ウル〇ラの父が来た~♪
ウ〇トラの母が来た~♪
そ~してマグナスがやって来た~♪
拙者達G1世代にとっては、ウルトラマグナス(C-69、ウルトラマグナス、3980円)と言えば永遠のNo,2なのでござるが、トランスフォーマーもシリーズを重ねてくるとイロイロな解釈や応用で世界観が作られていき、とうとう「トランスフォーマー アニメイテッド」ではオートボット全軍を率いる総司令官にまで出世したでござる。
今宵は大型装甲車(大型武装車)に変形する、オートボット最高司令官にして、エリートガード総司官のウルトラマグナス(TA-27、ウルトラマグナス・ライト&サウンド、7140円)の紹介でござる!
本品は2010年展開の「トランスフォーマー アニメイテッド」商品として販売されたリーダークラスの大型商品で、ライト&サウンドギミック(単三乾電池2本・別売り)を内蔵しているでござるが、本品は2008年販売の海外版と異なり、サウンドギミックは日本語に改められ、ボディもメタリック塗装で仕上げられているでござる。
なお、本品販売は「夏のEZコレクションキャンペーン」(全4種、対象商品3000円以上で先着プレゼント)と重なった為に、店舗により対象商品とされたでござる。
拙者の購入品はジャスコ販売仕様である為に、パッケージには「EZコレクション」付きのシールが貼られており、スタースクリーム・クローンブラックVer.(EZコレクション、スタースクリーム・クローンブラックVer.非売品)が同梱されて販売されたでござるが、箱はシールが貼られている以外は通常販売版と同じで、ウルトラマグナスも通常販売品と同じでござる。
無論、本品に付属するSEGAのゲーム筐体に対応したプロモーションカードも同じ物でござるな。
なお、同キャンペーンにおいて、本品が固定対象商品になったのはamazoon.co.jpの通販のみで、そちらはサンストーム・クリアオレンジVer.(EZコレクション、サンストーム・クリアオレンジVer.非売品)が同梱(外付け?)されていたようでござる?
さて、本品のヴィークルモードは大型装甲車だったりするのでござるが、どうも本品は初代ウルトラマグナスのイメージに捉われず、歴代ウルトラマグナスのイメージを統合したようで、おそらく装甲車のイメージはマイクロン伝説版(MC-14、ウルトラマグナス、2980円)・・・ ちゅーか、海外販売のENERGON版ウルトラマグナス(日本ではToy,s dream projectより4500円で限定販売)あたりから来ているのでござろうな?
しかも、今回はサポートメカ無(?)の直接変形方式で設計されているでござる。
まあ、ゴッいイメージではカートランスポーターも装甲車も変わりないでござるかな?
さて、本品は8輪の大型装甲車で、デカい以外特徴が無いように見えるのででござるが、いざ戦闘状態となると攻撃形態(アタックモード)に変形するでござる!
フロントバンパー部分よりバルカン砲二基とコクピットに収納された三連装砲塔(?)二基を展開し、折りたたまれたマグナスランチャーをレバー操作で展開するでござる。
更にスイッチ操作で、銃撃音とマグナスランチャー先端部が光るでござる!
う~む・・・ 三連装砲塔によりスケール感が崩壊してしまったでござるが、武装形態は無駄にカッコイイでござるよな。 (笑)
商品ギミックではレバー操作によるマグナスランチャーや三連装砲塔の砲身を収縮させるギミックはツボなのでござるが、本品は元々メタリック塗装無で設計されていた為に、塗装のお陰でパーツが咬みあって可動が硬い部分があり、フロントバンパーのガトリング砲が起こし難いのでござるよな。 「説明書でもジョイントが硬い部分もあるので、動かすときは注意してください。」の注意書きがあるでござる。 更に拙者の購入品は頭部と腕部に塗装欠けがありキズのような感じになっているでござる。
塗装処理も考え物でござるよ?
しかしまあ、普段は極力武器を見せずに「平和の使者」を演出するのは正義のオートボット最高司令官としては当然の姿でござろうな。
が、戦車より軟らかいイメージの装甲車とはいえ、一般市民に与える威圧感は大きかったりするので、正義の庶民派司令官(?)としては失敗でござる。
まあ、指導者は強くなくてはいけない米国大統領の事を考えればソレも有りでござる。
少なくとも現日本国総理大臣のように威厳もへった暮れも無い選挙カーのイメージしかない売国主義者共の事を思えば、少々強気の装甲車でも許されるでござる! (笑)
さあ、ロボットモードの変形としては、外装の中にロボット本体が収納されたような変形でござるが、8輪のタイヤを左右に4輪づつ脚部内側に収納してしまう変形は、お見事!の一言に尽きるアイディアであり、変形に連動して変形音が鳴り、音声ギミックが切り替わるなど見所の多い商品でござる。
いや~本当に、アニメのデザインを忠実に再現できたものでござるな。
確かに足首が無いと接地性が悪いでござるが、元のデザインがアレでござるから本品の収納ギミックも活かせたのでござろう。
更に、親父くさいデザイン頭部には口パク・ギミックが搭載されているにもかかわらず、首がまわったり、胸部のスイッチ操作で目と胸部が光る上にTVアニメと同じ銀河万丈 氏の声で
「ウルトラマグナス トランスフォーム!」
「マグナスハンマー!」
「マグナスランチャー! 私が最高司令官だ」
のセリフが再生されるでござる。
うむ、もともと英語の音声ギミックだった場合、日本販売では作り直すコストを抑える為に、そのままか、削除してしまう場合もあるので、本品はタカラトミーも本腰を入れているようでござる。
やはり、少々コストは掛かっても劇中と同じ声の方が購入意欲が沸くでござるよ!
そして、本品に付属するウルトラマグナス武器であるマグナスハンマーも、収納状態から攻撃状態に変形で、クリアパーツ部分にもバネを利用したピコピコハンマー的な安全アクションギミックが仕込まれているのが心憎いでござるな。
まあ、ウルトラマグナスのイメージとは別にして大変似合っているでござる。
如何も日本ではハンマーはギャグ的要素を含んだ武器でござるが、古来より撲殺は最も単純で効果のある武器でござるから、下手な刀剣よりも扱いやすく破壊力のある武器なのでござるよ。
拙者的には、マグナスハンマーの柄は10センチほど長い方が好みでござるし、アーム保持用のジョイントも二ヵ所欲しかったでござる。
なお、マグナスハンマーは設定上、天候を操る事が可能で、雷雲を呼び寄せて雷を落とすことができるそうでござる。
更に背中に収納されたマグナスランチャーや三連装砲塔を展開するアタックモードに変形するでござる。
ウルトラマグナスの性格は、様々な惑星のあらゆる戦闘テクニックをマスターしたと噂されるほど経験豊富で、数々の優れた戦術で多くのディセプティコンを惑星サイバトロンより宇宙の闇に追い出したでござるが、弱者を守る献身的な高貴さも兼ね備えているそうでござる。
なお、能力値は、体力(10)、知力(10)、速度(8)、耐久力(9)、地位(10)、勇気(10)、火力(10)、技能(10)であり、オートボット最高司令官としてほ問題ないのでござるが、装甲車で耐久力(9)であることは少々納得がいかないでござる?
まあ、オール10の完璧差を求める日本人設定と、少々足りない方が人間らしく親しみやすいと感じる米国人設定の違いなのでござろうな?
余談でござるが、拙者は本品を入手するまで気がつかなかったでござるが・・・
本品の成型色なり塗装を、紫や緑に変更して胸部のエンブレムをデストロン マークのシールで隠して音声ギミックを削除すれば、マイクロン伝説のショックウェーブ(MD-06、ショックウェーブ、3980円)として通用しそうでござるが・・・ アニメイテッドでは既にショックウェーブ(TA-14、ディセプティコンショックウェーブ、3780円)が居るので、海外名のタイダルウェーブを名乗れば販売できそうでござるかな・・・ と、思ったりしたでござる。