空の冒険 An adventure in the air

吉田修一の『空の冒険』を読みました。
この作家は、私の好きな作家のひとりです。
何がすきなのか、どこが良いのか、うまく言えないのですが、好きな作家です。

この本は、短編小説12編とエッセイ11編でした。

物語は、悪人が出てこないので、安心して読めました。
どちらかというと、心温まる話でした。
いろいろな人物が登場して、人生に負けずに、めげずに、頑張ってほしいなあと思わせる話でした。

失業してつらい時に胸に浮かんだ憧れの人。
7年越の恋人から急に別れを告げられた人。
人間性の良さが理解されずに故郷に帰っった人。
この作家らしい切り口、視点での短い物語りでした。

旅のエッセイも、この作家の人間性が感じられて良かったです。

私の読後評価は、4☆と3☆の間です。



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