歴歩

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古賀市・船原古墳 2013年に出土した馬具にガラス装飾が施されていた

2016年01月29日 | Weblog
 九州歴史資料館(福岡県小郡市)と福岡県古賀市教委は28日、2013年3月に古墳時代後期(6世紀末~7世紀初め)の船原(ふなばる)古墳・埋納坑(同市谷山)から出土した金銅製馬具のうち、9点(辻金具8点と、雲珠1点)にガラスの装飾が施されていたと発表した。ガラス装飾の馬具が見つかったのは奈良県・藤ノ木古墳から出土した鞍金具に次ぎ国内2例目という。
韓国・慶州にある新羅の遺跡でガラス製の辻金具と雲珠が見つかっており、金銅とガラスの組み合わせは新羅特有のものであり、新羅との活発な交流がうかがえるとしている。
 九州歴史資料館(福岡県小郡市)が、出土時に風化で白化していた中央のドーム状(直径4・5cm)の表面を蛍光エックス線で材質を分析したところ、色を付けるために鉛を混ぜた「鉛ガラス」であることが判明したという。 ガラスは補強のため銅で裏打ちされ、金銅製の本体に取り付けられていた。ガラス部分の表面は鮮やかな緑色だったと見られるという。
[参考:西日本新聞、毎日新聞]

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