トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ワンマンズアーミー

2010-08-09 04:35:42 | BW・ネオ

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ごきげんようでござる!

ビーストウォーズ日本展開での第3作目にあたる「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ ネオ」ではゴリラ(C-1、コンボイ、2980円)、白ライオン(C-16、ライオコンボイ、2980円)と続いた3人目の司令官の動物モチーフには苦労したようで、結果的には恐竜軍団と渡り合えるマンモスに決定したそうでござる。

ふむ、確かに絶滅種とはいえ、象よりも強そうなイメージがあるでござる。

ちゅー事で今宵は、マンモスに変形するサイバトロン軍総司令官

ビッグコンボイ(C-35、ビッグコンボイ、2980円)の紹介でござる!

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本品は1999年展開の「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ ネオ」商品として単品販売とマグマトロン(D-35、マグマトロン、2980円)とのVSセット(VS-35、大宇宙の対決、5800円)の2種が販売されたでござるが、本体仕様及び説明書やカードは同じでござる。

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なお、本品は急場しのぎの「ビーストウォーズⅡ」展開中に開発時間が確保でき、完全日本販売を前提としていた商品として販売されたおかげで、TAKARAのメーカー刻印と生産国(MADE IN TAIWAN)以外にアニメ製作会社の葦プロの名前も刻まれている珍しい商品となったでござる。

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商品はビーストモードでは四脚は略固定でござるが、軟質パーツ製のマンモスの鼻は頭頂部のレバー操作により可動し、牙はマンモスの耳を引っ張る事で可動するでござる。

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生物特徴を捉えたアクションギミックでござるが、マンモスゆえに地味でござるかな?

そう・・・ ゴリラや白ライオンに比べると巨体ゆえに重々しく破壊力が有りそうな図体ながら獰猛さには欠けるのでござるよな?

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しかし! ビッグコンボイには、ゴリラや白ライオンにはない第3形態のアタックモードが存在し、マンモスタンクモードに変形するでござる。

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見た目は少々グロテスクでござるが、マンモス背部を構成するビッグキャノンを展開させ、わき腹に収納されたマンモスハーケンを露出させる戦闘モードなのでござるよな。

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うむ、象を重戦車に例える場合もあるでござるが、本品はまさにマンモスタンクモードの名の如く重戦車でござる。

拙者的にはキャタピラが無いのは残念でござるが、同じくゾウに変形するサントン(C-28、サントン、1200円)とは異なる設計思想は感心するばかりでござる。

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なお、マンモスタンクモードでは商品デザイン上、マンモスハーケン(×2)は射出可能でござるが、ビッグキャノンのミサイル(×2)は発射ダイヤルが回せない為に射出できない欠点があるでござる。

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さあ、ロボットモードの変形は複雑で、いわゆる外皮の中にロボット本体が収納された設計で鎧を着込んだ重々しいデザインは、ビッグコンボイの名に相応しいでござる。

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しかも、シリーズ継承キャラのお約束で、デザインも複雑で角などの突起も増えるデザインは見事で、故意か偶然か左右非対称の左腕がクリアパーツで製作されている商品が実に良い味を出しているでござる。

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金メッキされた目や大型化したアンテナ(?)もバランスを崩すことなく造形されており、歴代コンボイ商品の中でも男前な造形でござる。

なお、スパーククリスタル(?)を兼ねた胸部カバーは開閉し、マトリクスを見る事が可能でござる。

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更に、マトリクスは着脱可能で両手に保持する事が可能なのでござるよな!

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しかも、両腕にはトンファーが収納されており、打撃系近接戦闘を行えるようでござる。

ライオコンボイとは異なる重火器・パワー系の司令官でござるな。

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そう! 商品も体全体に火器系の武器が仕込まれており、「伝説のワンマンズアーミー」の通り名の如く重武装なのでござるよな。

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設定上のビッグコンボイは、完成された戦闘能力を持つサイバトロン戦士で、本来は孤独を愛し、常に単独で任務を遂行してきた歴戦の戦士で、セイバートロン星のコンピューターであるベクターシグマ(未販売)の指令を受けてロングラック(C-29、ロングラック、2500円)達新兵の教官に就任した訳でござるから、役職名であるサイバトロン軍総司令官ちゅーのは、間違いだったりするのでござるよな?

まあ、部隊司令官とか部隊指揮官にしておかないと、本来のサイバトロン軍総司令官(最高権力者)であるグレートコンボイ(未販売)の立場が丸つぶれなのでござるよな。 (笑)

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一応アニメ本編では、グレートコンボイ亡き後サイバトロン軍の総指揮を任されたのがライオコンボイだったらしく、ビッグコンボイ自身は総司令官の座には興味が無いようでござるな。

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さて、ビッグコンボイ最大の武器であるビッグキャノンはダイヤル式でミサイルを連射するギミックを搭載しており、マンモスからロボットモードの変形でも取り外さず変形が可能な設計でござるが、実際に変形させるには一度本体から取り外した方が変形させやすかったでござる。 (笑)

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脚部のマンモスハーケン共々、無にデカイ武器は男心をくすぐるものがあるでござるが、ミサイルパーツの予備が無いのは残念でござるよな。

いくら余剰パーツ対策とはいえ、ミサイルは消耗品でござるから、予備は欲しいでござるよ。 (笑)

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そう! 本品の欠点を挙げれば予備ミサイルが無い事や、アタックモードでミサイルが撃てない、外皮のおかげでポージングが難しいなどが上げられるでござるが、かなり考え込まれて設計された商品である事が感じられる一品でござるよな。

出来ることならマスターピースで再設計されるとか、新シリーズで戦車か装甲車に変形するリニューアル商品が欲しいところでござる。