怒り Anger

吉田修一の『怒り』を読みました。
私の好きな作家のひとりの小説です。
人気になっているこの小説を読みました。

殺人事件があり、その現場には、血文字「怒」が残されていた。
その事件から1年後の夏、物語が始まります。

逃亡を続ける犯人をTVなどで発表するが、どこにいるのか、つかめない・・・。

房総の漁港での人々・・・。
東京で大手企業に勤めるゲイの若者とその周辺の人々・・・。
沖縄の離島で暮らす人々・・・。
話がいったりきたり、人々の名前が多く出てきて分かりにくく・・・。
話がどう進むのか分かりにくく・・・。
この作家特有の、つかみどころがはっきりしない文章で・・・。

エンデイングは悪くなかったが。

兎に角、途中まで、話の展開が掴みにくい、分かりにくい小説でした。
私の読後評価は、少し厳しく、普通の3☆とします。

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