虹かかる生み A rainbow in the sea

松永義弘の『虹かかる海』を読みました。
中浜万次郎の小説でした。

先般読んだ小説とノンフィクションと、この本で、ジョンマンの生涯が分かりました。
中浜万次郎は、本人の才能と努力はもちろんのこと、周りの人々と時代に恵まれて、良い生涯だったと分かりました。

*遭難し救助された捕鯨船の船長が良かった。
*アメリカで教育を受けさせてもらい、その知識を身に着けた。
*帰国のタイミングが良かった、鎖国から開国の時期に、ドンびしゃだった。
*島津斉彬、山之内容堂、阿部正弘など開明家から重要された。
*英語、アメリカ、航海術など、万次郎の知識と技術が、幕末に必要とされた。
*帰国後、20年後に、教育を受け、過ごした場所で、お世話になった船長と家族の人々と再会した。
*帰国後、アメリカ、欧州、上海などに派遣されて、旅行している。
*十分な待遇と処遇を得ており、72歳まで生きて、子息も良い人生を送られて。
などから、良い人生だっただろうと思いました。
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