里の秋。今も残る稲の「はさがけ」。
そういえば子供の頃、自転車で新しく造成された空き地によく行ってた。
農家があって、その家のおじいさん、おばあさんがいて、馬がいて、牛がいて、山羊がいて、鶏がいて・・・。
犬がいて、猫がいて。。
くもりガラスのはまった玄関の引き戸は常にオープン。庭先でおばあさんがお菓子をくれたっけ。
軒先には干し柿が下げられ、竹が風に揺れ、松の木が枝を張り、地面に放し飼いのワンコが坐っていた。
そんな里の秋を思い出すことができる田舎育ちは、もしかしたら、もう経験できない幸せな時を過ごさせて貰ったのかもしれない。
思えば乏しい子供時代。舗装された路なんて国道だけでしかなく、いつも遊びに行く道は、荷馬車の轍が残る田舎道だった。雨の日には大きなみずたまりができたけど、そこにだけ広い世界が広がってた。
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