読書と旅行の感想記 Impression of reading and travel
テリールーム terryroom
2008年和歌 Traditional Japanese Poetry of 2008
10月29日から、和歌の創作を始めました。
国学の勉強で、日本人と和歌の関係を知り、触発されて、それじゃ私も和歌を作ろうと思い実行しました。
秋から始めている京都散策で、社寺散策時に一首作るようにしています。
2008年のベスト3は次の通りです。
①広沢の池を眺めていにしえの 都の風を臨む旅かな (広沢池)
②身を清め神代の歌を賜りて 糺の森に時は流れる (下鴨神社)
③桃山の等伯に会い 輝ける壁一面に桜と楓 (智積院)
広沢池の作品が記念すべき私の生涯の第一作目です、下鴨神社の散策が良かったので、等伯の障壁画「桜楓図」が素晴らしかったのでこの作品をベスト3に選びました。
今年から和歌を始めたので、ベスト3以外の今年の作品を次の通り報告します。
真言の言葉伝えし山城の 心を映す大沢の池 (大覚寺)
面影を訪ね来りし三千院 紅き紅葉と瑠璃き苔かな (三千院)
竹の木々風が渡りて誰思ふ お茶を頂く大原の里 (宝泉院)
岩倉の静けさ辿りて実相院 床に浮かびし紅葉色ずく (実相院)
秋日和 紅葉巡り東山 美を語りつ白沙村荘 (白沙村荘)
哲学の道を歩きて法然院 明日の安らぎ弥陀の教えよ (法然院)
落葉踏み蹴上のぼりて枯れしじま 山々見ゆる鶴亀の庭 (金地院)
紅葉映え疏水のほとり無鄰庵 水音聞きて明治を偲ぶ (無鄰庵)
大元の宮に参りて 神々とうまし紅葉をともに語らん (吉田神社)
吉田山 越えて至りし真如堂 渇き無くなり心潤う (真如堂)
祇園社で維新に学び講話聴き 次の世代に真繋げん (八坂神社)
世の中の疲れ知りて歩きつつ 山越え阿弥陀に救い求める(金戒光明寺)
豊臣の鐘のみ残る明るさに 失いしものの辛さ際立つ (方広寺)
平安の香り運びし風流れ 小鳥囀る御所の零れ日 (京都御所)
です。
I started to create Waka - traditional Japanese poetry from 29 October 2008 onward. 17 Waka were made by me totally this year.
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )