ごきげんようでござる! クリアカラー仕様の限定販売商品の魅力は、通常版を上回る見た目の美しさにあり、通常版商品と並べてこそ美しさが引き立てられるものでござる。
今宵は、1998年に「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズⅡ」として販売された組み立て式キット商品、ビーストチェンジャーよりライオコンボイVSガルバトロン クリアボディセット 史上最大の対決(ビーストチェンジキット限定クリアボディセット、980円)の紹介でござる!
本品は同年に販売されたビーストチェンジャー商品、ライオコンボイVSガルバトロン(ビーストチェンジキットVol.1 史上最大の対決、500円)の成型色変更商品でござるが、販売価格は倍近くなっているでござる。
う~む・・・ 一応、箱や説明書は専用のモノが用意されており、販売方法も通常店舗販売だったのでござるから限定版を演出するする上での販売価格でござろうか?
まあ、通常版の方は組み立てキットとはいえ2体で500円でござるから当時の物価価値でも安すぎた感じがある商品だったでござるからバランスをとったのでござるかな? (笑)
先ずはライオコンボイ・クリアボディでござる。
本品はクリアブルーで成型された軟質パーツのボディをコアにプラスチック製の手足のパーツを組み替えて変形させる接着剤不要の設計で、商品は未塗装状態で付属のシールを貼り付けただけでござる。
本品は部品数削減の為に、首と腰は一体化されているので動かない欠点はつらいでござるが、ライオンンの尻尾や武器は取り外して組み替えればポージングの幅が広がるでござる。
なお、本品は今回の撮影の為に組み立ててみたでござるが、やはりクリアボディは美しいでござるな。
さあ、ロボットモードでは余剰パーツとなっていたライオンの前足と両腕を取り替えて組み換え変形させたビーストモードの白いライオンならぬ透明なライオンでござる。 (笑)
うむ、ディフォルメされたデザインとクリアパーツで中身が透ける造形は、不気味ながら神秘的な美しさがあるでござるよな。
本品には特殊な設定が付加されていないでござるが、パッケージには「クリアボディにパワーアップ!」と描かれているので何らかのパワーアップ形態かもしれないでござるな?
なお、拙者は資料性重視の無改造派なので、手を加えていないでござるが、サイバトロンのマークくらいは銀色で塗装する方が見栄えが好くなるでござろうな。
続いてはガルバトロン・クリアボディでござる!
本品もビーストチェンジキット版ガルバトロンの成型色変更品のクリア仕様でござるが、配色はライオコンボイ・クリアボディと同じ3色で成型されているでござる。
故にガルバトロン(D-16、ガルバトロン、2980円)のディフォルメ商品でござるが、やや配色によるイメージが異なるのが残念でござる。
しかし、本品はライオコンボイ・クリアボディ以上に部品数も多く可動箇所も多いのでござるが、首が動かせないのが辛いでござるが、敵役商品は主人公側商品以上に魅力的に仕上げるタカラの精神が活かされているでござる。
そう! パーツを大幅に組み替えて変形させたドリルタンク型のヴィークルモードでござる。
ただ残念なのは、ガルバトロンの頭部やガルバアックスが余剰パーツに成ってしまう事でござるよな。 (笑)
ドリルやキャタピラ造形にも問題はあるでござるが、そこはディフォルメ玩具ゆえの宿命でござるな。
本品もライオコンボイと同じく胴体部分のクリアブルーのパーツは軟質素材で成型されているでござる。
そして、最強のドラゴンモードに組み替え変形が可能でござるよな。
玩具版ガルバトロンと同じように3段変形できる設計は凄いと思うでござるが、ドラゴンの頭部を別パーツにしているので興ざめ感が隠せないでござるよな・・・
しかしまあ、本品は食玩の拡大商品と考えれば全く問題は無くなるでござる。
そう! 2体で500円なら儲けものでござるが、2体980円に成ってしまうと工夫が欲しいと思うのでござるよな。 (笑)
う~む・・・ 限定販売品の場合は生産数も少なくなるので少々販売価格は上乗せされる場合も多いのでござるが、本品の場合は少々高いと思うのでござるよな。 (笑)
まあ、販売価格は限定商品ゆえのプレミアでござるから拙者も納得済みでござる。
が、拙者的に本品購入時に大きな過ちを犯しているのでござる!
そう・・・ コレクターとしては初歩的なミス
「限定版を買って通常版を買い忘れる!」
でござる・・・
そう、拙者はビーストチェンジキットVol.1 史上最大の対決は未入手なのでござるよ。
う~む・・・ 限定版は比較対象である通常版が有ってこそ、真価を高めるモノであり史料価値でいえば単品の場合、通常販売品の方が高いのでござるよな。
もし、通常版と限定版が同じように2個あった場合で、どちらか1個しか購入できない場合であれば、後から通常版を購入できる環境にある場合じゃないかぎり、優先して通常版を購入するのがコンプリート目的のコレクターなのでござるよな。
そう、基本なくして限定版は無く、限定版を買い損ねても諦めがつくが、通常版だと諦めきれない複雑なコレクター心理なのでござる! (笑)