tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

忘れ雪(いま、祭りが幕を閉じた)

2007-04-06 21:33:35 | プチ放浪 山道編
ホテルの駐車場でスキーやらアウトドアテーブルやら必要なものを、デリカスペースギアとレガシーツーリングワゴン、ステップワゴンの3台に積み込み、サントリーから差し入れのあったウーロン茶も忘れずにラゲージルームに積み込む。それぞれの車は、荷物をのせるため後部座席をたたんでいるが、結構、広いスペースに見えてすぐにいっぱいになってしまう。このため、あれこれ頭を使ってようやく収納。そして、それぞれ3台に分乗してスキー場に戻った。スキー場の駐車場から、手分けして道具をゲレンデの天狗山レストハウスの脇に運び込む。5台のアウトドアテーブルを並べ、15脚のアウトドアチェアを配置した。そのかたわらにタープを張る。雪面でのタープの設営ははじめてだった。イズミさんによれば、雪上ではタープを固定するプラスティック製のペグ(くい)はまったく効かないらしい。ペグを雪の中に打ち込むのではなく2本の長めのペグを十字に結んで、それをアンカーとして雪の中に埋め込むのがコツらしい。こうしてタープを張っているうちに、時計は15時をまわった。数人の若いボーダーが何事かとぼくらの作業を覗きこんでいく。断続的に降っていた雪は、発表会の開催に合わせて降り止んでくれた。並べたアウトドアテーブルに、ぼくらは持ってきた4台のノートPCを置いてそれぞれを起動させると、ロングバージョンのプロモーションビデオを再生した。このロングバージョンは、やはりコスギくんの力作でトータル15分もの動画になっている。3台のラジカセの周波数をFMワイヤレスマイクの周波数に合わせ、ルソーくんのDJが始まる。
「Good afternoon ladies and gentlmen. My name is Joel Rousseau, comming from the Ecole des Mines de Nancy.
Now we would like to introduce our promotion video taken with the ski tour held in shiga-kogen in last month.
Enjoy our demonstration. Thank you. ・・・・・・・・・・・」 のナレーションからはじまり、たぶん英語でのナレーションと同じ内容と思うが、フランス語で続く。フランス語での部分は何を言っているのかさっぱり分からないが、雰囲気はすごく良い。ゲレンデのボーダーやスキーヤーたちが遠巻きに興味深そうにこちらを見ていた。その後、ルソーくんのDJでメンバー紹介になった時、ぼくの携帯がなった。
「もしもし!」
「ヤノさんですか?」
「いえ。・・・いや、そうです。」
朝とまったく一緒の会話の出だしだったが、聞き覚えのあるユミちゃんの声が聞こえてきた。
「遅くなりました。いまバス停に着いたところです。」
ぼくは、ユミちゃんのことをすっかり忘れていた。そうだ、彼女も発表会に参加するんだった。
「今、発表会が始まったところ。すぐにこっちにおいでよ。」
「バスターミナルからどうやっていけばいいんですか?」
「ちょっと待ってね」
傍にいたヒロコさんにバスターミナルからの道のりを聞くと、結構、スキー場までは遠そうだった。ヒロコさんが、彼女を車で迎えに行くという。ぼくはユミちゃんにその旨を伝え、バスターミナルに着いたらヒロコさんから彼女の携帯に電話してもらうことにした。ユミちゃんに手伝ってもらうといっても、このあとはフォーメーションスキーをやるだけだ。だから、彼女を一度、ホテルに案内して荷物を置いたのち、スキーウエアに着替えてもらってスキー場に来てもらうことにした。ギャラリーはそんなに多くなそうだから、いっしょに滑ってもらうつもりだった。
コメント
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