、その抗腫瘍効果を発現出来るぐらい投与量を増やしても副作用が許容出来るかどうかの治験が行われる。これが臨床第一相試験だ。
この試験の目標はがんに効くかどうかは二の次で、少しずつ新規抗がん剤の量を増量して患者さんがどこまで副作用に耐えられるかを見ている。(他にも抗がん剤の体内薬物動態を調査する目的もある)
その性質上、有効な治療法が尽きた比較的元気ながん患者さんだけが参加出来るようになっている。
しかし抗腫瘍効果は副次的な目標であり、十分な薬物量が投与されるとは限らない。

一見非人道的な感じもするが、もう積極的治療法がないとされた上記の患者さんでも第一相試験では大まかに1割ぐらいは効果を発揮する場合があるとされており、その事情を理解したうえでボランティアで参加することになる。

少し話がずれたが、副作用が結構出ていると言うことはきっちり抗がん剤が体内に入っていると言うことを意味しているので、副作用があればその分効果を期待したいという医療側の願望が入っていると言わざるを得ない。

はっきりいうと副作用の強さと効果の直接の関連はない。ただし大腸がんに対する抗EGFR阻害薬(アービタックスやベクティビックス)のように副作用としての皮疹が強いほど抗腫瘍効果が発揮されるという報告もあるが例外的だろう。

通常第一相試験で人間が耐えられる最大投与量が判明して、その一段階減量した量を推奨用量として設定される。
ところが抗がん剤は体内に投与された後、その分解代謝は体質による個人差がある。例えば早く分解代謝される体質(遺伝子多型などが関与)の患者さんの場合、抗腫瘍効果を発揮するほど抗がん剤の血中濃度が上がらず、副作用も少ないというケースもあるだろう。
そのため副作用があった方が投与した抗がん剤がそれなりに作用している間接的証拠として医療側が考えたくなるわけだ。
ただし、副作用がほとんど無くて、劇的な効果を発揮する患者さんは珍しくない。
やはり副作用の出方と抗腫瘍効果は切り離して考えるべきだろう。
これは次の質問回答でもう少し補足する。

余談ながら、実際に投与してその副作用次第で減量するのが基本だが、逆に副作用が少ないときはその分抗がん剤を増量出来るのではないかという考えもある。
そのため副作用が少ないときは抗がん剤を増量出来る選択肢を用意している臨床試験も実際ある。

投与して副作用が少なかった場合、標準量を超える抗がん剤の増量を行う一部の相当自信のある医師(有名な平岩正樹先生などは凄腕ともいえる手法を披露していて感銘を受けた)もいるが、かなりアクロバティックな方法で、一般的には推奨されない。

●質問: となると副作用がないのは良くない?
 がん治療の虚実  2012-10-30 21:49:48
【回答】副作用はないほうが良いに決まっている
【解説】前回の質問では副作用は治療継続出来るある一定の強さまでは抗がん剤を増やすことで抗腫瘍効果を期待出来る指標と言えるかもしれないと書いた。

抗がん剤治療を受ける際、相当な覚悟を持って受けた患者さんの中では思ったより副作用が少なくて本人が拍子抜ける場合がある。 

もちろんなんの考えも構えもなしに、きつい副作用に見舞われ、意気消沈してしまう患者さんよりはずっとましだが、副作用が少なかったら素直にそれを喜んで、治療以外の自分の生活と人生を充実させるのが賢明だ。


治癒を目指すためにどんな犠牲でも払いたくなるのはわかるが、それが現実的にも可能ながんの状態であっても、時に不幸な結末になることはある。

ということは目標は治癒だけではなく、治療を受けている今そのものの時間を充実させる必要がある。そうしないと治療をがんばるという意欲が全くの無意味になる。

治療法が進歩し、長期生存を目指せるがんが増えたのは事実だが、治療に一生懸命になるあまり途中で力尽き、副作用を他の人より多く長く味わう時間だけが延びただけという患者さんは思ったより多い。
それも治癒や長期生存という希望を持てるようになったから、しゃにむにがんばりすぎたためという皮肉な論理から来ている。

もちろん子供が小さいから、あるいは大事な仕事をかかえているからなど、治療をがんばることを譲れない人は多いだろう。
しかし常に最悪の事態でも受け入れられる準備をしておくことは大事だ。
縁起でもないという意見もあるが、常に次善の策を用意しておくことはがん治療だけでなく、世の中の多くの事例で感じることだ。

こういう視点から考えると、副作用がありすぎると次善の策がどうのこうのという話ではなくなってくるどころか、治療自体が仇となり、それこそ20年以上前の悲惨な抗がん剤治療と変わらなくなる。
副作用がありすぎると精神的にも肉体的にも消耗し、かえって寿命が短くなるのは常識だが、それをいかに主治医に伝えて対処してもらうかという点に関してはこのブログで繰り返して書いている。

抗がん剤治療の原点はがんが治癒しようとしまいと、患者さんの苦痛の少ない元気な時間をどれほど確保出来るかということに尽きる。



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 うちの畑のミカンは、昨年はウラ年。
 つまり、今年はよくできる年。
 実際、いいミカンがたくさん採れている。
 11月から、私も時々食べている。皮ごと丸ごと食べるのが私流。
 一昨日、退院してからは、フルーツは遠慮する食事パターンなので、「皮」だけ食べるという、ま、妙な食べ方をしている。

 ところで、今年の冬は、サルが、裏山から畑に出没することが多いとの印象。
 11月終わり頃も来ていた。私の入院中も、「今日、来ている」と聞いた。
 そして、今日も、私たちが外出から帰った15時過ぎ、サルが来ている、という・・・

 今年、各地でクマの出没が多い理由の一つは山の木の実などのエサ不足らしい。猿も…だろうか・・・
 ともかく、ミカンは今のところ無事。
 ということで、今日は、庭の柑橘類の様子をパートナーのデータをもらって整理。
 なお、昨日12月13日の私のブログへのアクセスは「閲覧数6,028 訪問者数774」。

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 ・・・猿が来る裏山

●石地みかん
中生のみかんは収穫にはまだ少し早いから、
木全体をパオパオ(白の不織布)で覆う。



●11月に猿が来た時、早生のミカンはぜんぶ収穫。


●みかんの隣りの花柚子の実も黄色く色づく。

今年はちょっと小粒だけど、たくさん成っている。






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 昨日の昼、12日ぶりに帰宅。家でのんびり、まったり過ごした。もちろん、先日ブログで紹介した「3時間のガンの番組」もみた。とっても勉強になった。

 今朝は7時過ぎまでゆっくりと朝寝。
 病院だと6時には起きて、ぼちぼち朝の身支度やケア、血圧や体重などの測定などしたり、と"患者としての仕事"がある。

 加えて、私の場合は、抗がん剤の投与後は病院食のうちの「炭水化物やフルーツ、イモ系など糖質などの多いモノ」は食べないことにしていたので、ごはんやパンや麺類は残す。だから不足分の補いの食品として幾種類か1日分を、一階のコンビニで買い出してくることも"仕事"。そのコンビニは病院専用の24時間コンビニなので、利用者は病院職員と患者だけなんだけど、抗がん剤の副作用の一つの感染しやすくなることの対策として、客の少ない7時前には済ませておく。
 
 あと、他の補い食品は、家からの持参品。これらを追加で食べる。
 だから、抗がん剤後投与後の副作用の確認(食欲の有無など)として、毎食の食べ具合を調査、記録するのはの看護師さんたちは、私のこだわりにはびっくりするやらあきれるやら。

 ・・そんな毎日、毎食から離れて、昨日からは自宅でパートナーの一定の配慮、方針のもとにおいしいものがいっぱい食べられる。

 ところで、週明けから今冬最も強い寒波がきて、平地でも積雪との天気予報が出ている。
 だから、ブドウの雨除けの屋根の撤去や、畑のポンプの凍結防止対策をしなければいけない。 
 ということで、今朝は9時過ぎまで朝食後の休養としてゆっくり身体を休めた。
 あと、私は指示役だけして、みんなに上記の2種の作業をやってもらった。

 午後、パートナーは収穫遅れギリギリとなっていたキウイの収穫。
 私は、ハウス横のポンプや、敷地内のあちこちの水道の蛇口の凍結防止のための保護策などを済ませた。

 結構、身体を動かして、手ごろな運動をした1日。
 抗がん剤の副作用はまったく感じていないけど、無理はしないように・・・としばらくは注意しよう。
 
 で、今日は、そんな自宅の庭の「さざんか」と黄色の「マホニア」の様子を載せる。
 なお、昨日12月12日の私のブログへのアクセスは「閲覧数5,826 訪問者792」。

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●家の入り口の坂の上の薄紅の山茶花は満開






家の西のピンクの山茶花も花が増えてきた。


.●黄色のマホニアの花穂も伸び始めた。








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 抗がん剤の投与から12日目。もちろん、朝から体調はバッチリ。
 「枕についていた髪の毛の数」が副作用の指標となるとはとても思えないけど、ま、手持無沙汰だから、毎朝、起きたときにカウントとする。 
 しばらく前は10本ほどだった。昨日は4本。今朝は7本・・・何の意味もなさそう

 ・・ただ、先週、看護師が
 「心配いりませんよ。来週になれば髪の毛がバッサリ抜けます」と言っていた。その「髪の毛」の点では副作用は出でいない。
 抗がん剤ドセタキセルの患者用に配布された副作用のパンフには、脱毛については、
 ★「ドセタキセルでの治療を始めるとほとんどの患者さんは髪の毛が抜けてしまう。」とある。「2から3週間過ぎたころから」ともあるから、看護師の経験則とは幾分のズレか・・

 パンフの一番には、「骨髄抑制」として
 ★「抗がん剤治療では、白血球、赤血球、血小板が減る」、
 特にドセタキセルでは「白血球中の好中球数が急激に減少。点滴後、7日から14日に最も少なくなる。その後、一週間ほどで回復する。この間は感染しやすい時期なので十分に注意」とある。 

 ま、他の副作用も列記して注意書きがあるが、私には格別に何も現れていないから、体調goodの実感で良し、と自認している。
 さて、その「骨髄抑制」が強く心配される血液の状況。
 まさに、この数値の動向次第で、退院日が決まるから重大関心事。

 一昨日木曜日の朝7時前に医師が回ってきたとき、
 「明日(11日金曜日の血液検査で)、『底』が見えるといいですね」とおっしゃった。
 私はその意味を次のように解釈した。
 「9日と明日11日の血液検査結果の比較で、主要な指標が昨日9日が『底』になっていること、つまり明日11日の値は昨日より、上向き(いい方向)になっていること」。
 また、一昨日木曜日夕方に回診に来た朝とは別の医師は、
 「明日ぐらいが一番下がるころ。その数値が良ければ退院が見えてくる」と話してくれた。

 で、さて、昨日11日の血液検査の結果は・・・9時頃に渡された検査結果はバッチリだった。
 基本的に、すべて良い方向に変動。つまり、みごとに、「9日が悪化の『底』で、昨日の値は上がっていた」。

 看護師に、明日退院できるように、医師に確認して、念押しして、と依頼。
 午後になっても、「医師がなかなか捕まらないので、退院日が相談できない」旨を伝えてきた。
 ・・・16時ごろにやっと来た医師は、「数値、良かったですね。 退院、いつでもいいですよ。」

 やったね。・・即、「明日、退院したいです。そのように手配してください」と強くお願いした。
 ・・・18時ごろには、チーフの主治医の医師も来て今後のことも含めて相談。こちらの希望通りにしてくれた。
  ・・・しばらくして「退院計画書」と次回(=2回目の抗がん剤投与の治療の)「予約票」をもってきてくださった。

 そんな経過で、抗がん剤の第一回の投与後は身体の変化の様子を観察、必要なら各処置をする体制となっていて、それが2週間の入院期間、とされているところ、12日目の今日、土曜日、晴れて退院できることなった。
 
 ということで、今日は朝食後から、片付けなどの準備。
 それと、朝の巡回の看護師が、「次回までの薬の追加2種があり、医師の処方箋がいる。それができて・・薬が届いてから・・」 と・・・・土曜日だからか、医師がここにいつ来るか? それ次第・・・とか
・・誰もせめるつもりはないので、時間があるうちは、迎えに来てくれるパートナーが着いたら、とコーヒーでもしよう。

 (・・・と、子ども時代の遠足前のときと同様に早朝に目が覚めた。それでブログを作ってしまった。作ったから、私としては異例に朝の投稿としよう)

 最後は、その記念すべき、「初の抗がん剤治療」の影響を確認する血液検査の初のゴーサイン結果を記録しておく。.
  ●表の全体 (12月11日が直近のデータ=投与後の丸10日目にあたる)

●ALP ・・肝疾患、骨疾患で高値になるし、ガンの骨転移の指標にもなる。 
  「239」と基準値内で、しかも、毎回下がり、もちろん前回より下がっているからgood。

 ●CRP・・・体内で炎症があるとき、肝臓で生成される物質。感染症や外傷の指標。
    こちらも、毎回、下がっていて、前回は「1.94」、今回「1.39」とこれも下がったからgood。もともと高かったのは・・・.

 ●白血球・・・細菌やウィルスなどから防御する働き。 
    下限値が「3.3」とされているところ、前回は「3.1」。そして今回は、「3.3」と見事に上昇、かろうじて下限値に回復。good。
 
 ●リンパ球・・・白血球の一種で異物から生体を守る作用をし、ウィルス感染症等で増加する。
   「リンパ球の数」で見ると、前回「0.6」、今回は「0.7」と微増。good。

 さて、最後に「好中球数」。
 何度も書くけど、先週、看護師が「来週になったら、どんと下がる。好中球数が小数点以下になる。そしたら感染症などには要注意」  
 「コンビニに行くのも、人が居ない夜にするとか工夫してね」」の旨。
 そんな、決定的なのかもしれない指標は・・・

 ●好中球数・・・白血球の一種で細菌から生体を守る作用をし、感染症、炎症等で増加する。
  好中球数(基準値 1.24 - 4.61)は、前々回の「3.4 」、前回「2.0」、今回「2.1」に増加。
 以上、文句なしだよね。
 バッチリと本人。

★表の右側の数値部分


表の左側の解説部分 = (各数値の意味)

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 昨日は、「2人に一人がガンになる時代/「がんの正しい知識を知ろう」というテレビ番組の紹介をした。 その放送は、明日と明後日。

 そのブログの前半に、別の番組、先週5日(土)の午後にBSで素晴らしい番組を観たと書いた。
      (以下は、私の記憶や印象に基づく記述)
 抜粋・再掲すると
 ★≪・・・私のように「去勢抵抗性前立腺がん」は現代医療では治すことができないとされているが・・・それを治す治験が内外で進められ、抗がん剤と免疫療法の組み合わせで治る方向が示されていた。実際に「あなたはもう大丈夫」と告げられた患者・・・そんな驚くべき、かつ、初めてきく情報だった。なんと、こころ踊ることか≫

 として、明日紹介と書いた。今は、便利なもので、ネット上で再放送が自由に見られるので、今日の後半で概要を紹介し、リンクを付けておく。
 
 番組は、ネットのガン情報のいかに不正確なことを公的な機関がデータをもって説明していることから入る。
 このネット社会、誰しも注意しなければいけないことだ。実際、特にガンに関する情報には、ウエブをちょっと観たら、これは変、そんなページにあたるのはショッチュウ。
 「ふーうん、そんな内容の番組か」とややと失望してみていたら、まったく違った。「ガン免疫療法」に話が入っていく。
 そして、私から見て、最も強烈、衝撃だったのは次の二つのガンのこと。

 あのガンとして発見されたときにはほぼ末期とされる、治療も極めて困難とされている「すい臓がん」。
 実際の「すい臓がん」の患者が登場し(このブログ後半の番組紹介の写真の右上のマスクの女性)、(治験段階の)治療を受けて、もう大丈夫、そんな方向の話に展開していく。
  番組中で治療の効果が生まれるメカニズムも解説される。

 次に、「前立腺がん治療の研究の"最前線"」。
 このブログ後半の番組紹介の写真の(私が)赤枠で囲った人が、前立腺がんの末期と思しき患者。
 チーフの医師の弁 「(抗がん剤だけでは)効果が出ても数か月でがんが増悪してしまうのが一般的です」
 「免疫療法を加えることで(抗がん剤)の効果が年単位で続くのを期待して行う臨床試験です」

 その人の点滴の様子。この臨床試験では去年夏から国内外780人に有効性と安全性を確かめている段階、だという。

 ・・・番組中で、薬剤や免疫療法などのシーン、を行った結果として、あなたはもう大丈夫ですよ、いう主旨で説明されているシーンが出てくる。現代医療の標準治療では見放された人が、日本のガン医療の最先端の国立がん研究センター東病院の部門のチーフからそのように宣言されている。
 信じられないこと。なぜこれが日本中、世界中にすぐに広まらないのか・・と思うのが、現在進行形の患者自身。
 報道はもちろん「治験」研究とはいえ、驚くばかり。
 こんなに具体的に放送されている「2つの実例」。どう考えても、遠くないうちに一般化されるのだろう・・・

 その番組は、BS朝日の公式YouTubeチャンネルでみることができる。下記で リンクし、番組紹介も。 
 なお、昨日12月日の私のブログへのアクセスは「閲覧数5,193 訪問者数735」。

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●がんとともに生きる  ~騙されない!正しく知ろう~
   BS朝日 2020年12月5日(土)午後1:00~1:54
番組概要
2人に1人が罹患し、3人に1人が死亡する「がん」は、最も身近な〝国民病〟。
インターネットの普及により、「がん」の情報が容易に得られるようになった反面、患者や家族がまだ効果の証明されていない治療法に高額な費用を支払う事案も相次いでいる。
「がん」の「正しい情報」の見極め方を紹介すると共に、国立がん研究センター東病院で行われている新たな治療法や再発診断の治験に密着。また、社員ががんになっても支え続ける企業の取り組みも伝える。


●番組案内の写真から
(赤枠で囲った人が、前立腺がん末期の人)
(写真の右上のマスクの女性が、すい臓がんの人)


番組中で、治療の効果が生まれるメカニズムの解説の一部
「前立腺がん治療の研究の"最前線"」


チーフの医師の弁
「(抗がん剤だけでは)効果が出ても数か月で
がんが増悪してしまうのが一般的です」


「免疫療法を加えることで(抗がん剤)の効果が
年単位で続くのを期待して行う臨床試験です」


その人の点滴の様子。
前立腺がんの臨床試験。
去年夏から国内外780人に
有効性と安全性を確かめている段階



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 今朝7時前に医師が回ってきた。
 「明日(の血液検査で)、『底』が見えるといいですね」とおっしゃった。

 その意味を私流に解釈すれば、
 「血液検査結果につき、昨日9日と明日11日の比較をしたとき、血液の主要な指標が昨日9日が『底』になっていること、つまり明日11日の値は昨日より、上向き(いい方向)になっていること」(少なくても昨日と同水準)という目安の言葉化なんだろう。
 良ければ明後日土曜日退院、良くなければ月曜日まで様子見、そんな判断を主治医はするのだろう。

 ともかく、抗がん剤投与から10日目となる今日の私の体調。
 日を追うごとに夜もよく眠れるようになっている。それもあってか、日ごと、より快調になる。今朝の枕についていた髪の毛は10本。
  他に、副作用どころか何もない。

 ちょうど、先ほど(17時半ごろ)に回診に来た朝とは別の医師は、
 「明日、血液検査ですね。明日ぐらいが一番下がるころ。それが良ければ退院が見えてくる」と話してくれた。
    (すると、明日の最低値が想定内ならクリア、ということもあるのか?)

 ともかく私の問「抗がん剤が身体に入って、効いていないと、ということはあるんですか?」
 医師「それはないです。効いています」
    「たまに、副作用が(ほぼ)ない人が居ます」 との説明。
 ま、一安心というところ。

 ・・・もちろん、だからと言って、体内で何も起きていない、と断言するのは無理。
 その意識があるから、この病室に缶詰状態で10日目になるというのに、まったく退屈してない。
 どっさりとある本から、適当に読んだり、ネットでいろいろと調べて情報収集の毎日。
 だって、ガンの当事者、しかも、進行がん、多発骨転移という事実、現代医療の言葉で言えば「末期がん」と分類される位置に居るのだから、そこから脱するために集めるべき情報は多々ある。

 なにも、これは、私だけだないはず・・・だって、今年の2月10日までは、自分がガンだなんて、ガンになるなんて、これっぼっちも考えていなかったのだから・・・人はいつ、何が降ってくるかわからない・・というと正確ではないな。やっぱり、ガンはそれまでの自分の人生の反映 (もちろん、そうでない人もたくさんおられる) である確率は高いのだから自省するべきか・・

 ともかく、病院で強い抗がん剤を投与したという事実を抱えているのだから、ブログもそのことの記録でいいと開き直り。
 実は、入院していることの偶然の恩恵で、先週5日(土)の午後にBSで素晴らしい番組を観た・・・観てしまった。
 それは、私のように「去勢抵抗性前立腺がん」は現代医療では治すことができないとされているところ、それを治す治験が「国立がん研究センター東病院」を中心に内外で進められているということ、しかも、抗がん剤と免疫療法の組み合わせで、治る方向が示されてきている、実際に「あなたの前立腺がんはもう大丈夫です」との主旨を告げられていた患者のようすなど、
そんな驚くべき、かつ、初めてきく情報だった。
 なんと、こころ踊ることか。
 どちらにしても、どうして、そんな大事なことが日本中に流れていないの??・・・今では日本で一番患者が多いといわれる前立腺がんのことなのに・・

 あえてその番組のことは明日に紹介するが、
 ネットで、その番組、内容を検索していたときに、今度の土日にテレ朝が放送する「がんの正しい知識を知ろう」という番組の案内がでてきた。
 そこで今日は、ガンの当事者や関係者でその番組のことを知らない人が居たらと、今日のブログで紹介することにした。
 私の関心事は、先に書いた「国立がん研究センター東病院」の松原 伸晃医師も登場する、ということが一番、他のもろもろはその次、そんな身勝手な当事者になになってしまった(笑)。

 なお、昨日12月9日の私のブログへのアクセスは「閲覧数4,729 訪問者数756」。

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●がんの正しい知識を知ろう テレビ朝日LIVEシンポジウム 
      共催:テレビ朝日/CEMIT(22世紀先端医療情報機構)  
         後援:厚生労働省/国立がん研究センター  監修:国立がん研究センター東病院
●Day1 2020年12月12日(土)13:30~16:30 Day2 2020年12月13日(日)13:30~16:30

開催趣旨 / 日本人は、一生のうちに、2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡しているといわれています。がんは、全ての人にとって身近な病気で、誰でも罹患する可能性があります。
 しかし、がんの正しい知識や、どこまで治療や技術が進んでいるか必ずしも患者、ご家族、一般の方々に共有されていません。インターネットなどが普及し、がんに関する情報が容易に得られるようになった反面、どれが正しいのか、多くの情報に混乱してしまうことも少なくありません。

 このため、国立がん研究センター東病院の吉野孝之消化管内科長をトップとするCEMIT(22世紀先端医療情報機構)は、医師向けに治療法のセミナーを行ってきましたが、次は患者、ご家族、多くの皆様に広く知識を高めて貰うための「学びの場」をテレビ朝日と企画しました。

がんを克服したいという医師や企業の取り組みを広く知って貰い、がんと共に生きる時代を作りたいと考えています。またコロナ禍の患者、ご家族の皆様の心得や注意点などもご説明します。

視聴方法
※当日はこちらのHPでどなたでもご覧頂けます。
  クリックして、視聴ページへ 
 

<12月12日(土)登壇者>
★国立がん研究センター東病院 吉野孝之 消化管内科長
防衛医科大学卒業後、防衛医科大学校病院・国立がんセンター中央病院での研修を終え、国立がん研究センター東病院へ。2007年より、国立がん研究センター東病院にて現職の消化管内科へ。我が国の消化管がんの患者さんに世界で一番早く有望な薬を届けるため新規の薬物治療の開発に取り組んでいる。国内外のガイドライン委員長やがんプレシジョンメディスン実現に向けた最先端の挑戦、スクラムジャパン、サーキュレートジャパン等の代表を務める。

【メッセージ】/がん患者さんをとびっきりの笑顔にする、これが私のモットーです。この国に生まれたがん患者さんがこの国に生まれて良かったと思える未来を創るため、誰よりも泥水すすって率先垂範しています。できないとは絶対言わない、考えて、考えて、できるようにすれば良い、だからあきらめないで、一緒に頑張りましょう。

★ 国立がん研究センター東病院 山中竹春 生物統計室長
早稲田大学政治経済学部卒業後、九州大学医学部附属病院、、米国国立衛生研究所等を経て、現在、国立がん研究センター東病院 生物統計室長。医療データの分析を専門とし、データから真実とウソを見極めて、治療法の効き目や副作用が正しく伝えらえるよう取り組んでいる。横浜市立大学医学部教授も兼務し、大学では医療データの専門家の育成にも取り組んでいる。

【メッセージ】 /インターネット環境により、目にすることができるがん治療の情報量は爆発的に増えました。がん治療のことを調べるときは、正しい医療情報とトンデモ医療情報の“匂い”を嗅ぎわけられるようになることも重要です。

★ 国立がん研究センター東病院 池田公史 肝膵内科長
熊本大学卒業後、熊本での研修を終え、国立がんセンター中央病院へ。中央病院で、レジデント、チーフレジデント、スタッフを経て、2008年より、国立がん研究センター東病院にて肝胆膵内科へ。すい臓がん、肝臓がんの生きる時間を少しでも長くするために新規の薬物治療の開発に取り組んでいる。また、肝胆膵領域の悪性腫瘍や神経内分泌腫瘍など、様々な学会のガイドライン委員や企業の適正使用委員も兼務する。

【メッセージ】/標準治療が何もなかった時代から、2001年に最初の有効性がある薬が開発され(ゲムシタビン)、その後、さらに優れる有効な治療法が登場してきました。今後さらなる治療成績の向上が期待されています。今年も新たな治療薬が承認されました。

★ 松原 伸晃氏 国立がん研究センター東病院 乳腺・腫瘍内科医長
埼玉医科大学医学部卒業後、埼玉医科大学病院 臨床腫瘍科を経て、国立がん研究センター東病院へ。前立腺癌を中心とした新薬の開発、臨床試験、バイオマーカー研究現在前立腺がんの治療薬はホルモン剤と抗がん剤治療が主流となっているが、他の癌と同じく、がんの特徴に基づき奏効が期待でいる免疫療法や分子標的薬の開発に取り組んでいる。またこれらの薬剤に効果がある、無いを見極めるための予測因子の同定の研究にも励んでいる。また、乳癌の薬物療法にも取り組む。

【メッセージ】/日本人男性で一番多い癌である前立腺癌は、今後も高齢化により増加が予想されています。がん治療には様々な選択肢が存在します。その選択には科学的根拠に基づく医師の推奨と患者さん個人の価値観をすり合わせて決定する事が肝要です。

<12月13日(日)登壇者>
★国立がん研究センター東病院 サポーティブケアセンター 坂本はと恵 副センター長
精神科クリニック、国立がん研究センター中央病院を経て、2004に国立がん研究センター東病院へ異動、相談支援部門の立ち上げに携わる。2014年にサポーティブケアセンター/がん相談支援センターに組織改組。社会福祉を基盤とし、患者さんやご家族への相談支援や、療養に役立つ情報の普及啓発活動に取り組んでいる。2010年、日本福祉大学大学院 社会福祉学研究科修了。

【メッセージ】 /“病院で質問できる相手は主治医だけではありません。看護師や薬剤師、相談員など話しやすい相手に、あなたが大切にしていること、困っていること、必要と思うこと、苦手なことなどについて教えてください。私たちは患者さんとご家族からお話を伺いながら、より適した情報や専門職、制度、機関におつなぎします。「一人一人の本来の生き方が尊重されつつ、治療を受けられるようなお手伝いを」。いつもそう願っています。

★三井不動産 山下和則 執行役員 柏の葉街づくり推進部長
1963年三重県生まれ。一橋大学経済学部卒業後、三井不動産株式会社入社。日比谷街づくり推進部長を経て、2019年4月より現職に着任。柏の葉において「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」をテーマに、国立がん研究センター東病院等のアカデミアと連携し日本で最も先進的なスマートシティを目指している。

【メッセージ】 /柏の葉では、がんセンター東病院様と連携し、がん克服に向け様々な取り組みを進めております。隣接地にはリンクラボ柏の葉を建設し研究開発の拠点形成を目指します。また、患者様にご利用いただけるホテルもがんセンター様敷地内に計画中です。街づくりを通して患者様の治療の利便性向上を目指すとともに、研究開発の拠点形成によりがん治療の進展に貢献してゆきたいと考えています。

★伊藤忠商事 小林文彦 代表取締役専務執行役員
東京外国語大学卒業後、1980年伊藤忠商事株式会社入社。人事・総務部長等を経て、2017年4月より現職に着任。同業他社に比べ社員数が少ない「少数精鋭体制」において、「朝型勤務」をはじめとする「労働生産性の追求」に向けた働き方改革施策を展開。2017年には、がんと闘う一人の社員から社長へのメールをきっかけとして、がんになっても安心して働ける制度をいち早く導入。がん特別検診の定期実施や、一人ひとりの状況に応じた両立支援体制構築等を通じて、個人と組織の能力を最大限発揮させる環境を整備。

【メッセージ】/人は「自分の居場所はここだ」と感じた時に最大限の力を発揮すると考えています。病気になっても家族のように皆で支え、社員が「がんになっても、わたしの居場所はここだ」と感じ、安心して働くことができる環境を整備することにより、企業価値向上を目指しています。

後援:国立がん研究センター
★国立がん研究センター東病院 大津敦院長からメッセージ
東北大学医学部卒業後、いわき市医療センター、国立がんセンター中央病院レジデントなどを経て1992東病院開院より消化器内科勤務。がんの新しい薬物療法開発を中心に取り組み、先端医療開発センター長を経て現職。日本医療研究開発機構(AMED)の革新的がん医療創出事業プログラムオフィサーとしてわが国のがん新薬開発をサポートしている。

【メッセージ】 /新しい診断・治療薬などがん医療の開発は世界中でまさに日進月歩です。それぞれの患者さんに最適かつ最新の治療を届ける仕組みや、心理・社会的なサポート体制も国内のがん診療連携拠点病院を中心に構築されてきました。よりよいがん治療を受けられるようぜひ専門施設にご相談ください。



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 いったいどこ行った、抗がん剤の副作用、と書きたくなる。
 朝から体調はバッチリ。枕についていた髪の毛は8本。
 先週、看護師に副作用がない、と話したら
 「心配いりませんよ。来週になれば髪の毛がバッサリ抜けます」と言われていた。
 しかし、相変わらず、その気配は、少なくとも身体の内的、外的な感覚にはまったくない。そればかりか、体調は日ごと、ますます良くなっている実感の方がある。

 ところでここは医療体制として、抗がん剤の副作用を見るための血液検査を、先週は3日おき、今週は2日おきに行っている。
 前回の7日に続き、今朝は7時前に夜勤の看護師が採血してくれた。
 「結果が出たら、ペーパーでください」とお願いしておいた。

 しばらくして、巡回の医師が来た。(ここは主治医のもとで他に4人の医師がいるようだ。お名前も覚えた。それぞれ性格が違うのは当然。幾分はその違い、個性も感じられるようになって来た)

 「抗がん剤の後は、経過を見るために最低2週間は居てもらうのが通常です。投与後の調子はいいようなので、すると、来週・・・」との旨を話してくれた。
  (そのあとに、小さな声で、「結果が良ければ、週末か?」と話したように聞こえた)

 私は、「今日で、投与から9日目。調子よかったら、週末にしてください」とお願いした。
 「(・・・その方向で・・・)」 と 心の響きか、実音かは不明だけど、感じた。

 あと、抗がん剤の次回の予定日のことなどでも、月曜日の化学療法部での説明のことを伝えて、ちよっとお願いしておいた   (図々しい患者だろうけど、平気でお願いをしてみるのは 鉄則だと思っている・・・)

 ともかく、9時20分ごろに結果が出てきた。
 早朝にも抗がん剤の副作用としての骨髄抑制などの点検のための血液の採血もあった。
 結果の私から見た主観的なポイントは以下。

 ●ALP ・・肝疾患、骨疾患で高値になるし、ガンの骨転移の指標にもなる。 
  「249」と基準値内で、しかも、毎回下がってくれている。

 ●CRP・・・体内で炎症があるとき、肝臓で生成される物質。感染症や外傷の指標。
    こちらも、毎回、下がっていて、今回は「1.94」。もともと高かったのは・・・.

 ●白血球・・・細菌やウィルスなどから防御する働き。 
    下限値が「3.3」とされているところ、「3.1」。下回っているけれど、抗がん剤の激烈な影響があるはずにしては、まあまあと本人はにっこりと評価。
 
 ●リンパ球・・・白血球の一種で異物から生体を守る作用をし、ウィルス感染症等で増加する。
   (基準値 14 - 25)のところ、前回が「15」、今回は「20」と増加で、ニコニコの本人。

 さて、最後に「好中球数」。
 何度も書くけど、先週、看護師が「来週になったら、どんと下がる。好中球数が小数点以下になるら、そしたら要注意」  
 「コンビニに行くのも、人が居ない夜にするとか工夫してね」」の旨。
 
 そんな、決定的なのかもしれない指標は・・・
 ●好中球数・・・白血球の一種で細菌から生体を守る作用をし、感染症、炎症等で増加する。
  好中球数(基準値 1.24 - 4.61)は、前々回の「4.4 」、前回「3.4」、今回「2.0」に減。
  減ったとは言え、まだ、基準の下限よりは上だから、バッチリと本人。
  また、2日後の金曜日が次の血液検査になっているげと、2日で「小数点以下」にはならないだろう・・・と観測するワタシ。


 なお、先日読んだ本、免疫療法の国内の第一人者と評されるその人の著書には、「抗がん剤や免疫療法をやって副作用がないに見ないのは効いていないからだ。微熱すらないなら」との旨があった。

 副作用がないと感じ続け、それは良いことだと考えている私は、ちょっと焦りつつ、微熱の有無を確認するため、今日はエクセルに「体温」も入れてみた(表の最下段)確認。

 投与日「36.9」、3日目「37.5」、6日目「37.0」、8日目(今日)「37.2」。

 私の最近の体温は、36.8から36.9度、たまに37度を超すことがある程度だから、「微熱あり」はうれしいことだとしておくことにする。
 ちょうど、夕方、巡回の看護師から「微熱」かとの声があり、
 私は「微熱があるのは副作用の証拠で、何もないと抗がん剤が効いていないのでは、と考えています」と返事。
 看護師「前向きな性格でいいですねぇ。大事なこと」と言われてしまった・・・
 
 さてさて、夕ご飯が配膳されてきた。
 こちら、16時頃から空腹を感じている。入院中の私はそれが肝要だ、との考え方をしている。
 ともかく、そろそろいただこう。

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 抗がん剤投与8日目の今日も、副作用はない。
 振り返って、しいて言えば、微熱の日がそれなりにあった程度。今朝の枕についた脱毛も10本程度(笑)
 
 ところで、今日の午後は「18F-FDG PETーCT検査」。
 がんの診断について、 PETでは全身のがんなどを一度に調べることが出来る。そこに「PET-CT」は、PETとCTの良い点を融合させた最新のがん検査方法。
 せっかくだから、今日のブログでは、PET-CTについて、わかりやすい記事や、詳しく、かつ納得いく説明の記事などを記録しておくことにした。図示なども利用させてもらって・・・
 だから、フェイスブックやツイッターでなく、こちらで見ると現状が理解できると思う。
 だって、あなただって、いつ、突然、ガンを宣告されるかわからないのだし・・・

 なお、私のガンは前立腺がんであるところ、
   ★≪[前立腺がん、子宮頸がん](尿中に排泄される18F-FDGの影響で検出困難なことがある≫ 旨の表現がいくつかのページにあった。
 この理由につき、私の推測は、前立腺がんが苦手ながんの一つに上がっているのは、原発巣の「前立腺」の位置が処理した薬の集積場所(膀胱など)に集積するから。逆に言えば、私のように、「骨シンチやМRI」などで「リンパや内臓の転移はない」とされ、他方で「多発骨転移」と診断されている患者は、骨の転移の様子、実際のガンの活性度の高い場所の確認、さらに万が一、リンパ、内臓に転移があるか、なども確認できると思う。

 ということで、私が調べた範囲で、一番詳しくしかもわかりやすく、勉強になったことのエッセンスのいくつを列記すると次。
★CT検査などでは形の異常を診るのに対し、PET検査では、ブドウ糖代謝などの機能から異常をみる
★がんでブドウ糖がどの程度使われているか、18F-FDGがどの程度集まるかどうかをPETで見ることにより、がんの性質を予想することが出来る
★これらの防衛反応が炎症で、免疫細胞の活動のエネルギーはがん細胞と同じブドウ糖
★PETでは、形だけのがんの抜け殻が残っているのか、それとも本当に活性のあるがん細胞が残ってブドウ糖が使われているかどうかを、18F-FDGが集まるかで正しく診断することが出来る。一方、形の変化を見るCTではこの診断が難しい。

 ということで、簡潔明瞭な解説としては以下にリンクし抜粋。
●18F-FDG PET検査のしくみ/聖隷浜松病院/ PET検査のしくみ 体の細胞はブドウ糖をエネルギーとして活動。特に、がん細胞は正常細胞に比べ3~8倍のブドウ糖が必要。/PETは、がんなど体の中で、活発に活動している部位を表示。CTは体の解剖画像を提示/PET-CTは、PETとCTの良い点を融合させた最新のがん検査方法。

●核医学検査 名古屋大学医学部附属病院 放射線部 核医学検査室/ 検査内容により使用される薬剤(放射性医薬品)が異なり、当施設では、約40種類を取り扱う/PET・CT装置2台、SPECT・CT装置2台、ガンマカメラ1台を所有

 つぎに、私が調べた範囲で、一番詳しくしかもわかりやすく、勉強になったと思った解説は次。 国立国際医療研究センター病院の解説にリンクし抜粋。下記はさらに簡略化した私のメモ。
 ★≪PETでは全身のがんなどを一度に調べることが出来る/PET検査でがんはどこまで発見できるか/癌細胞は糖を食べて仲間を増やす/「PET診断」全身がひと目で分かる/がんの活性で悪性度を診る/「PET診断」”光る物”全てが悪性ではない/癌は形じゃない”中味”だよ/FDG-PETで見えるのはがんだけではない≫

 前立腺癌のための「PSMA-PET」のことは泌尿器学会誌などてみていたけれど・・
●2) PET/SPECT画像診断【腫瘍PET】 前立腺癌におけるPSMA-PET臨床研究/ 大阪大学医学部附属病院 核医学診療科

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簡潔明瞭な解説として以下を記録
●18F-FDG PET検査のしくみ
聖隷浜松病院
 PET検査のしくみ
体の細胞はブドウ糖をエネルギーとして活動しています。特に、がん細胞は正常細胞に比べ3~8倍のブドウ糖が必要なことが分かっています。
18F-FDG※を注射し、PET装置で全身分布を調べます。

※18F-FDG /FDGはフルオロデオキシグルコースの略で、ブドウ糖(グルコース)に似た化合物です。
18F-FDGは、18F(フッ素)という陽電子(ポジトロン)を放出する放射性同位元素で標識した薬剤で、体にはブドウ糖と同じように取り込まれます。ただしブドウ糖と違う点は18F-FDGが尿といっしょに、腎臓、尿管、膀胱を経由し体外に排泄されることです。

半減期(物理的半減期) /半減期とは放射性同位元素の数(放射能の強さ)が1/2になるのに要する時間のことをいいます。18Fの場合110分です。

正常細胞に比べがん細胞に18F-FDGが多く集まるため、がんを見つけ出すことができます。
PET検査では以下に挙げる事由において、診断が難しい場合があります。
1.見つけにくいがん
胃がん・前立腺がん・肝細胞がん・胆道がん・高分化型肺がん・白血病・腎臓、尿管、膀胱など尿路系のがんや膀胱近くに位置する臓器のがん[前立腺がん、子宮頸がん](尿中に排泄される18F-FDGの影響で検出困難なことがあります)・・・(略)・・・

PET-CTとは/PET-CTは、PETとCTの良い点を融合させた最新のがん検査方法です。
PETは、がんなど体の中で、活発に活動している部位を表示します。
一方、CTは体の解剖画像を提示します

●核医学検査 名古屋大学医学部附属病院 放射線部
      核医学検査室
●放射性同位元素(ラジオアイソトープ)で標識した薬剤を体内に投与し、体内から放出される微量の放射線を画像化する検査です。 検査内容により使用される薬剤(放射性医薬品)が異なり、当施設では、約40種類を取り扱っています。

●当院は、PET/CT装置2台、SPECT/CT装置2台、ガンマカメラ1台を所有しており、それぞれの装置で検査の内容が異なります。


●PET/CT検査:当院はサイクロトロンを所有しているため、PET/CT検査で使用する薬剤はすべて院内で生成しています。当院で生成しているPET/CT用薬剤は約10種類です。
このうち、腫瘍や炎症部位を特定する18F-FDGを用いたPET/CT検査が一般的に知られています。
・・・(以下、略)・・・
(上記のうちの左上、次の機器が私が今日 入ったドーム)


 私が調べた範囲で、一番詳しくしかもわかりやすく、勉強になったと思た解説は次。
 ●PETでは全身のがんなどを一度に調べることが出来る
  国立国際医療研究センター病院 
PETとは、positron emission tomography (陽電子放出断層撮影) の略で、放射能を含む薬剤を用いる、核医学検査の一種です。放射性薬剤を体内に投与し、その分析を特殊なカメラでとらえて画像化します。

CTなどの画像検査では、通常、頭部、胸部、腹部などと部位を絞って検査を行いますが、PET検査では、全身を一度に調べることが出来ます。核医学検査は、使用するくすりにより、さまざまな目的に利用されていますが、現在PET検査といえば大半がブドウ糖代謝の指標となる18F-FDGというくすりを用いた"FDG-PET検査"です。

CT検査などでは形の異常を診るのに対し、PET検査では、ブドウ糖代謝などの機能から異常をみます臓器のかたちだけで判断がつかないときに、機能をみることで診断の精度を上げることができます。

・・・(略)・・・ FDG-PET検査はこうして行われる
PET検査を受けるときは、ブドウ糖の代謝状態を正しくとらえるために、
検査前5-6時間は絶食していただきます。水や緑茶などは飲んでかまいませんが、ジュースやスポーツドリンクなど糖分を含む飲み物は禁止です。

検査のためのくすり(18F-FDG)は静脈注射し、全身にくすりが行き渡るまで1時間から2時間は安静にします。その間、体を動かすと使った筋肉にくすりが集まってしまうので、安静に過ごしてください。前日に激しい運動をしても、筋肉にくすりが集まってしまうことがあり注意が必要です。余分なおくすりは尿に排出されるので、撮影の前に排尿をしていただきます。・・・(略)・・・

PET検査でがんはどこまで発見できるか
がん細胞は、勝手に仲間を増やして大きくなり、転移などを起こして広がります。その活動のエネルギーの元はブドウ糖で、がん細胞は正常細胞の何倍もの量のブドウ糖を取り込むため、18F-FDGを注射すると、このくすりもがんの病巣に集まります。くすりが集まったところからは放射線が多く放出されるので、それを捕らえて画像化することにより、がんの病巣を見つけ出すことができます(図2)。

癌細胞は糖を食べて仲間を増やす

一般に、がんが1cmほどになればPET検査で発見できるといわれています。
・・・(略)・・・前立腺がんや腎臓がん、膀胱がんなどもPETが苦手とするがんです。
・・・(略)・・・
X線・CT・PET「診断」

「PET診断」全身がひと目で分かる
現在はPETとCTを組み合わせた"PET-CT検査"が一般的です。くすりが集まる様子を撮影するPETと、臓器の形状を撮影するCTを組み合わせ、一度の検査で両方の画像を重ねて表示することができるようになり、診断精度が向上しています。


がんの活性で悪性度を診る
早期の肺がんは、ブドウ糖代謝の低いがんで、PETでもほとんどとらえることができません。
一方、肺がんの中には、非常にブドウ糖代謝が高く、18F-FDGが豊富に集まるがんがあります。このようながんは、進行が早く転移しやすいがんで、悪性度が高いため要注意です。つまり、がんでブドウ糖がどの程度使われているか、18F-FDGがどの程度集まるかどうかをPETで見ることにより、がんの性質を予想することが出来ます(図6)。

「PET診断」”光る物”全てが悪性ではない


がんの形の変化でなく、活性の変化で抗がん剤の効きを診る。
・・・(略)・・・どこまで病巣が広がっているかを診断するのが重要になります。CTでは首や胸、腹など撮影した範囲の多数の断層画像からリンパ節の腫れを診断することが出来ます。

PETでは通常、頭から大腿まで全身の画像を撮影し、輪切りの画像から全身像を作り、一目で病巣の広がりを診断することが出来ます。悪性リンパ腫にはFDGが良く集まるものが多く、PETで非常にわかりやすく病巣の広がりを診断することができます。一般的に部分的な病巣だけであれば、手術や放射線治療が、全身に広がっていれば抗がん剤が選択されます。

悪性リンパ腫の抗がん剤による治療は、非常に進歩しています。
細胞を詳しく検査して細胞の型を診断し、それにより抗がん剤の種類や治療法が変わります。最初に使う薬、それが効かなければ次の薬、と薬を使う順番も標準が決まっています。
薬がよく効いているかどうか、どこまで同じ薬で治療してよいか、いつ次の薬を使うかの判断が治療の成否、いわば生死を分けると言っても過言ではありません。
治療が効いているかどうかの診断は、病巣が全身に広がっている状態では、やはり全身を見ないと判断がむずかしくなります。PETで全身の病巣の広がりと病巣の活性を見るのは治療効果を判定するのに大変役に立ちます。

さらに、治療が効いているのにいつまでたっても病巣が小さくならないということがまれに起こります。
これは、傷の上に"かさぶた"が出来てふたをするように、がん細胞が抗がん剤で死んだあと、線維がふえて腫れの中を埋めるため、いつまでたってもリンパ節などの病巣が小さくならないという状態が起きてしまうからです。これをがんが残っていると判断してしまうと、必要の無い強い抗がん剤を使うことになり、副作用で苦しんだりします。
PETでは、形だけのがんの抜け殻が残っているのか、それとも本当に活性のあるがん細胞が残ってブドウ糖が使われているかどうかを、18F-FDGが集まるかで正しく診断することが出来ます。

一方、形の変化を見るCTではこの診断が難しくなります(図8)。

癌は形じゃない”中味”だよ


FDG-PETで見えるのはがんだけではない
   FDG-PETでは、ブドウ糖がいっぱい使われている場所に18F-FDGが集まり、PETで見えてきます。実は、ブドウ糖をいっぱい使っているのはがんだけではありません。脳神経の活動の元になるのはブドウ糖です。脳はブドウ糖しかエネルギーに使うことができません。心臓や骨格筋は雑食性で、ブドウ糖は働くための燃料のひとつです。
FDG-PETの画像をみると、脳に18F-FDGがたくさん集まり、筋肉には運動中や運動後に18F-FDGが集まります。心臓はブドウ糖を使うときだけ18F-FDGが集まります。脂肪酸を使うときは18F-FDGは集まりません。18F-FDGは正常臓器のブドウ糖代謝の指標になります。
 一方、18F-FDGはブドウ糖そのものではないので、腎臓から膀胱へ、尿の中に排泄されます。撮影前に排尿していただくのは、膀胱にたまった尿の放射能を減らすためです。

病原菌が体に入ってくると、白血球などの免疫細胞が活動して細菌を殺し、壁を作って毒素が体内に広がるのを防ぎます。これらの防衛反応が炎症で、免疫細胞の活動のエネルギーはがん細胞と同じブドウ糖です。
・・・(略)・・・発熱が続くがいろいろ検査しても原因がわからない"不明熱"の患者さんにFDG-PETを行うと、他の検査ではわからなかった原因病巣が診断できることがあります。・・・(略)・・・
光るのは癌だけではない!

・・・(略)・・・

●2) PET/SPECT画像診断【腫瘍PET】 前立腺癌におけるPSMA-PET臨床研究  大阪大学医学部附属病院 核医学診療科
前立腺がんの再発・転移を高精度で検出する最先端画像診断であるF-18 PSMA-1007 PET臨床研究 を2019年9月に国内で初めて開始しました。
PSMA-PETでは、CT や骨シンチといった従来の画像診断では同定できなかった再発・転移巣が検出できることがわかっています。
今回のPSMA-PET検査薬(F-18 PSMA-1007注射液)は、国産の標識合成装置(住友重機械工業製)で製造され、安定した製造に成功しています。
PSMAは前立腺がんの治療ターゲットとしても有効であり、治療用核種で標識することで、進行がんにおいても大きな治療効果が得られることが示されており、今後国内においても治療への展開が期待されます。


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 今日も体調はバッチリ。しいて言えば、枕についていた髪の毛が20本ほど。
 2日前は10本だったから・・・と副作用かは知らないけれど・・・と自分でひとり冗談。

 今日は当初の日程に従って、午前10時から化学療法部へ。パートナーも来院し同席。
 看護師から、今後の抗がん剤のことや副作用、身体のケアのことなどの説明が1時間ほどあった。

 当面は3から4クール(3週間おき)に日帰りで点滴の予定なので、簡単な日帰りかと思っていた。・・そしたら、当日外来に来たら血液検査のあと、90分ほどして結果が出る。担当の泌尿器科の主治医は、あらかじめ次回の予約時間をそのころに設定しているので診察を受けて、ゴーサインが出たら、化学療法部で点滴、なんだとか。
 それじゃ、一日がかり(笑)

 最後に、この病院で最新だという点滴施設内も見せて、説明してくれた。
 ウエブでは見ていたけど、素晴らしい設備。

 それとは別に、今朝は、早朝にも抗がん剤の副作用としての骨髄抑制などの点検のための血液の採血もあった。

 前回12月4日の血液検査結果(投与から3日目)の評価について、5日に看護師と話した時の説明をその日のブログにしたので一部再掲すると次。
 
● 寺町「昨日の血液検査の結果が出たけど、どうみます?」
 看護師「好中球数が半分に減っている。けど、それでも4.4」  (寺町/昨日の医師と同じような表現だ)
      (あとで、好中球数の基準値を調べると「1.24 - 4.61」。だから正常の上のクラス)
 
 看護師「今、気にしなくても、来週になったら、どんと下がりますから・・」
 看護師「これ(好中球数)が 0.〇〇 とか (つまり、小数点以下のこと) になりますから、そしたら要注意
    「下のコンビニに行くのも、人が居ない夜にするとか工夫してね」・・・(略)・・・


 「好中球数が来週になったら、どんと下がる」、との看護師としての経験則だろう。しっかりとおどされた。
 もちろん、今日の結果のペーパーをもらった。
 (ついでに、今後も時系列の比較が大事だから、先ほど主要な項目だけエクセルに入れた)

 結果を見るに、まずは白血球。
 副作用で下がるのは覚悟の上として、入院時(このときは炎症があったらしい)と比べたら半減だけど、まだ、基準の下限よりは上だった。

 次に、上記再掲した通り、感染面での数値の目安を教示されていたから、今日(投与から6日目)の結果をもみ始めて、次に好中球数が小数点以下にないかに目が行った。
 好中球数(基準値 1.24 - 4.61)は、前回の「4.4 」から 「3.4」に減。
 とはいえ、まだまだ下がっても小数点以下になるのには余裕がある・・・と一人、喜んだ。
 白血球が半分になったから、好中球数が半減してもおかしくないはず・・・、しかも、副作用で激減するはずなのに・・・

 リンパ球数(基準値 14 - 25)も、「15」でまだ、基準の下限よりは上。

 偶然、しばらくして巡回してきた医師にも血液検査結果の説明・解釈を訊いたら、「バッチリですねぇ。次は2日後に検査します」とのことだった。


 ところで、パートナーは岐阜から入れ替え荷物の運搬を兼ねて車で来院してくれた。
 だから、いろいろと必要物も更新できた。ありがとう・・
 さてさて、すでに配膳されている晩御飯、ここらで食べようか・・・
 ・・とブログを発信・・・すると、上野千鶴子さんから昨日の投稿にコメントが入っているのに気付いた・・近況は特に伝えてなかったから・・・

 なお、昨日12月6日の私のブログへのアクセスは「閲覧数5,389 訪問者数731」。

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 今日12月6日日曜日は、抗がん剤投与から6日目。相変わらず、体調はばっちり。なんの不調もないばかりか、入院してからいちばん体調が良い。その理由は、昨夜が入院後で一番よく眠れた晩だったから。

 さて今日は、今、なぜ、東京の病院でなく、名古屋の大学病院にいるのかという基本的な身体上=病気の進行の説明を書くことにする。

今年2月の告知、治療開始から腫瘍マーカーは順調に下がり、基準値が「4」のところ7月には「2」台までに下がった。
腫瘍マーカーや骨の指標などの変化の概要表

東京女子医大の主治医は、春に「1年以内に『1』まで下がることが目標」と、いつも言ってくれていた。
だから、この順調で早い下がりに「良く下がってますねぇ」といっていた。

ところが、腫瘍マーカーは8月、9月と徐々に数値が上がり始めた。
主治医は、8月の診察時、「このまま上がるなら、すぐに抗がん剤治療を始めた方が良い。医師によっては、この時点でそうしようというという人もいる」
 「いずれにても、岐阜から東京まで来ての抗がん剤は無理。どうしてもここなら、住居を東京に移す、ということでないと。岐阜の近くの総合病院など、どこか無いか。考えておいて」
 との旨。

私たちは、9月に上がっていた直ちに近くに病院を移るべく、ある程度の信頼できる病院を探すことにした。
まずは情報収集。・・・パートナーと私のある程度の病院の候補は、ほどなく決まった。

 ・・9月の診察時、・・・私の期待に反して・・・腫瘍マーカーはさらに上がっていた。

 主治医は、「病院が決まったら、大至急連絡して。紹介状をすぐに作って送るから」の旨。
 その日は家に帰り、翌日、医師に電話した。「〇〇大学」と「〇〇大学」の初診を受けて、それから決めたい、と話した。
 そしたら、医師は、「ここでもそうだけど、通常の診察はせいぜい 5分か6分しかとれない。それなら、セカンドオピニオンで行ってみて、じっくり話を聞いた方がいい。その病院にするのがいいかどうかも答えてくれるもの」との勧め。
 それで、即、「〇〇大学」と「〇〇大学」へのセカンドオピニオンの紹介状をお願いした。
 (もちろん、医師からは「自分はすぐに準備するけど、形式的には、病院の担当を通して、ね」、と言われた)

10月23日の東京女子医大の1か月定例の診察、またしても私はガンを甘く見ていたことを思い知る。
 ・・数値はさらに上がっていた。

 ところで、セカンドオピニオンの日にちが決まるには少々日数がいるのが常。
 結局、10月27日「〇〇大学」、 11月2日「〇〇大学」、11月5日「〇〇大学」と、納得のいく病院選びをするために、3つの総合病のセカンドオピニオンを受けた。
 それなりに大規模で主要な大学病院 3つのセカンドオピニオンを短期で「はしご」した人はそういないと思うのでセカンドオピニオンのことは、別の日に改めて書く。
 
ともかく、最終的に、自宅から車で1時間の、ここ、名古屋大学病院にした、という経過。

なお、この間、念のために、11月4日に岐阜市のかかりつけ医で測定してもらった腫瘍マーカーはさらに上がっていた。
今年4月ごろの数字だ。
もちろん、2月にホルモン療法(広義では「抗がん剤」に含まれる)を開始して、今年の4月ごろ、身体の体の痛み全くないばかりか、10年以上前の体感レベルでの軽さだった。
ずっとその体調で、11月も何の不調もない。
それでも、上昇し続ける腫瘍マーカーの値。

確かにこのまま上がっていったら、そして、何もしなかったら、いずれ(おそらく数か月で)、1月後半や2月上旬の、人生でかつて経験のしたことのない身体の痛み、疲労に襲われることは容易に予想できる。もしそこまで放置したら、来るのは消滅。

もちろん、そうは上昇しないだろうと期待していた8月、9月だったけど、
10月、11月も継続しての数値の上昇という事実は、私の期待・願望が甘いこと、感傷的に否定できない現実であることを私に突き付けた。

 さてさて、ここまで経過や状況を書けば、あの誰からも憎まれる抗がん剤を今私が自らの意思で受けている事情が理解してもらえるのではなかろうか。
 ということで、図を交えて、今日のブログにしておく。
 なお、昨日12月5日の私のブログへのアクセスは「閲覧数5,046 訪問者数753」。

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 抗がん剤の投与から5日目。
 今朝起きたら、枕に髪の毛が10本ほどついていた。ドセタキセルの典型的特徴の一つは「脱毛」。
 朝、夜勤の看護師から「体調は?」との質問が。
 私、「快調、快調。 しいて言えば、『枕に髪の毛が10本ほどついていた』」と話した。

 看護師「来週、どさっと抜けますから」。 やけにはっきり、かつ断定的におっしゃるので質問。

 寺町「抜けるって、ボチボチ 抜けていくの?」
看護師「いえ、手で持ったりさわったりすると、ごそっ に近い風に抜けますね」
 寺町「どれくらいの期間で? 長いことかけて?」
看護師「いや、来週ぐらい抜けるかも。まゆ毛も。下も」
 
 そこまで簡潔明瞭に言われたら、返す言葉もなし。
 朝、日ごと、枕についた数を数えても意味がなさそうと自覚した。
 次の血液検査の結果に話が及ぶ。

 寺町「昨日の血液検査の結果が出たけど、どうみます?」
 看護師「好中球数が半分に減っている。けど、それでも4.4」
    (寺町/昨日の医師と同じような表現だ)
      (あとで、好中球数の基準値を調べると「1.24 - 4.61」。だから正常の上クラス)
 
 看護師「今、気にしなくても、来週になったら、どんと下がりますから・・」
 看護師「これ(好中球数)が 0.〇〇 とか (つまり、小数点以下のこと) になりますから、そしたら要注意」
    「下のコンビニに行くのも、人が居ない夜にするとか工夫してね」
 
 後刻きた医師 「体調は?」
 私、「快調、快調。」しいて言えば(と、例の毛の話をした)」
 医師は、笑うだけ。

 時間は飛んで、さきほどこれを書いている17時前に検温などに来た夜勤の看護師は、
 「来週になったら、うがいや手洗いには気をつけましょうね」 と 感染に注意してね、との警告。

 ま、ここの医師や看護師は、悪く言ってビクビクさせるというより、経験に基づく事実を明確に伝えておく方が良い、との原則を貫いているようだ。
 患者としてはその方が、ずっとありがたい。 相手は抗がん剤だから、予測が当たってもともと、外れたらラッキー、という立場。
 ただ、「副作用は来週からです」としっかりいうなら、今週は入室開口一番「体調は?」と問わなくてもよいのに・・ともおもう・・・が、間もなく「その『来週』だし」というのも事実。

 ところで、今日、午後、BSの民放の放送でガンの最新のことを流していたので観た。本論は,最新の標準治療のことが中心で、とても興味深かった。
 番組の冒頭の導入では、ガンについてのネットにおける情報の多くが「不正確」あるいは「正しくない」という専門機関が調査したデータが報告された。実際のクリニックでの「誤った」やり取りも再現されて、警告していた。

 ということで、今日は、「国立がん研究センター」の「がん情報サービス」にいろんな情報の検索先や方法などが出ているので、リンク抜粋しておくことにする。
 さて、そんな視点でみると、たとばのネット上の次をあなたはどう見るか・・・
 判断はあなたの情報収集力や判断力に依拠するかなぁぁ・・・・とリンク、抜粋しておく。(固有名詞は 〇〇 とした)
  ●「抗がん剤は時代遅れ?アメリカは抗がん剤を使わない治療にシフトしている(がん治療相談センター〇〇)」 

 私は、抗がん剤の評価は様々として、最下段のリンク一覧のクリックしても開かないクリニックなどがある(12のうち4つ。さらに一つは美容宣伝)などことにからそれをもって、このウエブサイト自体が不信、不審と映るというスタンス。

 なお、昨日12月4日の私のブログへのアクセスは「閲覧数6,220 訪問者数835,」。

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●情報を探すときのポイントとは
    国立がん研究センター がん情報サービス  更新・確認日:2017年03月07日 [ 履歴 ]
1.情報は、あなたの“力” 2.情報探しは、まず「がん情報サービス」から 
1.情報は、あなたの“力”
がんといっても、その種類や進行度によって状態はさまざまです。あなたに一番適した治療法や療養生活のことは、あなたと担当医が話し合って決めていく必要があります。まずは、担当医とよく話し、自分の状態を正確に把握することが大切です。

その上で、あなたの病気のこと、検査や治療法、療養生活などについて、もっと詳しいことを知りたいと思ったときは、自分でも調べてみましょう。情報を得ることで、知らなかったことに対する漠然とした不安が軽減することもあります。また、納得のいく決定をするにあたっても、その情報が判断材料となることがあります。

以下に「がん情報を探すときの5つのポイント」と「がん情報を見極めるときの3つのポイント」を提示します。情報を探す際、内容を見極める際などにご活用ください。

がん情報を探すときの5つのポイント
●今、必要な情報は何か、考える
状況によって、必要となる情報はさまざまです。あなたにとって、いま必要な情報は何か、考えてみましょう。メモに書き出すことで、頭の中を整理し、人に伝えることのきっかけとなり、情報のありかを探すことにつながるかもしれません。
●インターネットを活用する
インターネットを活用すると、たくさんの情報を簡単に入手できます。自分で使えなければ家族など周囲の人に調べてもらいましょう。
●がん相談支援センターを利用する
情報の探し方がわからないときには、がん診療連携拠点病院のがん相談支援センターを利用してみましょう。相談員と話すうちに、問題が整理できることもあります。
「あなたを支える「がん相談支援センター」」

●信頼できる情報か、考える
情報の正しさと、その情報が自分に当てはまるかどうかを判断するときには、情報の信頼性が大切です。複数の情報を照らし合わせ、担当医に確認して判断しましょう。
健康食品やサプリメントなどの補完代替療法のうち、がんへの効果が証明されたものはありません。中には有害なものもありますので、注意しましょう。
●行動する前に、周囲の意見を聞く
得られた情報をもとに行動する前に、担当医や家族、また患者仲間などに意見を求めましょう。あなたの判断の助けになります。
がん情報を見極めるときの3つのポイント
健康や医療に関する情報は、自分の健康、そして命に関わるものです。がんに対する情報を見聞きしたときには、次のことを疑ってから、「自分にとって正しい情報」であるかどうかを判断しましょう。
●いつの情報か
医療に関する情報は研究が進められるにつれて進歩しています。これまで信じられていた情報が、研究が進んだことで、間違っていたことが明らかになることもあります。 古い情報や、いつのものであるかが不明な情報は、そのまま信じない方がよいでしょう。
●だれが発信しているか
薬や食品などの企業による販売目的の広告ではないか確認しましょう。効果が確認されていない治療法や食品などの宣伝を目的としている場合には、信頼できる情報とは言えません。
また、著名な先生であったとしても、その先生個人の意見の場合には、必ずしも科学的に正しいとは言えない場合があります。
●何を根拠にしているか
ある物質が多くの人のがんに有効であると科学的に確認されるためには、試験管での実験から始まって、動物、少数の人、何十人、何百人、場合によっては何万人の人を対象とした何段階にも及ぶ研究が必要です。ネズミで効果があったという研究結果があっても、人での効果がきちんと確認されていない場合はまだ信頼できる情報ではありません。

正しい情報かどうか、以上のような3つのポイントでも判断がつかない場合は、信頼できる情報源を参考に信頼できる医療従事者に相談しましょう。

  ●公式ウエブ/国立がん研究センターがん対策情報センター
 がん情報サービスについて
国立がん研究センターがん対策情報センター「がん情報サービス」は、患者さんやご家族の方をはじめ、一般の方や医療専門家、がん診療連携拠点病院の方々に対して、がんについて信頼できる、最新の正しい情報をわかりやすく紹介しているウェブサイトです。

以下のページは、がん情報サービス(http://ganjoho.jp)にリンクしています

サイトの構成・使い方
サイトの作成について(編集方針・リンク基準など)

  一般の方へ
お知らせ一覧
それぞれのがんの解説
各種のがんについて、がんが疑われたときから治療後の生活に至るまで、その時点で必要と思われる情報を載せています。
診断・治療
がんとは何かからはじまり、がんの検査や治療、さらに臨床試験について説明しています。また、健康食品など代替療法についての説明もあります。
生活・療養
食事をはじめとする治療中のケア、治療費や生活費の支援制度、がんと仕事のQ&Aなど、日常生活の助けとなる情報を紹介しています。
資料室
がん対策情報センターが作成した冊子や市民向けがん情報講演会の資料や記録があります。
がんの相談
治療で不安なこと、痛みやつらさ、治療費のことなど、がんに関するさまざまな相談に対応しています。
予防・検診
科学的根拠に基づいたがんの原因や予防について説明しています。また「がん検診」について、その必要性と有用性についての詳しい説明もあります。
病院を探す
全国のがん診療を行っている医療機関や情報を掲載しています。
がんの種類や都道府県などを選択し、病院の検索や情報をご覧いただけます。
患者必携
療養生活での不安や悩みへの対応、がん医療のことなどがん患者・家族の方に活用していただきたい情報をまとめています。

  医療関係者の方へ
お知らせ一覧
診療支援
がん診療に関連したさまざまな情報を掲載しています。各種がんのエビデンスデータベースには、科学的根拠に基づいた診療ガイドラインなどの情報を掲載しています。
研修・セミナー
対象者別に、研修・セミナー等の情報を紹介しています。
多地点テレビカンファレンス
全国のがん診療連携拠点病院など23施設で行っている、多地点テレビ会議システムを用いた合同カンファレンスの情報を提供しています。
がん相談支援
がん相談支援センターの円滑な運営をサポートするための情報やツールを提供しています。
予防・検診
がんの原因究明や予防法開発のための研究についてご案内します。また「がん検診」を正しく実施するため、がん検診の有効性評価をまとめた検診ガイドラインを公開しています。
都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会
都道府県がん診療連携拠点病院連絡協議会の開催記録や活動報告、各部会の活動などを掲載しています。
がん登録・統計
がん専門医などのがん治療専門家やより広い範囲の医療関係者を対象に、科学的根拠に基づいたエビデンスデータベースをはじめ、最新のがん治療や臨床研究などに関する各種情報を提供しています。詳細な情報を求める一般の方にもご覧いただけます。

●抗がん剤は時代遅れ?アメリカは抗がん剤を使わない治療にシフトしている
 がん治療相談センター〇〇 がんメディカルサービスのご案内
手術・抗がん剤のメリットデメリット
がん治療の中でも中心的役割を果たしている抗がん剤がアメリカや欧米諸国では使われなくなってきているという話を聞いたことはありますでしょうか。

がん治療は患者と医師の二人三脚で行なうものだとよく言われています。しかし、もしかしたらその医師はあなたのがんを治すことだけしか考えていないかも知れません。今回は熱血な医師こそ陥りやすい、がん治療の落とし穴についてお話します。

手術や抗がん剤治療のメリットやデメリットをきちんと天秤に掛けて、どのような治療を選択すれば良いのか、5年生存率に隠された真実を読み解き、しっかりと考えていきましょう

がん治療に悩んだらがん治療の無料相談センター
最後まであきらめずにがんと戦う医師は良くない
「がんが進行しているけど、最善を尽くす」という医師の言動が、外科手術でも抗がん剤治療でも最悪の結果を生むことは多いです。基本的にそういう医師は、がんをやっつけることに集中しすぎて、患者様がどうなるかにまで思いが及んでいない場合が往々にしてあるからです。

例えば、すい臓がんなどは、欧米では40年くらい前から「ほとんどの場合、手術の対象にならない」とされているのですが、無駄に手術に挑み、少なくとも1~2年は生きられる患者様を数ヶ月も生きられない状態にするというケースが少なからず存在します。

また、抗がん剤においても、完治の見込みがまったくないのに、3種類もの抗がん剤を投与し続け、患者様の寿命を縮めてしまうというのは良くある話です。そういう医師は、どれだけ極悪な医師なのかと会ってみると、熱血で院内の評判も良い医師だったという場合がほとんどなのです。

今すぐに治療を諦める必要はないのですが、無理な治療を無理やり続けるのは返ってよくないことがあります。今おこなっている治療に違和感を感じたら、私たちのようながんのコンサルタントや他の病院のセカンドオピニオンを受けるなど、他の手段を考えてみることをお勧めします。

がんの手術で生存率は伸びない
実は、がんの手術で生存期間が延びたことを立証した臨床試験は一つも存在しません。実際、日本でも死亡原因の1位はがんで、約30%の人ががんで無くなっています。約50%の人ががんになる時代なので、がんを患った方の約60%が亡くなるという計算になります。

日本国内のがん死亡者の割合
がんの5年生存率は完治率ではなく、再発がんの患者データも含まれている
がんの5年生存率は90%と軒並み高いのに、なぜこんなことになっているのかというと、5年生存率のデータには再発がんで苦しんでいる患者様も含まれており、生存率は完治率とイコールではないというトリックが混じっています。

実際、日本で再発・転移がんがどれくらいの割合で起こっているのかという公式のデータは存在していません。分かっているのはがんになると60%の人ががんで亡くなるということだけです。日本ではほとんどの人ががんになると手術を受けるのに、この数字はすごく衝撃的な数字に思いますが、これが現実なのです。

手術を受けることが出来たらがんは安心というイメージは、テレビや都合の良い人達によって作られたものかもしれません。手術には必ず合併症などの後遺症の危険が伴います。完治の見込みがない場合、無理に手術を受けることは返って寿命を縮める可能性があるということは知っておく必要があります。

手術のリスク
・手術ミスがつきまとう。手術中の術死なども少なからず有る
・手術そのものが成功しても、後遺症が残るケースが非常に多い
・切り取った臓器はなくなり、臓器不全を伴う
・手術を受ける精神的なストレスから、免疫力が低下する
・切り取ったところに大量の活性酸素が発生し、全身の組織を攻撃する(酸化ストレス)
・見えないがんが残存し、かえってがんが暴れだすことが多い
・メスを入れることでがん組織を破壊し、手術によってがんが転移する可能性も高い
手術にはこのようなリスクが発生してしまうことを覚悟していなければいけません。

抗がん剤は増がん剤である。
がん大国のアメリカや欧米諸国では、「抗がん剤は増がん剤である」と見限られつつあります。がんの死亡者数が年々減少している米国では、抗がん剤はがんを治す上で無意味であることが早くから公表されています。アメリカ国立がん研究所のNCIでは、88年に数千ページにも及ぶ「がんの病因学」という報告書で「抗がん剤は増がん剤である」と言って世界を驚かせています。

また、違う実験では抗がん剤を3種類使うとがんは小さくなるが、寿命は7~10倍短くなるという報告もあります。

抗がん剤のメリットとデメリット
抗がん剤は、その人に発生したがん細胞により効く時は劇的に効くことが多いです。しかし、抗がん剤はそのほとんどが「劇薬」や「毒薬」のカテゴリーに属す薬であり、その副作用は、正確には毒性と呼びます。なので効かなかった場合は、すぐに抗がん剤の使用を止めて、違う治療を模索することが結果的に延命効果がある場合が多いです。

完治に向けた抗がん剤の使用は否定しませんが、延命に向けた抗がん剤の治療は返って寿命が縮まることが多いということは覚えておいた方がよいと思います。

がん医療先進国アメリカと日本国内の医療方針の違い
アメリカなどでは、3大治療から免疫や遺伝子医療などの代替療法などにシフトしつつあり、年間数千人単位でがんの死亡者数が減ってきています。

人口10,000人あたりのがん死亡者数データ
米国のがん死亡者数データ
出典:OECD(経済協力開発機構) 2016年版
https://data.oecd.org/healthstat/deaths-from-cancer.htm

上記の図が示している通り、アメリカでは死亡者数が過去20年間で22%以上も減少しています。逆に、3大標準治療に頼りきりの日本では年々がんの死亡者数が増えてきているがん大国になってしまっています。

日本国内のがん罹患数と死亡数の長期的傾向
日本国内のがん罹患率と死亡率
出典:国立研究開発法人 国立がん研究センター
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20150428.html

医療技術は進歩しているにも関わらず、死亡者数が年々増加傾向にあるのはどこに原因があるのでしょうか。国内では画期的な治療法に対しても国がなかなか認可せずに、保険診療が広がりを見せないのも原因の一つかも知れません。

まとめ
がんはやっかいな病気です。日本の手術の技術は世界一なので、手術を行うこと自体は問題はありませんが、遠隔転移があって治る見込みがない状態での手術は、返って寿命を縮める結果になることが少なくありません。抗がん剤も、完治の見込みがない場合においては、とてもお勧め出来る治療方法とは呼べません。保険診療を行っている大病院の医師に「最後まで諦めないでなんとかお願いします」と頼むことは、寿命を縮める結果になってしまっているかも知れません。

世の中には、保険診療外ではありますが、副作用がなく、高い効果の見込める治療がいくつも存在しています。今おこなっている治療に疑問を感じたら、患者様を苦しめる結果になる前に一度他の治療を選択肢に入れることをお勧めします。


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 12月1日の午後に抗がん剤を投与して4日目。
 相変わらず副作用はない。
 毎日に来ている学生の研修生がいるんだけど、早朝に来て「副作用なし」に驚いていた。
 「むくみはないですか」、と問う。
 「足を診せてもらえますか」というので、左右の足元のソックスを下ろして診せた。
 まったく、むくみ無し。
 「ないですねぇ」と驚いていた。

 1時間ほどして来た私の担当チームの医師に、
 「ドセタキセルの体内残留時間はどれくらいですか」と訊いてみた。
 なぜなら、私は、少なくとも数日、ひょっとしたら、もっと長く残って、副作用を起こし続けるのだろうから、という素朴な発想による。
 答えは想定すらしていなかった「超即効薬」らしい。

 医師 「点滴で入れたら、すぐに効きます。あとは、尿に出ていってなくなる」
    「入れたらすぐに、がん細胞をたたく。ダメージのあったガンは壊れていく」
 寺町 「傷がつかなかったガンは、また増えていく?? そういうサイクル」
 医師 「そういうサイクル」
 寺町 「正常な細胞も傷ついている。その影響が、今の本人の身体はなんともなく感じているけど、あとで出て来るの?」
 医師 「一週間か、もう少ししてから。髪の毛は抜ける。」
 寺町 「すると、様子を見るために、来週末の退院は無理?」
医師 「うーん・・・  その次かも」

 こんな趣旨の会話をした。
 ともかく、いろんな抗がん剤があって、長く残るのもあるのかもしれないけど、私に投与されたドセタキセルに関しては、即働くらしい。
 半分は納得した。

 疑うわけではないけどどんな残留時間なのか、一応、メーカーのデータを見てみた。
 ★≪ドセタキセルを単回点滴静脈内投与したとき、最高血漿中濃度は投与量依存的に増加した。血漿中濃度は点滴終了後漸減した≫

 納得。ということで、今日はそのメーカーのデータにリンク、関連部を抜粋しておく。
 なお今朝は、血液検査があったので、看護師に今日と入院日(11月30日)の検査結果のペーパーをください、と依頼。
 
 後刻、結果が出たら、すぐに持ってきてくれた。
 血液データの変化から、抗がん剤が効いているか、いないか、それが見いだせないかとの思い。だって、当事者としては、
 抗がん剤を打った意味があるかないか、その指標なのだから。もちろん、4日目でデータに反映しているかは不明だけど。
 このことはまた改めて、記録する。

 なお、昨日12月3日の私のブログへのアクセスは「閲覧数8,162 訪問者数1,104」。

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 ●タキソテール点滴静注用80mg 1バイアル 2mL中 日局ドセタキセル水和物 85.35mg含有
   製造販売:サノフィ株式会社
Ⅰ.概要に関する項目 -1-
1.開発の経緯
タキソテール(一般名:ドセタキセル水和物)は、サノフィ社(当時ローヌ・プーラン社)と CNRS(Centre National de la Recherche Scientifique:フランス国立科学研究所)の共同研究によって、ヨーロッパイチイ(European yew(Taxus baccata):主に欧州に分布するセイヨウイチイの一種)の針葉抽出物である10-deacetylbaccatin Ⅲを前駆物質として、1984年に半合成された抗悪性腫瘍剤である。1987年より本格的な開発に着手し、欧米での非臨床試験、並びに第Ⅰ相臨床試験の成績を評価・検討した結果、本邦においても1991年より第Ⅰ相臨床試験が開始された。

前期第Ⅱ相臨床試験以降は中外製薬株式会社との共同で試験を実施し、後期第Ⅱ相臨床試験において、乳癌、非小細胞肺癌に対する有用性が確認され、1996年10月に輸入承認を取得、1997年6月の薬価基準収載をもって発売された。また2000年4月には胃癌、頭頸部癌、卵巣癌に対する効能又は効果の追加と、貯法の変更が承認され、さらに、2004年1月に食道癌、2005年8月に子宮体癌、
2008年8月に前立腺癌に対する効能又は効果が追加承認された。2010年11月には乳癌、非小細胞肺癌、胃癌、頭頸部癌、卵巣癌における本剤5mg/m2の用量の有効性及び安全性は医学薬学上公知であると判断され、これら5癌腫に対する
法及び用量の変更が承認された。

2.製品の特徴及び有用性
1)ヨーロッパイチイの針葉抽出物から半合成された、構造中にタキサン環を有する日本初のタキソイド系抗悪性腫瘍剤である。

2)チューブリンの重合を促進し、安定な微小管を形成するとともに、その脱重合を抑制する。また、細胞内においては形態的に異常な微小管束を形成する。以上の作用により細胞の有糸分裂を停止させ、抗腫瘍効果を発揮する。

10)前立腺癌(ホルモン不応性、転移性)7)を対象とした第Ⅱ相臨床試験において、プレドニゾロンとの併用療法で、44.2%(19/43)の奏効率が得られ、ホルモン療法以外の前治療施行例においても奏効率は38.2%(13/34)であった。

Ⅶ.薬物動態に関する項目   -32-
1.血中濃度の推移・測定法
(1) 治療上有効な血中濃度   該当資料なし
(2) 最高血中濃度到達時間
(3) 通常用量での血中濃度
1)単回投与18)
各種固形癌患者24例にドセタキセル10~90mg/m2を60~160分間単回点滴静脈内投与したとき、血漿中濃度は点滴終了後漸減した。最高血漿中濃度(Cmax)及び AUC0-∞は投与量依存的に増加した。
表Ⅶ-1
Population Pharmacokinetics の検討(ヒト)
 
第Ⅰ相及び第Ⅱ相臨床試験において、
血漿中濃度値の得られた各種固形癌患者102例、662点のデータを用いて、NONMEM 解析により Population pharmacokinetic parameters(母集団パラメータ)を算出した結果、

ドセタキセルの血漿中濃度推移は、三相性の消失パターンを示した。
α1-酸性糖蛋白(AAG)と肝機能障害がドセタキセルのクリアランス(CL)の主要な変動因子と考えられ、

AST(GOT)又は ALT(GPT)が60IU/L 以上の患者ではクリアランスが21%減少した。

表Ⅶ-2.薬物動態シミュレーション値(60mg/m2、1 時間点滴静注)


2)反復投与
第Ⅰ相臨床試験において、各種固形癌患者6例にドセタキセル20~70mg/m2を60分間かけて、3~4週間間隔で2~4コースまで反復点滴静脈内投与したとき、初回投与時と最終回投与時の血漿中濃度推移に差は認められず、反復投与による体内動態の変化はみられなかった。また、各反復投与直前の血漿中濃度はいずれも定量限界(10ng/mL)未満であり、反復投与による蓄積性は認められなかった。
注)本剤の承認された1回用量は60、70及び75mg/m2(体表面積)である

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 抗がん剤を身体に入れてから3日目。
 副作用らしき反応、自覚は何も無い。
 しいて言えば、「便秘、下痢」も副作用の一つとされているところ、昨日は1日、出なかったことぐらいか。
 ま、今日の昼までに出なかったら、何かもらおうと思っていたけど、朝食後2時間ほどして、極太、ロング ロングが出た。
 
 看護師たちも、「副作用、なにか出てないの?」との雰囲気で心配してくれる。
 ともかく、今後のために、今日は、医師たちが最も心配している副作用 「骨髄抑制」についての説明を確認にしておいた。
 下記に簡便に抜粋し、後半には、リンクしてもっと詳しく、図示なども含めて抜粋しておく。

 「SURVIVORSHIP.JP -がんと向きあって」のウエブがとりあえずはわかりやすい。
 ★≪骨髄抑制(こつずいよくせい)とは? /骨髄の機能が低下して、血液の生産能力が下がることを「骨髄抑制」と言う。使用される薬の種類や投与量、患者の体の状態などによって、程度や発現時期が異なる。吐き気や脱毛などの症状と違って、自分ではわかりにくい副作用で、重篤化する場合もあるので、必ず定期的な血液検査が行われる。≫

 ということのようだ。
 で、いつごろから出るのか、が気になるのは当然。そのあたりを図示したのが
 「九州大学病院がんセンター」
 ★≪(国立がんセンターがん対策情報センターがん情報サービスより)  抗がん剤の副作用と発現時期≫

 私の投与したドセタキセルに関する部分は次。

 ★≪① 倦怠感/ 倦怠感は、抗がん剤や放射線治療を受けているほとんどの患者さんでみられる症状です。貧血、低栄養、精神的ストレスなど様々な原因によって起きます。その場合、一般的に抗がん剤投与3〜4日後に起こることが多いです。
全ての抗がん剤で起こりやすい副作用です。一般的に回数を重ねる毎に起こりやすくなると言われています。

③便 秘 / 腸の動きが悪くなり起きると言われています。その場合、一般的に抗がん剤投与の1週目に起こることが多いです。

⑥ しびれ感/、一般的に、抗がん剤投与の2〜3週間後に起こります。指先や足先からはじまることが多く、手足の感覚が鈍くなったり、食事中に箸を落とすような症状が出ることがあります。

⑦脱 毛/頭皮の毛根細胞が抗がん剤で障害を受けることで脱毛が起きます。抜けるのは髪の毛だけではなく、眉毛、睫毛、陰毛などの毛も抜けます。一般的に、抗がん剤投与の2〜3週間後に起こります。

⑧ 浮腫(むくみ)/血管外に水分が漏れることで起こります。

⑮ 白血球の減少と感染症/抗がん剤によって骨髄細胞の血液を作る働きが障害されて起こります。骨の中で、白血球、赤血球、血小板などの血液の細胞が出来るため、骨髄の細胞が障害を受けることにより、血液の中の白血球が減少します。白血球は細菌やウイルスに人が感染することを防ぐ大切な働きがあるので、これが少なくなると感染しやすい状態になります。
その場合、一般的に抗がん剤投与の1週間〜10日後に起こります。
【どんな薬で起こりやすいか】ほとんど全ての抗がん剤にみられ、抗がん剤による治療を行った時に最も高頻度に現れる副作用です

⑯ 血小板の減少と出血 /血小板は、血を固めて出血を止める働きがあるので、これが少なくなると鼻血、血便、血尿などが起こりやすい状態になります。
その場合、一般的に抗がん剤投与の1週間〜10日後に起こります。
【どんな薬で起こりやすいか】ほとんど全ての抗がん剤で起こる可能性がある副作用です。

 なお、昨日12月2日の私のブログへのアクセスは「閲覧数7,606 訪問者数1,240」。

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●骨髄の機能と骨髄抑制、原因など
 SURVIVORSHIP.JP -がんと向きあって
より理解するために
骨髄抑制(こつずいよくせい)とは?
骨髄の機能が低下して、血液の生産能力が下がることを「骨髄抑制」と言います。
骨髄抑制は、使用される薬の種類や投与量、患者さんの体の状態などによって、程度や発現時期が異なります。
そして、吐き気や脱毛などの症状と違って、自分ではわかりにくい副作用で、重篤化する場合もあるので、必ず定期的な血液検査が行われます。


骨髄抑制の症状と経過をまとめると、図1、表2のようになります。
(図1)骨髄抑制;症状の一例



(表2)骨髄抑制の経過(目安)
赤血球 寿命が長いので、白血球や血小板の減少に比べて緩やかに出現します(薬の投与後2週間~1か月以降)。
白血球 薬の投与後1~2週間で最低値になり、その後1~2週間かけて徐々に回復します。
血小板 薬の投与後1週間目位から出現し、2~3週間で最低値になります。回復は白血球よりゆっくりです(3~4週間)。


表2で示したように、骨髄抑制の中でも最初に抗がん剤の影響を受けるのが白血球です。そして、赤血球や血小板は「輸血」で補うことができますが、白血球はできません。そのため、まず感染対策(感染症とワクチン(予防接種)、日常生活についてを参照)が必要になります。下に改めて感染が起こりやすい体の部位と疾患や症状の一例を示します。


感染が起こりやすい体の部位と疾患・症状(一例)
一般的に感染症は外に通じている部位で起こりやすい


detailLink
骨髄の機能
血液の役割
骨髄抑制とは?
骨髄抑制の原因
発熱性好中球減少症について
過去に発症した感染症の再燃について
ステロイド(副腎皮質ホルモン)を長期に使用する場合

九州大学病院がんセンター
  九州大学病院 がんセンター・薬剤部

このパンフレットは、がん化学療法を受ける患者さん・ご家族に、がん治療の副作用について理解を深め、安心して治療を受けていただくために作成しました・・・(略)・・・


1 はじめに
① がんとは何か?
② がんの治療にはどんなものがあるか?
1.化学療法
薬(抗がん剤)によって治療することを「化学療法」と呼びます。
化学療法は、①がんが広がっていて手術が行えない場合や、②手術で切り取っても目に見えない小さながん細胞が残っていると思われる場合に、手術前後に補助的に行うことがあります。

2 がんの治療について
2.分子標的治療
がん細胞に特徴的に現われる分子を標的(ターゲット)として、薬(分子標的薬)によりがん細胞の増殖や転移を抑えるのが分子標的治療です。
一般的に、この治療は従来の抗がん剤と比較して正常細胞に対する影響が少ないと考えられています。
分子標的治療には、がん細胞に栄養や酸素を供給する血管の増殖を抑える治療法(血管新生阻害)や、がん細胞の分裂を促す
増殖因子を抑制する治療法(細胞増殖阻害)などがあります。

3.ホルモン療法
乳がん、子宮体部がん(子宮内膜がん)、前立腺がんなどの多くは、ホルモンに依存して増殖することが知られています。このようながんに対し、薬によってホルモンを調整することにより、がん細胞の増殖を抑えるのがホルモン療法です。


4.免疫チェックポイント阻害療法
免疫細胞はがん細胞を攻撃しますが、がん細胞は免疫細胞の働きを弱め免疫細胞の攻撃から逃れる仕組み(チェックポイント)を持っています。そこで、その仕組みに作用し免疫細胞の働きを再び活発にすることで、がん細胞を攻撃する治療が免疫チェックポイント阻害療法です。この治療は免疫細胞の働きを活発にするため、自己免疫に関わるさまざまな副作用が起こる可能性があります。このため、免疫チェックポイント阻害療法では、これら副作用の早期発見と早期対応が必要不可欠になります。

抗がん剤の多くは、細胞自体あるいは細胞の中にあるDNAに致命的な障害を及ぼすように作られています。細胞分裂が活発ながん細胞は、抗がん剤によるDNAの障害を受けやすくなります。
しかし、盛んに分裂・増殖をするのは、がん細胞だけではありません。
正常細胞でも、血液をつくる骨髄の造血細胞や口腔粘膜、消化管粘膜、毛根などの細胞は頻繁に細胞分裂をしているため、抗がん剤の作用を受けやすくなります。

造血細胞が傷ついて充分に分裂・増殖できなくなると、赤血球や白血球、血小板などが作られなくなり、貧血や感染症、出血などを引き起こしやすくなります。また、傷ついた正常細胞が口腔粘膜なら口内炎、消化管粘膜なら下痢、毛根細胞であれば脱毛といった症状が副作用として現れます。そのため、化学療法で特に起こりやすい副作用は白血球の減少、脱毛などですが、その他に抗がん剤によっては吐き気が強く出るものがあります。

副作用の起こりやすさは、使われる抗がん剤の種類によって違い、個人差もあります。抗がん剤の多くは、その効果を得るために、どうしても副作用が避けられないことがあります。だからこそ、副作用に関する正しい情報を得ておくことが大切になります。

3 副作用はなぜ起こるのか?
国立がんセンターがん対策情報センターがん情報サービスより
抗がん剤の副作用と発現時期
① 倦怠感
【なぜ起こるか、いつごろ起きやすいか】
倦怠感は、抗がん剤や放射線治療を受けているほとんどの患者さんでみられる症状です。貧血、低栄養、精神的ストレスなど様々な原因によって起きます。
その場合、一般的に抗がん剤投与3〜4日後に起こることが多いです。
【どんな薬で起こりやすいか】
全ての抗がん剤で起こりやすい副作用です。抗がん剤の種類、投与量、治療歴によって異なりますが、一般的に回数を重ねる毎に起こりやすくなると言われています。
【どんな対処方法があるか】
・・・(略)・・・
③便 秘
【なぜ起こるか、いつごろ起きやすいか】
腸の動きが悪くなり起きると言われています。その場合、一般的に抗がん剤投与の1週目に起こることが多いです。
【どんな薬で起こりやすいか】
オンコビン、フィルデシン、エクザール、パクリタキセル、ドセタキセルなどがあります。
アロキシ、グラニトセトロン(カイトリル)やラモセトロンなどの吐き気止めで便秘が起こることもあります。
・・・(略)・・・

⑥ しびれ感
【なぜ起こるか、いつごろ起きやすいか】
抗がん剤が神経の細胞に直接障害を及ぼしたり、間接的に神経に影響を与えることでじんじんするようなしびれ感が起きます。
その場合、一般的に、抗がん剤投与の2〜3週間後に起こります。指先や足先からはじまることが多く、手足の感覚が鈍くなったり、食事中に箸を落とすような症状が出ることがあります。
【どんな薬で起こりやすいか】
エルプラット、パクリタキセル、ドセタキセル、シスプラチン、カルボプラチン、アクプラ、オンコビン、ベルケイド、アブラキサンなどがあります。
・・・(略)・・・

⑦脱 毛
【なぜ起こるか、いつごろ起きやすいか】
頭皮の毛根細胞が抗がん剤で障害を受けることで脱毛が起きます。抜けるのは髪の毛だけではなく、眉毛、睫毛、陰毛などの毛も抜けます。一般的に、抗がん剤投与の2〜3週間後に起こります。髪は短いほうが、抜け毛の総量が少なく、手入れが楽などの利点があるので抗がん剤の治療を受ける前に短く切っておくほうがよいです。逆に、髪質によっては短かく切りすぎると切っ
た髪がトゲのように刺さり痛いこともあります。適度な長さに切りましょう。
【どんな薬で起こりやすいか】
パクリタキセル、ドセタキセル、ドキソルビシン、ラステット、イリノテカン、ファルモルビシン、イホマイド、オンコビン、ブレオ、メソトレキセート、フィルデシン、シスプラチン、アブラキサン、カルセドなどがあります。

⑧ 浮腫(むくみ)
【なぜ起こるか、いつごろ起きやすいか】
血管外に水分が漏れることで起こります。心臓、腎臓、肝臓の疾患があると手や足、顔などにむくみが起きることがあります。
【どんな薬で起こりやすいか】 ドセタキセル、

⑮ 白血球の減少と感染症
【なぜ起こるか、いつごろ起きやすいか】
抗がん剤によって骨髄細胞の血液を作る働きが障害されて起こります。
骨の中で、白血球、赤血球、血小板などの血液の細胞が出来るため、骨髄の細胞が障害を受けることにより、血液の
中の白血球が減少します。白血球は細菌やウイルスに人が感染することを防ぐ大切な働きがあるので、これが少なくなると感染しやすい状態になります。
その場合、一般的に抗がん剤投与の1週間〜10日後に起こります。
【どんな薬で起こりやすいか】
ほとんど全ての抗がん剤にみられ、抗がん剤による治療を行った時に最も高頻度に現れる副作用です。

・・・(略)・・・
⑯ 血小板の減少と出血
【なぜ起こるか、いつごろ起きやすいか】
抗がん剤で血液の中の血小板が減少することがあります。血小板は、血を固めて出血を止める働きがあるので、これが少なくなると鼻血、血便、血尿などが起こりやすい状態になります。
その場合、一般的に抗がん剤投与の1週間〜10日後に起こります。
【どんな薬で起こりやすいか】
ほとんど全ての抗がん剤で起こる可能性がある副作用です。
・・・(以下、略)・・・


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 昨日は、初めての「抗がん剤」の1時間での点滴中の様子や感想をブログに現在進行形で書いてみた。
 その時もそれ以降も、そして、今日も何も副作用はでていない。快調。
 副作用がないのは、効いていないからだという人も当然いるだろうけど、私は逆の考え。

 ともかく、今日は2日目。
 朝来た看護師に「体調は?」と問われて、
「快調、何の副作用らしきも出ていない」と答えた。
 「そんなこと聞いたことない・・」とのこと。

 1時間ほどしてきた医師。
 医師の質問も私の答えも同じ。
 続く医師の言葉は「副作用がそれなりに出て来るのは、4.5日から1週間ぐらいしてから」という説明。
 それは、医師らが一番心配する「骨髄抑制」などの血液などの変化・反応や他の内的ことだろう。
 
(昨日配布された、抗がん剤関係の投与予定表)
午後になっても、夕方の今になっても何の違和感もなく、食欲は旺盛。
 下のコンビニで「非糖質系、加熱済み」の食品を朝も昼も追加で食べた。
 他方で、パンやご飯、フルーツはもったいないけれど、今の身体の中に入るとガンの好むエサとなると考えるので、今日からは残すことにしている。

 さてさて、今日のブログは、この何の反応もない身体のことと、薬剤本体である抗がん剤の「ドセタキセル」についての次の基本情報、副作用情報をいくつか載せて、「油断はしない」との自戒としておく。

●前立腺がん 2018 抗がん剤の種類と副作用/★がん別にみる抗がん剤
●効能又は効果毎の用法及び用量/4 前立腺癌/タキソテール点滴静注用80mg/タキソテール点滴静注用20mg
●ドセタキセル療法/国立がん研究センター 中央病院
●ドセタキセル/トリプルネガティブ乳がん ふくろうの会


 なお、今さっき、医師が来て、「ガンの転移を診たいので、PETの検査をしたい。当面予約がいっぱいだったが、入院中にと無理に入れてもらって 来週8日〇時〇分となった。いいでしょうか」とのこと。
 いいも悪いも、「重い副作用が心配だから、そのころまでは退院させてもらえないですもんね」と答えた。

 昨日12月1日の私のブログへのアクセスは「閲覧数6,413 訪問者数1,281」。

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●前立腺がん  2018 抗がん剤の種類と副作用 
   ★  がん別にみる抗がん剤
・・・(略)・・・
従来、前立腺がんには抗がん剤が効かないとされてきましたが、近年の研究ではドセタキセル(商品名:タキソテール)という抗がん剤が有効であることがわかってきました。・・・(以下、略)・・・

●効能又は効果毎の用法及び用量
      タキソテール点滴静注用80mg/タキソテール点滴静注用20mg
4 前立腺癌
効能又は効果毎の用法及び用量
通常、成人に1日1回、ドセタキセルとして75mg/m2(体表面積)を1時間以上かけて3週間間隔で点滴静注する。なお、患者の状態により適宜減量すること。


●ドセタキセル療法
   国立がん研究センター 中央病院
ドセタキセル3週1回投与療法(以下ドセタキセル療法)は乳がんにおける代表的な治療法の一つです。

使用する抗がん剤
ドセタキセル注
ドセタキセルは、イチイ科の植物成分を原料として半合成された化合物です。細胞が分裂する際に必要な細胞構成成分の一つである微小管を安定化および過剰発現させることにより、がん細胞の増殖を阻害します。
このくすりの投与の副作用として、手足のむくみや胸やお腹への水分貯留が報告されています。この症状を予防するために、副腎皮質ホルモン(デキサメタゾン注)をあらかじめ投与します。
添加剤としてアルコールを含んでおりますので、アルコールに対しアレルギーのある方やお酒に弱い方は、お申し出下さい。

ドセタキセル療法の副作用
脱毛
くすりを注射してから2から3週間過ぎた頃より、髪の毛が抜けてきます。脱毛時に頭皮がピリピリと痛むことがありますが、次第におさまります。この脱毛は一時的なもので、全ての注射を終了してから2から3ヶ月で回復し始めます。

むくみ (浮腫)
投与を重ねる毎に、顔や足にむくみ(浮腫)を生じることがあります。一般的に5人に1人の割合でみられます。とくに手術を行った側の腕には術後のリンパ浮腫とあいまってむくみが出やすいようです。
むくみは体の中に余分な水分がたまっている状態です。このむくみは、投与が終了してから数ヶ月以内に回復していきます。また利尿剤を服用することで回復することもあります。

爪の変化
爪が変色したり、時にははがれるなどの変化がみられることがあります。治療が終われば、多くの場合回復いたします。爪は短く清潔に保ちましょう。爪がはがれる、浸出液が出る、爪周囲が赤くはれて痛みがあるなどの場合には、担当医にご相談下さい。

白血球減少
白血球は、体内へ細菌が入り込まないように守っている血液成分の1つです。一般的にくすりを注射してから1から2週間目に白血球の数が少なくなり、3から4週間目で回復してきます。白血球が減少すると細菌に対する防御能が低下し、発熱や感染を起こす可能性があります。感染症はひどくなると生命に危険を及ぼす可能性もあるので、白血球が減っている時期の感染の予防と感染をおこした場合の適切な対応が重要です。扁桃炎・虫歯・歯槽膿漏・痔などがある方は、あらかじめ担当医へご相談下さい。

38℃以上の発熱時には感染が疑われますので、抗菌薬を内服するなどの対応が必要です。一般的に、ドセタキセル療法の場合5人に1人程度の割合で発熱する方がいます。発熱(38℃以上)や下痢などの症状が重なった時は、病院へ連絡して下さい。

下痢
くすりを注射して当日に起こる急性の下痢と2日目以降から出現してくる遅発性の下痢をおこすことがあります。下痢をおこす頻度は10人に3人程度の割合です。

口内炎
くすりを注射してから一週間前後に起こすことがあります。10人に1人程度の割合で口に違和感を感じる方がいます。

アレルギー
アレルギーは、異物から自身を守るためのシステムが過剰に働いた際に起こります。アレルギーには、皮膚に湿疹が出来るような軽症のものから、血管が拡張し血圧が低下するような重篤なものまであります。点滴中にじんま疹ができたり、顔がほてってきたりした場合、冷や汗が出て気分が悪くなったりした場合には、医療スタッフにお申し出下さい。添加剤としてアルコールを含んでおりますので、アルコールに対しアレルギーのある方やお酒に弱い方は、お申し出下さい。

注射部位における皮膚障害  
このくすりは、注射の際のわずかな漏れでも皮膚障害を起こすことがあります。くすりを注射している間に、その注射部位が赤く腫れたり、痛みを感じる場合には、すぐに医療スタッフへお申し出下さい。

吐き気・嘔吐
ドセタキセル療法による吐き気や嘔吐の症状が出ることは比較的少なく、一般的には軽度です。

四肢への影響(関節痛・しびれ) 
ドセタキセル療法の場合、足の関節・筋肉の痛みや脱力感を感じることがあります。多くの場合は、くすりを注射してから2から3日後に症状が現れ、数日以内におさまってきます。また手足に正座をした後のようなしびれを感じる方がいます。この症状は、手袋と靴下の着用範囲に起こりやすいと言われています。
・・・(略)・・・
●ドセタキセル
トリプルネガティブ乳がん ふくろうの会
薬の溶解液中にアルコールを含むため、投与後は車の運転ができません。

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